💚side
ドラマの仕事が終わって、俺はめめの家に行った。
🖤「阿部ちゃん、おかえり」
めめの様子はいつもと変わらない。
照から詳しい事情を聞いた時も、翔太のキスの相手がめめのわけがないと思った。
だから改めてどうこうなんか思わない。
思わないけど。
💚「朝まで翔太といるのはちょっと嫌かな」
俺は、2人で食事をして、めめと愛し合った後に、唐突に言った。
🖤「ん?」
まだ快感の余韻に浸っているめめが、少しずつ真顔になっていく。
💚「翔太と仲良くしてても構わないけど、俺にも気を遣ってほしい」
🖤「阿部ちゃんまでそんなこと言うの」
言いながら俺の下半身をなぞってくる、めめの配慮のない手を止める。
💚「ねえ、ちゃんと話を聞いて」
🖤「何もないよ?」
💚「わかってるけど…」
🖤「しょっぴーにキスしたの、俺だと思ってる?」
💚「思ってない」
めめの唇が、俺の唇に重なる。
めめがそのまま舌を入れて来ようとしたので、流石に抵抗して離れた。
🖤「俺が好きなのは阿部ちゃんだけだよ」
💚「そんな顔したってだめ」
🖤「はあ」
めめは、おもむろにため息を吐いて、怒ってるのは岩本くんでしょと言い、俺たちまで喧嘩することないじゃんと続けた。
💚「俺だって、いい気持ちしないし」
🖤「メンバーなのに?」
💚「じゃあ俺が照と朝までいても平気なの?」
🖤「うん」
💚「2人きりでも?」
🖤「ちょっと嫌だけど…いや、でも俺としょっぴーって考えると別に平気」
💚「はあ」
今度は俺の方がため息を吐く番だった。
ややこしいけど、友情とそういうことが出来るラインは曖昧で。曖昧だからこそ、自分たちで気をつけるべきだと俺たちは思うんだけど、めめと翔太にはそれがわからないみたいだった。
めめはその後も俺を求めてきて、でも、とてもそんな気にはなれなくて、明くる朝は早めにめめの家を出た。
コメント
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おいこらめめー
♡♡♡で解決しようとすんじゃねぇwww