テラーノベル
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依頼者の場所に着いた。
「ぜぇ…ぜぇ…ぜぇ…」
息切れしていた。
酸素不足。
「はぁ…疲れた…」
地面に倒れようとすると
言葉先輩が掴んで、倒れさせてくれない。
「まだ、ダメだよ〜…依頼者の話聞き終えてからね〜」
ほんわかした声で、凄い事を言っている。
だって、9Kmを休みなく走ったのだから
しかも、能力使用を言われれば、全然一般人と一緒の体力なのに…
なのに…言葉先輩は、ひとつも息切れしていない。
「凄いっすね…先輩、息切れしてないなんて…」
その一言に、言葉先輩が笑った。
「そんなの、体力つければ余裕だよ!ほら、それより、早くインターホン押そ!」
そして、言葉先輩が、インターホンを押した。
ドアが開き。
言葉先輩が、事務所の名刺を出した。
「来てくださったんですね!ありがとうございます!」
依頼者の目には、涙が一筋通った。
「ありがとうございます……」
精一杯の、感謝を述べていた。
まだ、討伐もしていないのに…
言葉先輩は、依頼者をなだめ、依頼内容を聞いた。
「その……依頼内容は、口裂け女です……」
その言葉を聞き、言葉先輩は、少し顔を豹変させた。
「……口裂け女に、私の息子が、殺されました…」
その言葉を聞き。
言葉先輩が、言った。
「それは、いつに…」
依頼者が、言った。
「1週間前です…その、口裂け女を、殺して欲しいんです…」
依頼者が、土下座する。
「お願いします…」
泣いていた。
本当は、自分で復讐したいだろうに。
でも、自分じゃ勝てないから、怪異に特化した。
**怪異課**に頼むしか無かった。
「倒します…絶対に…」
言葉先輩が、力強く言っていた。
そして、出た。
「…先輩、どうしたんですか?いつもは、あんな顔しなかったのに…」
俺が、言葉先輩に、さっきの事を聞いた。
「あぁ……何となくだよ…要君が知る必要は無いよ…」
言葉先輩は、少し…突き放す感じだった。
冷たく、本当に知られたくないような
察しろというような。
何も言うなと、そんなオーラをかもし出していた。
でも…。
「…仲間ですよね…この1年やってきて、俺は、そう思いました……言葉先輩は、俺に教えてくれないんですか?…俺は、教えました…そいつを、殺すのが目的だって!…」
俺が続きを言おうとした…。
その直後。
「…要君は、本当に…本当に、知らなくていいから…!」
言葉先輩が、俺を手で突き放した。
「本当に…いいから…」
言葉先輩が、走り出した。
「…言葉…先輩…」
驚きすぎて途切れ途切れになった。
そんな時、後ろから声がした。
「んー?…あぁ、怪異課の新人君かな?」
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その声は、聞き覚えが無かった。
「あぁ〜知らないか…私ね、初代東京都渋谷区怪異課事務所のリーダー…春七希凛です!」
そして、その凛と名乗る女性に、頭を撫でられる。
ガシガシといいそうだ。
「別に、まだアラサーとかだけどね〜渋谷区は、まだ13年目とかだし〜 」
笑いながら、自分を説明していた。
「まぁ、あとは、任せな……言葉の、事は、今回は、そっとしてあげてほしいな…」
肩を掴んで、俺に、言った。
そんな事、言われたら、介入したくなる…
俺は、余計なお節介と、秘密を知りたくなる、性格をしているから。
コメント
1件
読み終えたわ…「怪異課」の設定、めちゃくちゃいいな。第1話で要君の過去(そいつを♡♡♡のが目的)を明かしたのに、今回は言葉先輩の方が何かを抱えてるのが気になる…口裂け女にあそこまで感情的に反応するって、きっと彼女にも何かあるんだろうな。体力差やリーダー・凛の登場も世界観を広げてて続きが待ちきれないわ!