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トースターの中からパンが弾ける音で目が覚める
朦朧とする感覚の中で猛烈に喉の渇きを覚え眼鏡をかけ水を探す。
その時、キッチンにいたミシェルを見つけ我に帰る。
ポールはベッドから飛び出しミシェルのもとに駆け寄った。
びっくりした様子でこちらを見つめるミシェルにまだ混乱したままのポールがなんとか状況を伝えた。
ミシェルは、『それは怖い夢を見たね。』
と声を掛けた。
今でもあの日の事を鮮明に思い出す。
夢なら気付くと記憶から消えてしまうはずなのに、食べたものや触れた感触など身体も記憶している気がした。