初めて挿入されて達けるなんて思っていないけれど、乳首や淫芽への刺激でなら何回も達かされた。
加えて指で達く事を覚えさせられたので、それが屹立に代わっただけと思うなら達けるのかもしれない……。なんて思ってしまった。
愛撫されるたびに蜜孔がギュッと締まり、涼さんの肉茎を締め付ける。
そうすると彼は気持ちよさそうに吐息をつき、私も肉槍を体内に含みながら悦楽を得る。
(どうしよう……っ、これ、どんどん気持ち良くなってくるかも……っ)
私は焦りと僅かな期待を感じながら、胸をドキドキさせて呼吸を乱す。
――と、蜜壷の最奥に亀頭がグッと押し当たる感覚があり、私は思いきり息を吸い込んだ。
「痛かった?」
涼さんは息を吐いてから尋ねてくる。
「……いえ、痛いわけじゃなくて……」
そのあとの言葉は不明瞭に途切れるけれど、うまく言い表す事ができない。
「慣れるまで少し待とうか」
涼さんはそう言うと、私の手の甲に優しくキスをし、乳房を揉んで乳首をカリカリと引っ掻き、お腹を撫でて淫芽を捏ねてきた。
彼は結合部に溜まった愛蜜を指先にまぶすと、そのぬめりを利用してピチュピチュと淫芽を刺激してくる。
「あっ、……ん、ぁ、や……っ、あ……っ」
そうされると勝手に腰が動いてしまい、涼さんを締め付ける。
「……凄く締まりがいいね。入れているだけで持っていかれそうだ」
涼さんは食いしばった歯の間から荒っぽい息を吐き、私を讃美する。
締まりがいいと言われて嬉しくなるなんて、初めてだ。
彼を気持ち良くできているのだと思うと、女である自分に誇りを持てる気がする。
それに散々女である事を否定された自分が、彼の手によって物凄く肯定された気持ちになり、「セックスって悪くないじゃん……」と思えていた。
涼さんに乳首と淫芽を刺激され続けた私は、彼の分身を蜜壷で含みながらピクピクと反応し、また快楽の波が襲ってくるのを予感する。
「待って……っ、待っ……、~~~~っ!!」
(処女なのに達けるはずがない!)
そう思っていたのに、私は涼さんの手首をギュッと掴み、思いきり膣を引き絞ってガクガクと体を震わせ絶頂してしまった。
目の前で光がパチパチ瞬いたような感覚を得た私は、直後、フワッと体が浮き上がって天国のようなところに行ったのでは……という体験をする。
けれど落とされるように意識が肉体に戻ったあと、味わったのは膣肉がピクピクと痙攣して思いきり涼さんの分身を締め付け、全身がうっすら汗ばんで火照っている感覚だ。
「なに……、今の……」
混乱して呟くと、涼さんが頭を撫でてきた。
「達けたみたいだね」
「う、嘘……っ、私、処女だし……っ、達けるはずがないんですっ」
思わずそう口走ったけれど、彼はクスクス笑う。
「じゃあ、俺が上手いって自惚れてもいいのかな。処女でもたっぷり濡らしてほぐしたら、それほど痛みは感じないものだし、気持ち良かったら達けるものなんだよ」
彼はやわやわと私の乳房を揉んで言う。
「でも……」
私は自分の知っている知識と照らし合わせ、混乱したままだ。
「多分、『処女を失ったら激痛を伴う』とか『血が出る』とか、『痛くて達くなんてできない』って思っているんだろうけど、そりゃあ、濡れてない場所に無理矢理突っ込んだら、粘膜を損傷するから痛くなるし、血も出るよ? 体が傷付いているのに動かれたら、痛くて気持ち良くなるなんて夢のまた夢だし」
涼さんは落ち着いた声音で話し、私の体を温めるように大きな手であちこちに触れ、撫でてくる。
「そういうのは全部、下手な男を相手にした時の事。ゼリーでできた輪があるとして、水分がなく乾いた状態で物を入れて前後させたら、表面に傷がつくだろう?」
彼は片手の親指と人差し指で円を作り、そこにもう片方の手の人差し指を入れてみせる。
手つきが若干いやらしいんだけど、意味がドンピシャなので突っ込めない。
「でもゼリーに水分を含ませて潤わせたら、同じ物を入れて前後させても、それほど傷は付かないんだ」
涼さんに説明され、私はとても根本的な理解を得た。
「……こういうの、保健体育で教えてほしかった」
「そうなんだけど、はどめ規定とか色々ね。自分から詳しく知ろうと思わない限り、日本の若い子はAVとかの知識で知ったような気持ちになってるのかな。あれはフィクションだし、真似されても女性が痛い目を見るだけなんだけどね」
私は彼の太いモノを含んだままの秘所を見て、赤面しつつ呟く。
「……女なのに、自分の体の事なのに、知らない事が沢山ありすぎる」
すると涼さんは私の手を取って甲にキスをし、王子様みたいに微笑んだ。
「なら、俺と一緒に知っていけばいいんじゃない? 恵ちゃんにイイコト、沢山教えてあげる」
コメント
2件
涼さんの思いやりと深い愛♥️ そして 二人の身体の相性も最高なのだと思う....💏🎀 初めて🔰で気持ちよくなれて良かったね💝恵ちゃん....✨
エロエロ御曹司、ここにも参上ッ❤∠( ˙-˙ )/