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今回もオリキャラ出ます。苦手な方はご注意ください!!!!交流会3。
「皆おはよう!2日目は呪術大運動会だよ〜!」
「……呪術大運動会?なんでや?」
「個人戦じゃないのかい?」
直哉と傑がいきなり発された「呪術大運動会」に首を傾げる。他の生徒たちもそうだった。本来、交流会の2日目は個人戦と決まっているのだ。なのにいきなり「運動会」なんて言い出すのだ。
「別に従来の方法に従わなくてもいいじゃない。てことで、運動会やりま〜す!」
類の横で夜蛾が少し額に青筋を立て頭を抱えていた。
最初の種目は綱引き。東京校からは灰原、悟、傑が。京都校は人数が少ないので全員。
「負け確やんッ!!!!ざけんなや!!」
「流石にあのゴリラ2人には勝てないよね。灰原くんはともかく。」
「だな。ゴリラが揃ってちゃ勝てな─」
「「誰がゴリラだって?」」
振り向くと背後にいつの間にか悟と傑が立っていた。羅宇と奏はヒュッと息を呑んだ。
「や、やだなぁ。甚爾くんの事だよ。ねぇ?奏!」
「うんうん、勘違いしてもらっちゃ困るな〜。アハハ…」
「よーし、綱引きでボコす」
羅宇と奏が「やっちまった」という顔をしているとアナウンスがスピーカーから響いた。
「なんか知らんけど綱引き始めまーす。よーい、スタート!」
そう言い放たれた瞬間に綱が東京校の方に一気にズッと引っ張られた。京都校3人が吹っ飛ばされて「ウワァァァ」などと悲鳴を上げた。
「わっ、わっ、助けてやぁぁっ」
地面に落ちることを覚悟して直哉がギュッと目をつぶると地面に落ちるのではなく何かにポスン、と支えられた。目を開けてみると夏油傑が居た。
「大丈夫?直哉くん。怪我はない?」
「え、あ、大丈夫やで!!おおきにっ!」
「ごめんね。あのバカ2人は後で個別にシメとくからね」
「は、はあ……」
「さ、もう降ろすね。悟と甚爾の視線が痛いから…」
ん?と思って傑の視線の方向に目を向けると人を殺しそうな目つきでこっちを睨んでいる甚爾と悟が居た。直哉は直ぐに甚爾と悟の方へ行った。
「うー、あー…2人とも、大丈夫やで?落ち着きーな…」
「……まあ直哉が助かったしいいか。直哉、ん」
そう言って甚爾が前に腕を突き出した。多分、ハグして欲しいという意図だろう。察した直哉は甚爾の胸に飛び込んだ。
「はい、甚爾ギュー!」
一瞬「ウグッ」と2人分の声がした。
「直哉〜、俺も俺も」
「え?悟くんも?」
直哉は戸惑いつつも悟にもハグをした。すると悟は顔が綻びとても嬉しそうな顔をした。
「おい、悟…お前な…」
「ははっ、悔しいかよ。甚爾?w」
次の種目は借り物競争。甚爾と悟が直哉の取り合いになったので2人で抱えてゴールまで走った。同着1位。
悟 お題「好きな人」
甚爾 お題「大切な人」
悟があ”ぁー!!!と叫んでいた。京都校の勝利に終わった。
最後の種目はかけっこ。アンカーが直哉、奏、悟、甚爾だったが悟と甚爾が圧倒的足の速さで勝った。
直哉「ずっる!!!」
奏「世間はちょっと許してくれませんよ」
東京校の勝利に終わった。
「最終結果発表ー!!」
「呪術大運動会を制したのは……東京校〜!!!!」
と言いつつも東京校は嬉しそうではなかった。ほとんど誰も興味なし、と言ったところだ。
「あれ?なんで皆嬉しそうじゃないの?勝ったんだよー?」
「や、八神先生…多分皆疲れてるんやと思うで?一旦休憩時間とったらええんやない?」
「あー、そっか!じゃあみんな各自休憩してね〜」
直哉は高専近くのベンチに座って休憩をとっていた。すると急に頬にヒヤッと冷たい感触がした。
「冷たっ…!?」
「あはは、反応可愛いね直哉くん」
誰だと思って確認すると傑だった。
「びっくりするやん…やめてや」
「ごめんね?」
口先ではそういうが「絶対本気で謝ってないなコイツ」と思った。
「なあ、傑く──」
話しかけようとして振り向くと唇に柔らかいものがふに、と当たった。それが何かはすぐには判別できなかったが分かった瞬間舌が入ってきた。
「んっ、ふ。ちょ、すぐ…ん♡」
なんだこのテクニック。手慣れすぎやろこの色魔が。そう思いながらしばらくちゅ、ちゅ、と傑くんは俺にキスをしてきた。
「ぷはっ…、、、」
「あれ?顔真っ赤だよ。直哉くん」
「誰のせいや!!!」
「ふふっ、可愛いね、直哉♡」
そう言って傑くんはどこかへ行ってしまった。そういえば、俺、甚爾くんとさえキスしてないような…。え?もしかして傑くんがファーストキス?嘘やん!?
禪院直哉
傑にファーストキスを奪われた。あれ?なんでキスされたん?俺。
禪院甚爾
やばいよ!!ファーストキス奪われてるよ!!!
五条悟
さっき直哉に会いに行ったら顔が赤かった。なんで?
東雲羅宇・飴崎奏
あのクソゴリラどもが…。
ちゃっかりボコされた。
夏油傑
今回の重要人物。直哉可愛いな〜。
今回は夏直のターン入れてみました!