「大丈夫?」
「……はい」
「じゃあ、手を動かすよ」
告げてから、涼さんは先ほどと同様に手を前後させ、できるだけ蜜壷の奥のほうまで膣壁を撫でるようにして拡げ、慣れさせようとしてくる。
「ん……っ、ぁ、あ……っ」
少し染みるような感覚はあったけれど、親指で優しく淫玉を撫でられ、胸も愛撫されているからか、あまり気にならなかった。
指一本を入れる前からずっと優しい愛撫を続けられて、体がグニャングニャンの軟体動物になった気がする。
そして体もとても敏感になり、指三本を入れられた私は、あっという間に三回目の大きな絶頂を味わった。
「はぁ……っ、はぁ……っ、はぁ……っ」
私はセックスまでの道のりが長い上、かなり体力を使う事に驚いている。
これだったらランニングのほうがまだマシかもしれない。
私が仰向けになってのびている間、涼さんは枕の下からゴムの箱を出し、ビンとそそり立っている屹立に装着する。
「わ……」
男性がつけている場面を見た事がなかったので、私は思わずガン見してしまった。
涼さんは私の脚を広げると、シーツの上に手をついて見つめてくる。
「たっぷり慣らしたつもりだけど、痛んだらごめんね」
彼はそう言って私の額にチュッとキスをしたあと、蜜口に亀頭を押し当ててきた。
「緊張していると力が入って締まって入れづらくなるから、できるだけリラックスして」
「はい」
私は目を閉じて心頭滅却し、自分は波打ち際で漂うナマコだと思うようにした。
ドキドキしていると、涼さんは「入れるよ」と小さく呟き、グッと腰を進めてくる。
「ん……っ」
粘膜を引き伸ばして大きなモノが入ってくる感触に、私は呼吸を止めて一瞬身を強張らせる。
さっきガン見してしまったアレが自分の中に入っていると思うと、とてつもなくいやらしい気持ちになった。
初めては痛いと言うけれど、涼さんが執拗に慣らしてくれたからか、激痛には見舞われなかった。
ジワンと染みるような痛みはあったものの、意外とそれだけで肩透かしを食らった気持ちになる。
涼さんは太くて硬いモノをヌルル……と押し込むけれど、一気に奥まで入れようとせず、少しずつ腰を揺すって埋めようとしていた。
そんな彼は少し頬を染め、息を乱している。
「……気持ちいいですか?」
小さな声で尋ねると、涼さんは荒っぽい息を吐いて答えた。
「凄く気持ちいい。……今、必死に自分と戦ってる」
その言葉を聞いた私は、生まれて初めて女として求められる満足感を得た。
「……好きに動いていいんですよ」
気持ち良くなってもらいたいと思って言ったけれど、涼さんは咎めるように私の乳首をキュッと摘まんできた。
「んっ」
「そういう事を言わないの。自分の体を他人に好きにさせたら駄目だよ。恋人であっても、一方的なセックスをするのをよしとしたら駄目だ」
言い方は優しいけれど、彼は私の言った事の危うさをきっちり指摘していた。
「……ごめんなさい」
謝ると、涼さんはサラリと頭を撫でてきた。
「今後、恵ちゃんの相手になるのは俺だけだ。でも、そういう考え方を持っていたら駄目だよ」
「はい」
頷くと、涼さんは背中を丸めて私に優しいキスをしてくる。
「もう、恵ちゃんは俺の大切な恋人なんだからね」
言ったあと、涼さんは再度腰を揺すり、慎重に肉棒を蜜孔に埋めてきた。
「ん……っ、あ、……ぁ……」
この上ない涼さんの本気を知ると、全身が火照って熱くなってくる。
体の中に入ってくる分身の大きさも相まって、羞恥を覚えた私は胸の前でギュッと手を組んだ。
「気持ちいいよ。熱くて腰が溶ける。……可愛い……」
涼さんは熱に浮かされたような声で言い、私を讃美してくる。
彼はゆっくり挿入しながらも、親指で淫芽を撫で、もう片方の手で乳房を揉み乳首を転がしてきた。
「あ……っ、ん、ン……っ」
私は体内に入ってくる大きなモノを感じながら、ピクピクと蜜壷を震わせ、彼の愛撫に反応する。
コメント
2件
恵ちゃんを深く愛し、想いやる涼さん💝 恵ちゃん、大切にされ 幸せな初体験....🎀 本当に良かったね💏💕💕 涼さん、ようやく大切に守りたい人が現れましたね✨ 二人ともおめでとう❤️♥️♥️
涼さん 勢いにまかせてするんじゃなく、ホントにイイひと🩷ᩚ( *´艸`)