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つきみ
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瞳孔がギャッと急激に小さくなって、目の前のクナイを凝視する。
本能的に危機を感じ、避けなければと脳が警告を鳴らすが、体は凍りついたように動かなかった。煙草が手から落ちてポトという音が喫煙所に響く。約30 円の損失。
「……は」
喉がひくりとひきつった。声にならない声が喉を震わす。少年は、もう一度問いかけてくる。
「なにもんや、そんなに変な歪み方して人間だとは言わさんぞ」
それに何も言えず固まっていると、片目くらいはしゃーないよなと少年が呟く。まずいまずいまずいとやっと思考が追い付いてきて、腰のデバイスに手を伸ばそうと手を動かした。
しかし、その緊迫した空気は「何してんだ!!!」という怒号と少年の白い頭目掛けて勢いよく振り落とされたチョップによって壊された。
あいた!と先程の冷たい声色が嘘のようにふわふわとした声を出す白い髪の少年。
チョップした手の形のまま少年を睨み付ける黒髪にライトグリーンのメッシュの少年。
状況についていけず、彼らをぽかんと見つめていればその顔に導き出される直近の記憶があった。思わず、あ!と声を出せば二人の視線がこちらに集まる。
それに居心地の悪さを感じながらも、まずは非喫煙者を喫煙所から出してから口を動かした。
「……あの、伊波ライさんと叢雲カゲツさんで合ってます?」
おずおずと聞くと、伊波ライさんが頷いて返してくれた。しかし、叢雲さんの方はさらに視線が鋭くなる。
「何で知っとるん、こっちのこと」
予想外の言葉に言葉を探していれば、もう一度ライさんから今度は蹴りが入った。
二度目は学習するようで、叢雲さんも難なくそれを避ける。
「なんやぁ!伊波!」
「なんではこっちの台詞だよ!!!この人に会いに来たんでしょーが俺たちは!」
やいやいと始まった喧嘩に仲がいいんだなと考える。そして、あぁ話入れなくなっちゃったな、とも考えた。泣いてはいない。
「カゲツは資料くらい読んだ方がいいですよ~」
ヌッと紫髪の長身の人が横に立った。急な出来事にビクッと体が跳ねる。
見れば、紫髪の人とその少し後ろにアッシュグレーの髪の人が立っていた。
「こんにちは、ご存じかと思いますが星導ショウと申します。佐伯イッテツさんですよね。 」
なにも言えないまま二人を眺めていれば、紫髪のほう星導ショウさんが話しかけてきてくれた。続いて、資料には確か小柳ロウと名前が載っていた人も気だるげそうに頭をかきながら言う。
「小柳ロウ、うちのアホが迷惑かけたみたいで悪いな」
二人とも、慣れているというか妙に落ち着いているような感じがあった。歴戦の猛者ってやつかなと思って背を伸ばす。
それから、カゲツさんには謝ってもらった。というより、ライさんが謝らせたが正しいけれど。結構素直に謝ってくれたので本当は凄くいいこなんだろうなという感じがした。
しかし、悪いなと最初に言ったロウさんとフラットに話しかけてきてくれた星導さんはOriensが待つ会議室へ向かうまでジッとこちらを見詰めていた。
人からの視線には敏感になっているので何かしてしまったかと焦る。けれど、視線に混ざる感情がどちらかというと興味や見定めるような感覚だったので違和感があった。
平和に始まるはずだったヒーローの顔合わせは少し不思議な形で開始のドアを開けることとなった。
「お互いに資料は届いてると思うけど、改めて自己紹介させてもらいます~!俺は緋八マナいいます!Dyticaのみなさんこれからよろしゅうな!」
厚みのあるソファーにOriensとDyticaが向き合う形で座る。軽く挨拶と先程喫煙所で合流した旨を伝えて、俺も席についた。
流石に目玉を貫かれそうになったとは言わなかったけれど。
パン、と手を合わせてマナくんからなんとなくOriensからDyticaという順番で自己紹介をする運びとなった。
「次僕ね!僕、赤城ウェンっていいます。これからよろしく!」
はいはい!と手をあげてウェンくんが明るく話す。流石のコミュニケーション能力を目の当たりにし、握っていた手が汗ばんできた。リトくんに順番が移り、着々と僕まで近づいてくる。
「宇佐美リトです。東と西、それぞれのヒーローとして仲良くしてもらえたら嬉しいです。んで、これは俺の相棒のキリンちゃんっていう可愛い子。」
リトくんのフードの間に挟まるキリンちゃんがニュッと挨拶をした。それにDyticaが軽く質問をして、リトくんがそれに答えていく。
