和也side
丈くんに手を引かれ、助手席に座らされる。せっかく彼女が出来そうだったのに、忘れられると思ったのに。
和 「ちょ、なんなん!?人の恋愛邪魔しんとってや!」
丈 「あんな何処の馬の骨かわからん女と付き合わせられるか!」
コンコン
言い争いになっていると、小さく窓を叩く音が聞こえた。
A 「あの……。」
丈 「あ゛?はよどっか行けや。」
A 「ご、ごめんなさい!」
和 「A子さん!……丈くん!なんで邪魔すんの?丈くんには関係ないやん!」
丈 「関係あるわ!大好きな人、ただ見てるだけなんてもういやや!」
和 「………は?何言ってんの、?」
丈 「義理でも兄弟やし、男同士やし。ホントの気持ち押し殺して生きてきた。でももう無理。これ以上和也を取られるのは嫌や……!泣」
嘘やろ……?俺は丈くんの為に自分を犠牲にして、他の人を好きになろうとした。でも、丈くんも同じ気持ちやったん?
和 「俺やって、好きな気持ちを消そうとして合コンに参加した。そんなことしんくても両思いやったんや……泣」
丈 「和也。俺と付き合ってくれますか?」
和 「喜んで!」
実らないと諦めた恋。先が見えない暗闇でも、諦めずに探せば光が見えてくるかもしれない。そう教えるかのように、俺らは幸せに包まれた。
大吾side
やっと引っ付いた。やっとや。楽になった。影から一部始終を見届け、一息着いていた時だった。
プルルル
大 「はい、もしもs…」
謙 「大吾くん!流星くんが、!」
大 「は、?」
謙 「両親が住所突き止めたみたいで、流星くん連れてどっか行っちゃったんです!」
虐待を受け、挙句の果てには家に放置され生死をさまよった流星。全ては両親が悪い。そんな悪である両親が流星を連れてどこかに、?
大 「ごめん、今すぐ帰るから!」
不安で仕方ない。震えかける手でハンドルを握り、急いで家に向かった。
大 「謙杜!」
謙 「大吾くん!……ごめんなさい。なんも出来んかった泣 流星くんが部屋におれって言ったから……泣」
大 「大丈夫、電話してくれてありがとう。絶対見つけて帰ってくるから。」
泣いている謙杜を駿と恭平に任せて、俺は外に出た。彼をもう泣かせないと、心に刻んだはずなのに。お願い。なんにもなくあってくれ。
はい!第6話でした!ほんっとに投稿出来んくてごめんなさい💦部活が大変すぎて笑頑張って暇な時投稿するので、気長に待っててくれると嬉しいです✨
感想聞かせてください!!
コメント
9件
見るの遅れちゃった、、ごめんよぉ😭丈くんイケメンやのぉ←誰目線や りゅちぇの親すげえな…家特定できる力あるなら絶対詐欺グループとかにいるやん(((コメントするとこ絶対そこじゃない
見させていただいてます🍀*゜ すごく主さんの書き方が好きです! 気長に待ってます!