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次の日から、ただのメンバー同士に戻った2人は…
仕事以外では、あまり会話をしなくなった
「………」
「………」
岩本と深澤が俺達を見て、何かヒソヒソと話をしている
「翔太、阿部ちゃんと喧嘩でもした?」
深澤が渡辺の所へ声を掛けに行き…岩本は、阿部の元へ…
「………」
声を掛けられる前に振り向いて…
ジッとその目を見つめると…岩本は、何も言わずに去って行った
「………」
渡辺がスマホを見つめ、悲しそうな表情をする…
おそらく俺とのLINEのやり取りで…今だ返事を返せていないあの文面
大好きな翔太からの別れの言葉に…何と答えて良いか分からない
スマホを見ながら、ため息を吐き…
見ていられなくて、そっと裏返して机に置いた
『俺は翔太と別れたくない…』
答えは出ているはずなのに…それを伝える言葉が浮かばない
強引に言えば怖がられるだろうし…
回りくどく言うと誤解される可能性も…
「どうしろって、言うんだよ…」
阿部がポツリと呟いた
「ねぇ阿部ちゃん…。今夜、皆で飲みに行くらしいよ」
佐久間が阿部に、声を掛けて来た
「そうなんだ…」
最近、佐久間は良く俺に声を掛けて来る様になり…
その言葉の端々に、好意の様なモノが感じられた
「阿部ちゃんも、勿論行くよね?」
「他は誰が参加するの?」
「ん〜多分、皆んな。阿部ちゃんが来れば9人メンバー大集合」
翔太も来ると聞かされて、阿部も勿論頷いた
「あのさ…そこで、ちょっと話があって…。何処かで時間、作れないかな…?///」
おそらく告白されると予想したが…
言われる前に、こちらから断るのは気が引けた
「良いよ、分かった。俺はいつでも良いから、声掛けて」
断るなら、少しでも早い方が良い…
「うん。分かった…よろしくね///」
佐久間はそう言って、向井の所へ走って行き
「言えた?」
「何とかな…///あ〜ドキドキするぅ…」
2人で、告白の計画を練っているのか…
楽しそうに盛り上がっている
「2人共、楽しそうだなぁ…」
今の自分の心境と… 真逆だと思い
ほんの少し2人の事が羨ましくなった
『あんなふうに、俺も早くなりたいなぁ…』
誰かの事を考えて、ドキドキ何て…最近全く出来ていない
『翔太も俺の事、少しは思い出してくれてると良いな…』
渡辺の事を考えて…阿部は1人で、ため息を吐いた
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はい!明日が楽しみ!!!