視線が、こちらへ集まった。
向けられる7つの瞳は保護者のように見守るOriensと、どこか観察しているようなDyticaで温度差で風邪をひきそうになる。拳をギュっと握りしめて声を張り上げた。
「佐伯イッテツです!まだヒーロー見習いではありますが、迷惑にならないよう努力します!よろしくお願いします! 」
バッと頭を下げればOriensの方から堪えきれなかったような笑い声が聞こえた。それに悪意は一つも混ざっていなかったが、こっちは頑張ってんだよ!!!という勝手な思いをのせてジトリと目線を返した。
手だけでごめんごめんと謝られる。
Dyticaはそれを何も気にしていないようによろしく~と返してくれた。落ち着いた人たちの集まりなのかもしれない。
「じゃあ次はこっちだね。俺は伊波ライ。東に言うのもあれだけど、メカニックやってるから機械関係は任せて。」
彼がそういうとオトモらしいカブトムシのロボットがお辞儀をするように動いた。
思わずわぁ、と感嘆の声が漏れる。
「叢雲カゲツ。得意でいえば偵察とか隠密くらいやな。よろしく。」
さらりと行われた自己紹介にハイハイ!質問!とウェンくんが声をあげた。
「やっぱり西の忍者って術とか使えるの?分身とかのさあ」
「……まあ、できんことはないけど。」
その返答にすっご!いつか見せてほしい、とはしゃいだ声を出す。リトくんも俺も気になると続いたら、カゲツさんは困ったように少し狼狽えてから「実戦はスピード重視やから、そんなに使う機会はないけどな」とお茶を揺らしながらに答えた。
あまり表情が変わらないし、初対面が初対面なので何となく会話には混ざれなかったが、忍者は素直にかっこいいと思ったし、術は僕も気になった。いつか遠くから見れる機会があるといいなと考えた。
ほな、とマナくんが順番を回す。
お茶を机にコト、と音をたてて置いてからロウさんが口を開いた。
「小柳ロウ。主に刀を使う。よろしく。」
その淡々とした低い声に何か言おうと言葉を探していると前からクスクスと笑い声がした。
「小柳くん、そんなんじゃ友達百人できませんよ?もっと表情筋使わなきゃ」
「あ?いらねーよ友達とか。同期だろうが」
「うわ、まじで友達いない人だ」
「いらないって言ってんだろ!」
口元に手をあてながら、ニヤニヤと煽るようにして言う星導さんの姿にDyticaの雰囲気を察する。DyticaもOriensとは違うノリがあって、仲がいいのだと思った。
きっと、この感じではその事を言っても否定されるのだろうけれど。
「コホン、では俺が最後ですね。初めまして、星導ショウと申します。俺は説明がめんど……特殊なので、資料から戦闘方法を知っていただけたらと。」
大体打撃ということを覚えてもらえれば大丈夫です。と最後に言って、手を組み直した。その宝石のような目とバチ、と目が合う。
一瞬、己の深くまで見られたような感覚が体に走る。時間にして二秒もなかったそれは彼の目が伏せられることで消えた。
面白いものをみた、というようなそれが気になりはしたが、一先ずは乗り越えたという安心に肩の力を抜く。
「いやあ、こっちも戦闘方法とか言えば良かったな。俺の気が回らんくて申し訳ないわ」
マナくんがそういうものだから、違う違うと手振りで伝える。するとライさんが親しみやすい声で愉快そうに笑いながら言った。
「そんなことないよ。最初も言ったけど資料は皆貰ってるし。それと、敬語はナシでいこう。俺たち同期なんだしさ。」
その言葉にマナくんがライ……!と口元を手で覆う。その背後には確実にトゥンク……という文字とキラキラエフェクトが見えた。
それから「ねぇロウきゅんはさあ」と話し出したウェンくんに過半数がお茶を吹き出したり、キリンちゃんとDyticaの皆のオトモの交流会があったりした。
それを和やかに見つめながらぼちぼち顔合わせは終わろうとする空気が流れ始めた。
お茶を飲み干してしまおうと湯呑みを手に取る。すると、リトくんから見つめられていることに気がついた。
「……なあテツ、さっきから思ってたんだけどその傷どうした?」
その指摘にマナくんやウェンくんからも驚きの声が上がる。絆創膏持っとる?なんて広がり始めた話に嫌な汗が流れた。
ライくんとカゲツくんが説明しようと口を開くのが、視界の端に映る。
それを遮るように気がつけば口が動いていた。
「あぁさっき転んじゃってさ、ちょっと切れた程度だから気にしないで。」
ライくんとカゲツくんがぽかんと固まった。見開かれた瞳に目を合わせ、何でもないようにニコリと笑って返した。
少しの沈黙。
リトくんはふ~ん、気を付けろよと終わらせてくれた。マナくんから絆創膏を受け取り、ウェンくんに貼ってもらう。
