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『放課後、ミルク色の熱に浮かされて』
放課後のチャイムが、地獄の宣告のように聞こえた。
吉田仁人は、誰もいない空き教室の机にしがみつき、荒い呼吸を繰り返す。
(……最悪だ。よりによって、今日……っ)
不規則なヒート(発情期)。
いつもは抑制剤で抑えているはずが、体が熱くて、指先一つ動かすのも億劫だ。
鼻をつく甘い蜜のような自分の匂いに、吐き気がする。
「……じんと? まだ帰ってねーの」
扉が開く音がして、聞き慣れた低い声が響く。佐野勇斗だ。
高身長で運動神経抜群、クラスの主役。そんな彼が、異変に気づいて足早に近づいてくる。
「っ、勇斗……来んな、……あっち、行って……」
「行けるわけねーだろ。お前、匂いダダ漏れだぞ」
勇斗が背後に立った瞬間、強烈なアルファの香りが仁人を包み込んだ。
仁人の小さな体が、その圧倒的な存在感にびくんと跳ねる。
「……助けて、やるよ。ここじゃ誰か来るから、移動すんぞ」
勇斗の大きな手に引かれ、逃げ込むように入った個室。
狭い空間で、身長差のある二人の体が密着する。
勇斗が仁人を壁に押し付けると、仁人の細い肩が震えた。
「……っ、ん……勇斗、……やだ、……恥ずかし、い……」
「恥ずかしいこと、今からいっぱいすんだよ」
勇斗の大きな掌が、仁人の制服のシャツを強引に捲り上げる。
白い肌が露出し、勇斗の熱い舌が仁人のうなじを這った。
「ひゃ……っ!」
腰が抜けて崩れ落ちそうになる仁人を、勇斗は片腕で軽々と持ち上げ、便器の蓋の上に座らせる。
「声、漏らすなよ。外、誰か通るかも」
「んんぅ……っ!!」
勇斗の指が、熱く湿った仁人の最深部に触れる。
自分の体とは思えないほど淫らな音を立てる場所に、仁人は顔を覆って泣きじゃくった。
トイレだけでは、高まった熱は収まらない。
勇斗は乱れた仁人の服を整えると、今度は人気の途絶えた体育館の奥へと彼を連れ去った。
跳び箱の影、マットの匂いが充満する薄暗い空間。
「……まだ、足りないんだろ」
「っ、はやと……もっと、……中、いれて……」
自分から服を脱ごうとする仁人の手を取り、勇斗が覆い被さる。
大きな佐野の体に包まれると、仁人は自分がひどく小さな存在に思えて、それがひどく心地よかった。
「仁人のここ、めちゃくちゃ熱い。……俺のこと、欲しがってんの
「あ、ぁ……っ、うそ、……っ、はぁ、……い、いって……!」
勇斗の逞しい楔が、仁人の狭い秘所を強引に割り広げていく。
ミシミシと音がしそうなほどの圧迫感。
仁人は佐野の首にしがみつき、彼の肩を強く噛んだ。
「……痛い……、けど……気持ち、いい……っ、勇斗、……はや、とぉ……!」
「あぁ、可愛い……。全部俺に預けろ」
激しく突かれるたびに、仁人の視界が白く弾ける。
マットの上で跳ねる小さな体と、それを押さえつける大きな手。
外では部活の声が響いているというのに、この影の中だけは、二人だけの獣のような交わりが続いていた。
最後に、二人は誰も来ない最上階の踊り場で、重なり合ったまま長い余韻に浸っていた。
仁人の太ももには、白濁とした証がいくつも垂れている。
佐野は、ぐったりと自分の胸に顔を埋める仁人の頭を、愛おしそうに撫でた。
「……明日、学校来れるか?」
「……佐野のせいだ。腰、抜けて動けない……」
「ははっ、じゃあ家までおんぶしてってやるよ」
不敵に笑う佐野の胸の中で、仁人はようやく落ち着いた体温を感じながら、ゆっくりと目を閉じた。
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