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vlt/ng.hb
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初めて見ると言っても過言では無いほどアキラが煙草を吸っている。普段はシーシャをよく口にしているところを見ている。今日は雲で月が隠れているにも関わらず光を絶えない明るさに月と目が合う。その瞬間にはアキラの目と見合わせるようになった。逆光で暗くなっている顔ですら整っている綺麗な顔立ちで、「どうしたんですか?」の問いかけに「いや、、、なんでも」と、答えるしか無かった。また一段と雲で隠れる月の様子に自分の心を表現しているようだった。「アキラ」と呼び「はい」と言う。「…その……そのぁ、っと…ぇ、、」「何か頼み事ですか?」「…そのぉ……」「今日、…でき…今日ッ、ゃ……りたぃ…」「いいですよちょっと待っててくださいね」「ぅん……」素直に口に出した言葉をアキラに伝えられた。そんな時嬉しさが込み上げてくる。近くに置いてある灰皿に煙草を置いたアキラがベランダへ俺の手を引っ張る。呼吸が出来なくなったと思えば口内に広がる煙草の苦さと絡ませてくる舌が身体へと伝わり反応する。数秒後舌が離れるとアキラにまた手を引っ張られベッドへ飛び込む。「ひ、、さしぶりだからッ」「分かってる」「早くちょうだい?」その言葉にアキラが動き、2人が重なり合って隙間が無くなった。その影を月の光でシーツに写した。
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