ロウくんが二人の近くにさっきよりも少し音を大きくして湯呑みを置くことで口を塞いでくれた。
その二人から困惑と心配の色を含んだ視線が送られる。それから逃れるように前を向けばショウくんが何を考えているのか分からない笑顔をしていた。
この人に関しては謎ばかりである。
「イッテツ」
お開きになり、さあ帰ろうと歩きだしたときショウくんに声をかけられた。
手招きされ、人気のない階段まで無言のまま着いていく。角を何度か曲がればそこにはロウくんが壁にもたれて待っていた。
「……あのショウくんとロウくん、僕に何か用でもあった?」
勇気を振り絞りながら聞く。顔が強い人に囲まれるのはメンタルがキツイのだ。
「う~ん、ショウくんは慣れないので別の感じで呼んでください。るべちでもいいですけど。」
「え、あ……るべくん?とか」
「じゃあそれで」
話の本題が見えてこず、汗ばむ手をもだもだと組む。するとロウくんがため息をついて「話が進まねえよ」とるべくんを小突いてからこちらに体を向けた。
「単刀直入に言うぞ。お前には何が起こっている。」
満月のような鋭い瞳がこちらを見る。直感的に誤魔化しは効かないと理解した。
「……何、って言ってもねえ」
薄々感づいてはいたが、やはり着いていかなければ良かったと後悔する。
逃げ出したい。全てを振り切って家に帰りたい。キリキリと痛む胃に合掌しながら込み上げる吐き気を唾と共に飲み込んだ。
人に自分のことを話すのは苦手だ。食べ物の好みでも何でも等しく苦手だ。
それが一番話したくない話題だとしたら、どうするのが正解なのだろう。
「そもそも自覚はありますか?結構見ててヤバイ感じなんですけど」
「ないかな、それってどんな感じなの?」
「う~んと時空が見たことないくらい歪んでるような感じです。うねうねしてて酔いそう」
「へぇ、そうなんだ」
今まで逃げてきた現実に、無理やり向き合わされる。仕方ない、西は古来の術やらがいまだに残る場所だ。呪いなんてそれの筆頭だろう。
彼らには僕がどんな風に映っているのだろうか。開口一番に武器を向けるほどのものに見えているのだろうか。
それは、人間と言えるのか。
「……何回、繰り返しているんですか?」
オパールのような瞳は絡み付くように目をそらすことを許さない。
何回、何回?
「嘘じゃなくて、本当に分からないんだよね。僕もそれ知りたいくらい。」
精一杯の虚勢でヒラヒラと手をふった。
そうですか、とるべくんが顎に手をあてて言う。尋問でもされている気分だ。
「……資料に、その内容は書いてなかったはずだが。」
「まあ、繰り返してるなんてびっくりさせちゃうだろうからね。でも、逆に会って驚かせたみたい。ごめんね」
「いや、怪我させたのはこっちの責任だ。話も聞かずにすまなかった。」
しっかりしてる人だなと思う。明らかに警戒しているのに、それでも〈僕〉を見ようとしてくれている。不思議な暖かさを感じて、息がしやすくなった。
「その繰り返し……Oriensの皆には」
「伝えてないよ。伝えなくていいとも思ってる。信用してないわけじゃなくて、する必要がないと思って。」
二人がその考えに理解を示すように相槌を返してくれた。二人にも一つや二つくらい秘密があるのだろう。
「21歳+∞って呼んでるんだけどね。∞の呪いを秘密結社からかけられて、今はその呪いをとくためにもより多くのCOZAKA-Cを倒したいと思ってる。ヒーロー協会も調べてくれてるんだ。 」
誰にも言ったことはなかったけど、長寿仲間って思ったら口が回っちゃった。僕みたいな人を増やさないためにも強くならなくちゃだよね。
ニコリと笑いながら話せば、るべくんは深くは聞いてこなかった。目を伏せて、一歩下がっていった。
しかし、満月の瞳は射抜くようにこちらをみつめたまま続ける。
「……それだけか?」
「お前が抱えてんのはそれだけか?」
正面からその瞳を見つめたら限界を迎えると感じて、瞼を閉じた。僕に話す気がないと察したのか、ロウくんはわざとらしくため息をついた。
「仲間にだって言いたくねえことがあるのは否定しないけど、後々面倒になるぞ。アイツら優しそうだから」
「だろうね、でも変える気はないよ。」
ロウくんは気だるげに目をそらした。仕方ないやつとでも言いたそうに頭をかく。
「カゲツとライも、話を聞きたそうにしてましたよ。カゲツも冷静になったみたいで申し訳なさそうにしてました。」
ああ、そうだ。カゲツが自分で説明できないまま解散してしまったのと怪我させてごめんって伝えておいてほしいって言ってたんだった。
くるくると指で円を描きながらるべくんが言った。重ね重ね彼らが優しいことを実感する。
