つづき
◇
てんしさま side
俺の腕の中で眠るナマエ。
すぅすぅと小さい寝息を立てていて実にかわいらしい。
「やっと…」
やっとだ。本当に。
ナマエを連れて行くために、何年待ったことか。
軽く10年は待っただろう。ああ、長かった……、でも、もう待たなくてもいい。だってナマエが俺の腕の中にいるから。
やっていることは天使様らしくないかもしれないけれど、仕方ないだろう。ナマエは俺の女神様なんだから。
俺にはナマエしかおらんし、ナマエには俺しかおらん。
「……ふ、かわええ」
ナマエの頬をそっと撫で、アイツらが待っているところまで羽を急がせる。
はやく、アイツらにも会わせて認めてもらわんとな。
まあ多分すぐ認めてくれるけど。
◇
人外!!!書きたかったんダ…!!
やっと書けて満足です💖







