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#デスゲーム
Mr.J
154
しょうまる
観測者l!!@人狼ゲーム中
98
「そんなの、あなたたちの普段の行動を振り返ってみればわかるかもしれませんよ。日々粛々と生きていれば、こんなゲームに巻き込まれることもなかったでしょうに」
スダが皮肉を込めて言い放つと、ハルキが前に出た。これまで正義を振りかざしてきた雫や真威人が命を落とした今、彼が前に立つことをためらう理由はなかった。
「……あんたは……この様子を見て、どうなるんだ」
ハルキが声を震わせながら問いかける。
「どうにもなりません。むしろ、どうせ一人しか生き残れないのなら、今のうちに仲良しごっこのサークル内で気に食わない人間を消してみてはどうでしょう? ハルキくん、特にあなたは一目見てマウントが下の方。腹立つ人がいれば、そこに捨ててある武器で仕留めてもいいんですよ」
スダの冷たい言葉に、ハルキは拳を握りしめながら首を横に振った。
「……そんなこと、するわけがない。いくら、何があっても……」
「でも戻った時、また同じ目に遭うんですよ。殻を破ってみては?」
スダの挑発にも、ハルキは頑なに否定し続けた。その様子を見て、源喜が抱きしめていた葉月をそっと座らせながら言った。
「弱虫……とは言わないが、俺はお前の選択は正しいと思うぞ」
ハルキはその言葉に驚き、源喜を見つめた。
「あらあら、本当に『ドラえもん』の映画版に出てきたジャイアンとのび太の協力シーンですね……。時間はどんどん減りますが、いいドラマを見せてもらってますよ」
スダが嘲笑とともに指差した先には、残り時間を刻むカウントダウンの時計が表示されていた。
「……」
ハルキは唇を噛みしめた。しかしその直後、鍋田が前に進み出て叫んだ。
「……そうだな、今がチャンスだよな……ハルキがやらないなら、俺がやる」
そう言うと、鍋田は近くにあった金槌を掴み、源喜に向かって振り上げた。しかしその瞬間――
コメント
1件
いやあ、この展開、心臓に悪いですね……。スダの冷徹な皮肉が、参加者たちの本当の姿を炙り出しているようでゾクッとしました。ハルキが「そんなことするわけがない」と踏みとどまったのに、鍋田がいきなり金槌を振り上げるラスト、読んでるこっちまで息を呑みました。源喜が「お前の選択は正しい」と言った瞬間の空気、あの温かさが逆に怖い。人間の善悪が紙一重なんだな、と痛感する29話でした。続きが気になります……!