信二と愛菜により、八月四日のための備えは、着々と進められていった。
幸いなことに、夏休みの宿題には星の観察なるものが存在しており、それを何人かでまとめてやる、ということで話をつけたらしい。
現在、男子七人、女子五人を動員できることになっているらしい。
かくいう進夢もメンバーに入っているのだが。
「まぁ、十分な人数とは言えないけど、なんとかなるんじゃないか?」
不敵に微笑む信二に、心強ささえ感じる進夢だった。
一方、かさこさまの調査の方は、いま一つ進展がなかった。
あれから、舞夜とともにいくつかの図書館を回ったものの、有益な資料は見つからず、その正体は未だに判明していなかった。それでもめげずに、むしろ嬉々とした様子で図書館巡りを続ける舞夜に、進夢は首を傾げるばかりだった。
「なんか、舞夜、調査がはかどらないのに、やけに楽しそうだね?」
「そんなつもりはないけれ********
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