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#幽霊
凛道桜嵐 新
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#日常
がくじゅつてき・あかげ
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わーい
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自分が人殺しだとバレるのではないかと、ずっと苦しんできた。
やったことはひとつだ。客が注文したレモンサワーに睡眠薬を溶かしただけ。でも、眠り込んだ客が何をされるかは分かっていた。俺が睡眠薬を入れなければ殺されなかった。人殺しに加担したんだ。
倉沢さん。変な客だった。俺が下積みしている店にずっと通い詰めていた客。彼は、俺が店を持ちたいと言っていることをどこかで聞いたらしく、ある日札束を持ってきて「開店費用の足しにしろ」とぼそっと言った。
「そ、そんな、何もしてないのにもらえません」
「汚い金じゃない」
「でも……」
「店できたら教えてくれ、通うから」
ヤクザなのは知っていた。けれど彼が店で騒ぎを起こすことは一度たりともなかったし、彼が通うのはむしろチンピラよけになるくらいだった。彼のおかげで、自分の店が持てたようなものなのに。
彼を殺して36年、ずっとバレることを恐れていた。36年後、倉沢さんのことを話す客が来た。
36年前だ。時効だ。でも倉沢さんのことを知る客がいた。
何をされるんだ? あの客は、いったい何者だったんだ?
コメント
1件
ああ、これ561話か……。重いな。過去の罪を36年も抱えて生きてきた相楽の焦りがひしひし伝わってきた。倉沢さんを♡♡♡たわけじゃないけど、加担したって自覚があって、ずっと怯えてたんだな。レモンサワーに睡眠薬っていう具体的な行為が生々しくて、読んでて胸が痛んだ。あの客はいったい何者なんだろう。続きが気になる。