テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
「わ、か、い···?」
りょうちゃんが消えそうな声で俺の名前を呼んだ。
元貴の家で裸のりょうちゃんを押し倒している俺はその戸惑いの表情を見つめて、今まで元貴とシていたと思い込んでいただろうりょうちゃんに優しく笑った。
「そうだよ、俺だよ。元貴じゃない···りょうちゃんを抱いてたのは、俺」
「···な、なんで?元貴は?なんでここに···や、だ···どいて、離れて僕から···!ひっ···」
「ここまできて?こんな姿見て?俺だって···我慢してたのに、元貴がここに呼び出したってことはそういうことじゃないの?」
「やめて!やだっ、離して···!」
さっきまで縛られて赤くなった手首をベッドに押し付ける。
痛みか怖さからかりょうちゃんの顔が歪んで足をバタバタと俺から逃げようとする。
可哀想で、可愛い。
俺だってまさかこんなことのために呼び出されたなんて思ってもなかった。
元貴が夜家に来てほしいって、連絡したら何も言わなくていいから寝室に黙って入って来てほしいって。
理由もわからず俺は元貴のことだから何かあるんだろうなんて安易に部屋に入ってそこにまさか裸のりょうちゃんが···拘束されて脚を広げてあんなこと言って居るなんて思わないだろ?
悪い夢のようだった。
けど望んだものだったようにも思えた。
元貴だと勘違いしてるってわかったけど自分を抑えることは出来なくてりょうちゃんの痴態を受け入れた。
喘ぎながらおねだりするりょうちゃんに俺の理性は働かなくて。
けど元貴が好きだと、若井とはくっつかないと言われて何かがキレた。
今、りょうちゃんを助けたのは俺だ。
元貴にこんな風にされて。
気持ちよくしてあげてるのは俺だ。
そしてその目隠しを外して暴れるりょうちゃんに押さえつけるようなキスをした。
「ぁっ···ン゙!」
「はっ、もっと···!」
舌を差し込みその口を犯す。
そして腰を動かしてりょうちゃんのに擦り付けるとぬるぬるとしてその感触を味わっているとさっきの熱を思い出したのかりょうちゃんのがだんだんと硬さを取り戻していく。
「いっ···やぁ、ぁ、ぁ!やだ!だめだよ、こんな···!」
「俺をにも味あわせてよ、元貴がいつも大切にしてるものを···」
だめなら呼ぶはずがないんだ。
あの元貴だから。
いつもちょっとりょうちゃんと仲良くにしてるだけで怖いくらいの目線を送る元貴だから。
「いや、いやぁ!ぁっ···あぁ···」
「なか···あつ、きもち···っ」
「ン゙っ、んん〜っ、やぁ···」
なかはあつくてとけそうで俺のを受け入れて離さない。
りょうちゃんを気持ちよくさせたくて腰を動かすと抵抗が少し緩まって必死で声を我慢してるみたいだった。
「気持ちいい?気持ちいいよね?さっきみたいに声聞かせてよ」
「ない、よくない···っ、からぁっ···」
「俺はいいよ?りょうちゃんが好きだから···ずっと好きだった···!」
ぴったりと身体をくっつけて逃げられないように押さえ込み、耳を舐めながら好き、好きと繰り返す。
「ぅ、ぁ···やっ、めて···♡」
「好き、奥に欲しいんだよね?いっぱいしてあげるからね···♡」
「わかい···っ、だめぇ···♡ん、ぁっ、そこ、だめ···」
りょうちゃんの甘い声が耳元で聞こえる。もっと聞かせて、俺を欲しがって。
「ここいいんだね、もっと欲しいでしょ?」
「やぁ···っ♡だめなのに···んっ、はぁ、ぁっ♡」
抵抗してるのか煽っているのかわからないような言葉を繰り返す。
いいよ、罰なら俺が受けるから。
何かあったら2人で逃げてもいい。
そう思いながら自分勝手にりょうちゃんを愛する。
ずちゅっ、ぐちゅっ···いやらしい音を立てながら腰を動かすとあっというまに限界が近くなっていき、それはりょうちゃんもだった。
目を閉じてやだ、といいながら俺にしがみつく腕は強くなる。
「りょうちゃん、好き···もう、限界···!い、く···っ」
「んっ、あっ···だ、めぇ♡ぬいて、おねがいっ···」
「嫌だ、ごめん、無理っ···」
ごめん、ごめん。
けど後悔はない。
ぐっと奥に押し当ててりょうちゃんを押さえ込み一番奥まで全部を注ぎ込もうと抱きしめる。
「···!あ、ぁっ、いっ、くぅ···♡だめ、やだ、もときっ···ぁ···」
悲鳴のような声をあげて、俺の腕の中でぐったりと力を失ったりょうちゃんの顔は涙で濡れていてその頬にそっとキスをしてから離れる。
123
1,713
寿司ったらん
4,135
汚れたベッドとりょうちゃんからでたもので濡れた自分の身体を見て少しぼうっとしてしまう。
現実なのに、非現実すぎて。
「りょうちゃん大丈夫かな···明日はしんだいだろうね、派手にやっちゃって」
「元貴···おまえ、なんで···?」
「とりあえずりょうちゃん拭いてあげて。俺はシーツ取り替えるから」
恋人が他の人に襲われて裸で目の前にいるっていうのに怖いくらい元貴はいつ戻りで手慣れた様子でベッドメイキングしていく。
せめて怒鳴られて殴られて責められるなら言い返すことも謝ることも出来るのに、元貴は淡々としていて···余計に気味悪さを感じた。
「よく寝てる···ゆっくりおやすみ、りょうちゃん」
綺麗になったりょうちゃんにキスをしてそっと照明を落としてドアを静かに閉めた元貴と俺はテーブルを挟んで向かい合っていた。
「···俺は、りょうちゃんが好きだ」
「わかってるよ、好きじゃないとあんなことしないだろ」
やっぱり···元貴は見てたんだ、俺がしたことを。
じゃあなんで止めなかった?
