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なぎ
9
あいり
398
prak 微tgak 地雷彡↻
「」: 台詞
『』: 心情
ak side
水曜日の夜。
家に帰っても、akは落ち着かなかった。
机の上には、一枚の紙。
何度読み返しても意味が分からない。
「……誰なんだろ。」
もし、この手紙を書いた人が本当に恋をしているなら。
もし、その相手が毎日隣にいるなら。
『……prくん?』
その考えが頭をよぎる。
でもすぐに首を振った。
『いや、決めつけちゃダメだ。』
翌朝。
ak「おはよー!」
いつも通り元気に入ってくるak。
pr「おはよ」
prはもう席に座っていた。
pr「眠そうやな」
ak「昨日あんまり寝てない。」
pr「なんで?」
ak「本読んでた!」
pr「へぇ。」
嘘だった。
昨日は一睡もしていない。
手紙のことを考えていたから。
一時間目。
数学。
先生が黒板に問題を書く。
「この問題、分かる人。」
シーン。
誰も手を挙げない。
「じゃあ、pr」
pr「……はい。」
prは立ち上がる。
迷いなく答えを書いていく。
「正解。」
教室がざわつく。
「頭いい……。」
「やっぱ転校生すご。」
akは小さく拍手した。
「すご!」
prは席へ戻る。
pr「普通やろ 」
「普通じゃないよ!」
そう言って笑うakを見て
prはまた目を逸らした。
pr『そんな顔で褒めるなよ』
昼休み。
「ねぇprくん」
pr「どしたん」
「字って綺麗?」
pr「急になんや」
「いや、ちょっと。」
prはノートを一枚破る。
さらさら、と名前を書く。
pr「ほら。」
「ありがとう!」
akは昨日の手紙と見比べる。
『……違う。』
手紙は丸みのある文字。
prの字はまっすぐで癖がない。
『違う人……?』
胸のどこかで、少しだけ安心した。
同時に少しだけ寂しかった。
放課後。
akは旧図書室へ向かう。
今日は金曜日じゃない。
もちろん木箱に手紙はない。
その代わり
古い本棚の隙間に、小さな白い封筒が挟まっていた。
「え……。」
自分宛て?
封筒には何も書かれていない。
中を見る。
一枚の紙。
**『君は犯人を探してる。』
『でも、その探し方じゃ絶対に見つからない。』
『手紙じゃなくて、人を見て。』**
akは息をのむ。
「誰……?」
その時だった。
××「何してるの?」
後ろから声。
振り返る。
そこに立っていたのは、クラス委員のtgだった。
優等生で、誰にでも優しい人気者。
「あ、tgちゃん」
tg「旧図書室なんて珍しいね。」
「ちょっと……本を。」
思わず嘘をつく。
tgは笑った。
tg「そっか笑」
でも、その笑顔はどこか不自然だった。
視線は、一瞬だけ木箱へ向いていた。
pr side
帰り道。
prが歩いていると、ポケットのスマホが震えた。
一通のメッセージ。
prは立ち止まる。
「……誰だ。」
すぐ返信する。
『送信者は?』
既読はついた。
でも返事は来ない。
その瞬間背筋が冷えた。
『俺以外にも……知ってる人がいる。』
ak side
その夜。
akはベッドに寝転びながら、今日の封筒を見つめていた。
「……人を見て、か。」
ふと、あることを思い出す。
昨日、prが話していたこと。
「好きだった人ならいる。」
あの時、prは一瞬だけ笑った。
でも、その笑顔はどこか苦しそうだった。
『あの人にも、誰にも言えない秘密があるのかな。』
知らないうちに、akはprのことばかり考えるようになっていた。
一方その頃。
校舎の屋上。
誰もいないはずの場所で、一人の生徒が封筒を握りしめていた。
「もう少し。」
小さく笑う。
「あと少しで、全部動き出す。」
月明かりに照らされたその横顔は、まだ誰にも知られていなかった。
続
コメント
2件

気付くってなんだ?なんの秘密があるんだあの木箱…tgさんは何をしようとしてるんだろ… 続きが気になる✨
うわあああ第4話もやばすぎる!!😭💕 手紙の謎がどんどん深まってく…「初めて君に嘘をついた」ってタイトルからして既に胸が痛いのに、akがprの字と見比べるところ、めっちゃリアルで感情移入しちゃった。「違う人…?」って思う瞬間の安心と寂しさが同時に来る感じ、すごくわかるよ… そしてtgちゃん登場からの「その笑顔はどこか不自然だった」って描写、一瞬でゾクッとした!!prにも非通知でメッセージ来てて、しかも屋上で封筒握りしめてる誰か…「あと少しで全部動き出す」って台詞がもう次の話が待ちきれないよ! でゅさん、このミステリーと恋愛のバランスが絶妙すぎる…続きが気になって今夜眠れないかも!😭✨