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死ノ神にゃる☠️🐈⬛
恩慶
※ご本人様とは関係ありません。
※全て妄想です。
※創作が多く含まれます。
※なんでも許せる方向けです。
※「はじめに」を読んでいただくことをおすすめします。
🦍→「」
🍆→『』
1日、1日と、
ドズルさんの引っ越しの日が近づいてくる。
俺は、いつか来るであろうその時に寂しさを感じながら、日々を過ごす。
お互い次の日にゆっくり時間が取れない時は、電話をする。
「隣に住んでいるんだから会ったらいいのに」は、2人の中では禁句。
会うと時間を忘れてしまうし、お互いの生活に支障がでるから、言わないようにしようと2人で決めた。
この前も少しのつもりだったのに、2人で盛り上がって時間を忘れ、朝まで…なんてこともあった。
ドズルさんが仕事に遅刻しかけたこともあった。
だから隣に住んでいても、ちゃんと時間が取れない限りは、会うことはやめようということにした。
寂しいのはお互い様…だよな…。
ドズルさんは、寂しいって言わない… 気がする…寂しいのは俺だけ…?
そんなこと…ないよな…。
電話をする時は、決まってドズルさんからだった。
スマホの画面に映る愛しい人の名前が俺を癒してくれる。
『ドズルさん、お疲れ様^ ^』
「ぼんさん、お疲れ様です」
俺は、話し始めたドズルさんに違和感を感じた。
いつも明るいドズルさんの声に元気がない気がした。
いつものドズルさんだったら、仕事で疲れているはずなのに、明るくいてくれる。
きっと俺に心配かけさせたくないのだろう… 本当に優しい人だなって思う。
でも、今日は違う。
『…それで、俺がね〜』
「はい…」
『ドズルさん?』
「…はい」
『…大丈夫?』
「大丈夫…?何がですか…?」
『…ドズルさんが』
「僕は、大丈夫ですよ…それよりも、ぼんさんが寂しがってないか心配です」
俺の問いかけに答えをはぐらかそうとしているような気がして、こっちが心配になる。
いつもストレートに気持ちを伝えてきたりするのに、こういうことはちゃんと言ってくれない。
『俺の事ばっかり…』
「….」
俺は、ドズルさんが心配でたまらなくなり、
『…今から、そっち行くから、鍵開けておいて』
「えっ…でも…」
『いいから…絶対開けておいてね』
俺は電話を切り、ドズルさんの部屋に向かった。
ガチャッ…
鍵を開けてくれていた。
ドアを開けると、ドズルさんがいた。
「ぼんさん…」
『ごめん…本当に大丈夫なのか確かめにきた』
「….すみません」
『…疲れた顔してる』
「ぼんさんには隠せませんでしたね…」
『声と話してる時の反応で分かったよ』
「…隠せないもんですね…ははっ…」
渇いた笑い、疲れた顔…
「…来てくれたのに、すぐ帰らせるわけにはいかないですよね…どうぞ…」
『うん』
俺は、部屋に上がりリビングへ向かう。
ソファーに座り少し話をすることにした。
『…ドズルさん…無理してるよね?』
「…いいえ」
『嘘だ…俺には分かるよ…ちゃんと話してよ』
なかなか話しださないドズルさんに、
『ほら、おいで…』
俺は、手を広げて抱きしめる体勢をとる。
「….ぼんさんッ』
ドズルさんが胸に飛び込んできて、ぎゅっと抱きしめた後、頭を撫でる。
『よしよし^ ^』
「んぅ…ぼんさぁん…」
俺の胸元にスリスリと頭を擦り寄せてくる。
子供みたいで可愛い。
『…俺に、もっと甘えてよ』
「….」
『俺が心配なのは分かる…寂しくないように色々考えてくれて本当に嬉しい』
「….」
話すのを聞いてくれているのか、ずっと俺の胸元に顔を埋めたまま動かない。
『でも、ドズルさんはどうなの?弱いところを見せないようにしてる?寂しいって言わないようにしてる?』
「….」
『ねぇ…?ドズルさん…』
出来るだけ優しく声をかける。怒りたいわけじゃないし、咎めたいわけでもない。
ただ、ドズルさんが心配なだけ。
「…ぼんさん」
『なに…?』
「僕は…本当は、ここから離れるのは嫌なんです…」
『うん』
「引っ越しの日が近づくにつれて、不安になってきて…ぼんさんの近くにいれなくなるのが辛くて…」
『うん…俺も辛いよ…』
「でも、職場の人達にも迷惑かけたくなくて…」
『知ってるよ…お世話になってるんだもんね…』
ドズルさんの頭を撫でながら、ゆっくり話を聞く。
「ぼんさんに頼られたくて…余裕があるようにみせたくて…」
『うん…ありがと…その気持ち本当に嬉しい』
今まで溜めていた言葉がたくさんあるのが分かった。
ドズルさんが俺を抱きしめる力を強めた。
「…寂しいです」
『…よく言えました』
聞きたかった言葉をやっと言ってくれた。
身体を離して、見つめ合う。
「あの…一緒に寝てくれませんか?」
ドズルさんからのお願いに少し驚いた。
「…甘えたいなって思って^ ^」
『ふふっ…いいよ』
返事をすると、優しく微笑んでくれた。
手を繋いで寝室に向かう。
ぎゅっと握った手が温かくて幸せを感じた。
寝室に入り、
ベッドに寝転んで、ぎゅっと抱き合う。
「来てくれて嬉しかったです」
『よかった…心配したんだよ…』
「すみません…」
『…少しは元気出たかな?^ ^』
「はい、少しどころじゃないですけどね^ ^」
『ふふっ、そっかぁ^ ^』
ふわぁと、ドズルさんがあくびをして眠そう。
俺も眠くなってきた。
「おやすみなさい…ぼんさん…」
『おやすみ…ドズルさん』
チュッと軽くキスをして、眠りにつく。
お互いゆっくりした時間が取れない時は、会わないようにすると決めていたのにな…。
今日は…まぁ、いいか…。
お互いの温もりを感じながら、
俺達は眠った。
コメント
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ぼんさんの優しさとドズさんの心境が伺えて、読んでいるコッチもほっこりしました😄✨