自分勝手な考えばかりの自分が申し訳なくなって、いたたまれない気持ちを手に爪をたてることで落ち着かせようとする 。
「初めましてから色々と聞いてしまってすみませんでした。俺たちも行きましょうか。」
「あ~そうだな、取り敢えず理解は出来た。なんか困ったことがあったら言えよ」
同じ長寿仲間として。
二人はそういうと、光指すほうへ歩みを進めた。僕も少し遅れてそれに続き、正面玄関口へと向かっていく。
それでは、といって別れた二人の足跡を見る。宇宙と融合したるべくんと白狼のロウくん。一人ではないと暗に伝えてきたヒーローの姿に背を向けるように足を踏み出した。
「……まさかCOZAKA-Cから呪いをつけられてたとはね」
紫色の髪が夕日でキラキラと光る、美術品のような男が興味深そうに目を伏せて隣の男に話しかける。
「……それを解くためにってのもヒーローをやってる理由の一つだって言ってたよな。」
満月の瞳を閉じて、小柳は続けた。
「……呪いの解術を本人が諦めてる時点で、それは嘘なんだよ。ずけずけと踏み込んでも、ほとんど真実を得られなかった。」
自身の呪いを説明するときの彼の顔を思い出す。用意された文を読んでいるような平坦な声で、何もかもを諦めているような目をしていた。
「東は、前々からどうにもきな臭いと思っていたんだ。」
苦虫を噛み潰したような顔で地面を睨む。
それをみて、星導は愉快そうに言った。
「調べてみましょうか。こちらとしてもCOZAKA-Cの呪いとヒーロー協会の動きは把握しておきたいですし。」
「何より迷子の子供放っておけませんしね。」
知りたいから調べる。人としての生と未知を比べ、タコを選んだ好奇心旺盛な男にとって理由なんてそれだけで良かった。
並んで歩く二人の頭上を烏の親が忙しそうに飛んでいった。
一人、夕焼けを眺め考える。
呪いについてヒーローをやるのならば向き合わなければいけないと。
彼らが優しいことなんて、もう分かりきっている。そんな彼らから差し出される手を全てはね除けるたびに心臓を握られるような痛みが走るのだ。
きちんと向き合って、自分の軸となるものを見つけなければ死んでいるのと同じだ。
なんだか難しいことを考えて酷く疲れた。ニコチン不足、と呟いて煙草を吸うためにも家へと急ぐ。
せかせかと歩いていると、ポケットの中で好きなレトロゲームのレベルアップ音が聞こえた。着信音に設定したそれを聞くのは久し振りで、慌ててスマホを手に取る。
相手の名前も見ずに電話に出た。
「……もしもし、テツ?」
心の準備なんて整っていないままに、向き合う選択肢を選んでしまったと後悔するのは聞きなれた声が鼓膜を揺らした後だった。
「えっリトくん?」
少し前に帰ったはずのリトくんが何の用だろうと思考を巡らせる。
しかし、電波にのって聞こえた言葉は全くもって予想外の言葉だった。タイムリーなそれに思考が固まり、返事ができないままに通話が切られる。
「明日の5時からミュージカル見に行こうぜ」
直後に送られてきたメッセージを見れば二人分のチケットがとれているスクショがのせられていた。
ここで完全に思考が停止。
「はぁぁぁぁぁあ!?」
頭を抱えて踞る成人男性の上をからかうように烏が飛んでいった。
佐伯イッテツ
長寿仲間発見。
西の人たちからみたらヤバイ感じらしくて泣き。
呪いは聞かれたから答えた。それだけ。
Oriensには話さないつもり。だって荷物にはなりたくないもんね。
このあとの帰り道、頬の絆創膏を落としてしまう。少し探してみたけど見つけられなかった。
え?リトくん?今なんて???
Oriensの皆さん
ヒーロー集合!これからよろしくね!
東の人間なので残念ながら呪いやオーラには気付けない。秘密も教えてもらえない。
宇佐美から佐伯へ遊びの約束(無理やり)に成功。
伊波ライ
東の生まれなので佐伯を見ても特に何も分からなかった。しかし、西の空気に慣れているので少し変な気もする。
佐伯が説明を誤魔化したことについて、困惑と自己完結する心配ゆえの怒りがあった。
叢雲カゲツ
急に一段と空気が歪んだものだから条件反射で飛び出してしまった 。 (佐伯が猫を出したせい)
今は申し訳なく思っている。謝りたいし、仲良くしたい。
小柳ロウ
空間の歪みを抱えた男を警戒していた。
しかし、なにか事情があり悪ではないことを確認。これから佐伯を何かと気にかけてやる根っからの兄気質。
星導ショウ
なんかヤバイやつ見つけて興味津々。
指でつついたら倒れそうな佐伯のこれからを見守っていきたい。けど、迷子は見捨てられないので鑑定士の目で調査開始。
佐伯に話しかけようと提案したのはこの人。