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やばい目から滝が流れてる..
あれ?何か顔が水でめっちゃ濡れてる
あれ…目から海水が…(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
場面的にはゾムさんが昏睡状態から目が覚めたあたりだと思ってくれたら大丈夫です。
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ぺ神)ゾム…?起きたの?
ゾム)…っ…あ”…
ぺ神)あんまり喋らない方がいいよ、それより、みんなに知らせるね。
ゾム)コクコク『ありがとう』
ゾムは口パクでそう言った。
インカム『みんな、医務室に集合〜ゾムが起きたよ〜』
ぺ神)ふぅ、ゾム水のもっか。
ゾム)…ありがとぺ神
ぺ神)いえいえ〜
ガラガラガラッ
みんな)ぺ神!!!!!!!
ぺ神)…医務室では静かにね?
みんな)…スンッ
グル)それより、ゾムが起きたって本当か?
ゾム)おはよ〜グルッペン達〜
トン)ゾム‼︎大丈夫なんか?どこも辛くないんか?
ロボ)トントンがオカンになっとる…
ゾム)んふふ大丈夫やで!
シャ)よかったぁ…ほんま心配したんやで?
ゾム)…誰か任務でも行っとった?
鬱)ん?なんで?
ゾム)いや…なんか火薬の匂いが普段よりきつい、気がする…
ショ)あぁそれワイかも知れませんさっきまで武器の手入れしてたんすよ。
ゾム)んー多分そうかも…?
グル)あれじゃないか?そろそろ戦争が始まるからみんなその準備や、訓練してるからじゃないか?
エミ)それなら私も新しい兵器をさっきまで試してましたし…
ゾム)あーそれかも…てかそろそろ戦争なんや!俺の分まで頑張れよ!エミさん!
エミ)うえぇ?私ですか?
ゾム)新しい兵器試してたんやろ?
エミ)確かにそうですけど…
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始まった戦争は俺達の軍が優勢。しかし油断はできない、いつ何があるか分からないから。
戦争が始まる1日前、ゾムとある約束をしていた。
ゾム)なぁトントン〜
トン)どしたん?ゾム
ゾム)俺と約束して欲しいことがねん…
トン)ええよ、何か言ってみ?
ゾム)この戦争、絶対に勝って欲しいねん、そんで、必ず生きて帰って欲しいねん。
トン)…わかった、ならゾムも俺達が帰ってくるまで死ぬなよ。
ゾム)……おんそうやね…
トン)じゃあ俺もう寝るな?
ゾム)あぁおやすみ、トントン
トン)おやすみ、ゾム
暫くして戦争は無事我々軍の勝利。これと言った重傷者はほとんど無し。早くゾムのところへ行かないと、勝ったことを知らせないと…
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走ってゾムのところへ帰ると、すでに殆どのメンバーが集まっている。が、何処か様子がおかしい…どうしたんだ…
ロボ)あ…トントン…ゾムが…ゾムが…‼︎
トン)まさか…‼︎
俺は急いでゾムのベッドへ駆けつける。
そこにはすでに冷たくなったゾムが眠るように死んでいた…顔はどこか穏やかで微笑んでいるようにも見える。
トン)あぁ…ゾム…‼︎約束したやん!俺ら勝ってきたで…‼︎誰も死なんかったし、怪我も殆どしてないで…?帰ってくるまでは死なん言ったやん…‼︎
俺がそう問いかけてもゾムは返事をしない。俺はゾムが死んだという事実についていけず、ただただ涙を流すばかりだった。
ぺ神の話によると、戦争で相手が降参した後眠るように亡くなったらしい。
ぺ神)トントン…これゾムから
ぺ神から渡されたのはゾムが愛用していたナイフだった。あいつの目と同じ色のペリドットがはめられあいつが作った専用のナイフ。俺はそれを抱きしめてさらに泣いた。周りのみんなも同じように泣いていた。
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それから数ヶ月後、少しずつだけどみんな立ち直り始めて、だけど何処か空元気でいる。かく言う俺もなかなか立ち直れずにいる。
そんなある日、ぺ神から会議室へ集まるように言われた。ぺ神から言われることは珍しいため疑問に思いつつすぐに向かうことにした。
ぺ神)みんな集まった?
グル)ああ、それよりどうしてここへ集めたんだ?
ぺ神)それがね、ゾムのことなんだけど…
コネ)ゾム…?なんであいつのこと?
ぺ神)ゾムがね、最後みんなに渡して欲しいものと見て欲しいものがあるから、俺にある程度時間がたったらって言われたんだ。
トン)んで、そのものって?
トントンがそう言うとぺ神がそっと手紙を取り出した。多分だが、幹部全員分あるのだろう。
ぺ神)まずは個人に向けた手紙。その次にみんなへ向けたビデオメッセージ…取り敢えず手紙渡すね。
ぺ神がみんなに手紙を渡し終わると、次にビデオメッセージの準備をし始めた。
ぺ神)よしっこれで見れるはず…
ぺ神の声と共にビデオメッセージが流れ始めた。そこには数ヶ月前亡くなってしまったゾムが映っていた。まだ顔色も良いから昏睡状態になる前に撮ったのだろう。
ゾム)『あー、これもう映ってる?』
ぺ神)『うん、もう撮ってるよ。』
ゾム)『さんきゅーぺ神』
ぺ神)『ううん、じゃあ俺は隣の部屋いるから終わったら言ってね〜』
ゾム)『はーい……行ったなよし!』
ゾム)『いぇーいみんな見てるぅ?w』
ゾム)『…多分さ、これ見てるってことは俺になんかあったって事でしょ?まぁ死んだとしか考えられんけど…みんな俺のこと忘れてない?覚えてるよな?』
…忘れるわけないやん。みんなお前の事大切な仲間だって思っとるんやから。
ゾム)『まぁみんなの事やから俺のこと覚えとるやろうけどなー』
ゾム)『…みんなあれやで?しんみりしとったら俺、地獄の果てまで呪い続けるからな?』
鬱)…ゾムさんらしいなぁ
ゾム)『はい!そこで俺らしいって言った人ー‼︎…まぁ居らんかったらただただ恥ずいだけやけど…まぁ大先生あたりが言っとるんやないの?』
トン)w大先生心読まれとるやん!www
鬱)wwwほんまになwあの子には敵わへんな今も昔も…
ゾム)『まぁあんまし言いたいことないんやけどさ俺からの最後の我儘聞いて欲しいな〜?』
ゾム)『みんな、後追いとかせんでな?後、俺がおらんくて寂しいからって仕事ばっかすんなよ?それから、俺の分までしっかり戦争で暴れてな?』
ゾム)『ずーっと俺はみんなの事大好きやから…』
ゾム)『元気出してな…?』
ゾム)『…なんかもう眠たくなってきたし、これでおしまいっ‼︎』
ここでビデオメッセージは終わった。
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あれから数日後、前ほどではないが幹部達も元気を取り戻し、内ゲバや訓練など毎日楽しくやっていた。そして、幹部達で1日休みをとって、ゾムの墓参りに行って、あったことを話したり、飲み食いしたりしている。
『みんな、ありがとな』
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はい…ここで終わりとなります。
そして、今回の話しで、脅威さんの秘密は終わりとなります。ここまで読んでくださり、本当にありがとうございます。そして、今まで、コメントをしてくださった方々、フォローしてくださった方々、本当にありがとうございました。結構、コメントやフォローはモチベに繋がります。また、脅威長編集を読んでいない方はぜひ読んでみてください。
本シリーズを読んでくださりありがとうございました!
うにくれそん