なんで今こんなに普通なんだ?
「元貴のことがわからない···何がしたかった?りょうちゃんに片想いしてる俺を憐れんでる?ほんとにわけわからねぇよ!」
「りょうちゃんが起きちゃうから静かに。それにわかってもらうつもりなんてないから。お前にもりょうちゃんにもわからない···憐れんでるなんてとんでもない、りょうちゃんが若井に取られるかもしれないって不安なくらいなのに···俺はいつだって怖いんだ。りょうちゃんが優しく他の人に微笑むだけで俺は捨てられるんじゃないかって」
「じゃあ···なんで···もっと優しくしてあげたらいいじゃん···大切にして、愛して···」
元貴は笑った。
声は出さす口元だけで···その瞳には光はなくて静かな諦めにも似た色だった。
「守るだけじゃだめなんだよ···いつか飽きられて、捨てられて、忘れ去られるんだ。人間ってそういうものだから、例外なくね」
だから攻めだったっていうのか?
俺をここに呼んだことが。
それがりょうちゃんを繋ぎ止めておく手段の一つだっていうのか?
「···は、ほんとわからない···これでりょうちゃんに嫌われたらどうするの?」
「······。」
「···それはないって元貴はわかってるんだよね?」
「りょうちゃん···」
部屋から出てきたりょうちゃんはそっと元貴を後ろから抱きしめた。
気づいたら眠ってしまっていたみたいで身体を起こして暗い中あたりを見ると元貴の部屋だ、と安心してもう一度ベッドに倒れた。
身体の違和感で先程の行為が嘘じゃないことがわかった。リビングから聞こえる声が若井と元貴のだと気づいて2人の会話に耳を澄ました。
若井、怒ってる。
当然だよね。
けどそれは僕のことを思ってくれてるような優しさからの怒り。
やっぱり若井はどこまでも優しくて···半ば無理矢理だったあの行為も結局最後受け入れて縋ったのは自分だったわけで···。
若井の優しさに、自分の弱さに、元貴の孤独に···思わず涙が溢れた。
「りょうちゃんに嫌われたらどうするの?」
···こんなことされても元貴を嫌いだとか別れるとか、そんな考えが少しも浮かばない。
「···それはないって元貴はわかってるんだよね?」
「りょうちゃん···」
元貴を抱きしめてやっと安心した。
僕のこと嫌いになったわけでも、いらなくなったわけでもなくて帰って来てくれたことが嬉しかった。
「···若井、こっち側においでよ。りょうちゃんと俺が知らない所で仲良くされるのは耐えられない。···けど、そうじゃないなら」
若井が驚いた表情になる。
それは甘い誘いのようで全ては元貴の掌の上だということ。
「りょうちゃんは、いいの?それでいいの?!元貴のことが好きなのに、そんな···そんなこと···」
「僕、若井のことも好きだよ。ありがとう、優しいね···だから、いいんだよ。若井も仲間···でしょ?」
元貴から離れて若井の肩に手を置いた。若井が僕の手に自分の手を重ねてぎゅっと力を入れて元貴を真っすぐに見つめた。
その瞳は力強くてハッキリとした意志を感じる。
「···決まり、だね」
少し嬉しそうな元貴の声が静かに響いた。
ごめんね、若井。
巻き込んでしまって。
けど僕は何があっても元貴のことを嫌いになれないし、僕から離れられては困るんだ。
元貴は立ち上がると僕と若井2人ごとしがみつくように抱きしめるとぞくりとするほど綺麗な表情で笑った。
「若井、今日泊まって帰るでしょ?もちろんりょうちゃんも···俺にも可愛い姿見せて?我慢できないなぁ」
身体が元貴の言葉にぴくっと反応してしまう。
まだ長い夜は続く。
元貴の独占欲の境界線で僕も若井もきっとまだ彷徨うんだ。
コメント
3件
ねぇ、最高🥹🔥 書き方も全部大好きだわ🤦🏻♀️🤦🏻♀️

なんですか!これは!!! とても好きです!! みんな狂っておかしくなっちゃうのいいです😳😳😳 愛ゆえですね🫰🏻