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ー5月 21日ー
セルヴェー「はぁ…はぁ…ありがとうございました」
鳳月「ありがとうございました」
僕と鳳月さんは訓練をしていた。
鳳月さんは言った。
鳳月「セルヴェーも段々と動きが慣れてきたな」
僕らは家の中に入る移動中に話していた。
セルヴェー「そんなことないです…鳳月さんの動きを目で追うのが精一杯で…」
鳳月「それでも、俺に1発当てたろ?」
セルヴェー「あれは奇跡ですよ…能力もオーラも未使用、純粋な体術だけで戦っても貴方が体勢を崩さなければ一発も入んないですよ」
鳳月「まあ、あれは俺も気を抜いていた」
鳳月さんはははっと笑ってそう言った。
鳳月「それに、お前少し硬くなったしな」
セルヴェー「かたい…?」
鳳月「おう、多分お前が言ったクリスタルのおかげじゃないか?」
セルヴェー「あぁ…」
鳳月「オーラ量もクリスタルひとつ吸収しただけで最初1000だったオーラが今じゃ10000まで伸びてんだからな、相当な力だぜ、ほんと」
セルヴェー「……」
そんな話をしていたら風月達が帰ってきた。
風月「ただいまー」
鳳月「おかえり風月」
セルヴェー「おかえり」
風月「おっす!」
風月は俺を見て言った。
風月「セルヴェー髪切らないのか?」
セルヴェー「え、どうして急に?」
風月「いやだって、髪結構長いし、片目隠れてるし」
鳳月「案外髪長いと戦いで邪魔だぞー?」
セルヴェー「ん〜…」
僕は髪をいじりながら髪を切ろうか悩んでいた。
するとその時、水月と雪月がやってきた。
水月・雪月「お邪魔しまーす」
鳳月「お、いらっしゃーい」
雪月「なになに、何の話してたの?」
セルヴェー「髪を切るかっていう話をしてたんだ」
僕が雪月にそう伝えると。
雪月「なら私が切ってあげる!」
セルヴェー「えっ、ほんと?」
雪月「うん!」
風月「なんせ、雪月は一時期美容師になりたいって言ってたぐらいだからな、任せてやれ!」
そうなんだ、と僕は言って雪月さんに髪を切るのを任せた。
ー数十分後ー
雪月「出来た!」
セルヴェー「わぁ…!」
鏡に映っている僕はまるで別人のようだった。
セルヴェー「凄い…ありがとう、雪月さん」
雪月さんは首を横に振って言った。
雪月「こんなの、どうってことないよ!ささっ!早くみんなに見せよ!」
セルヴェー「わっ、押さないで雪月さ〜ん!」
そして僕は髪を切った姿をみんなに見せた。
風月「すげぇ!カッケェじゃねぇか!」
水月「スッキリしたな、似合ってるよ」
鳳月「ああ!寧ろこっちの方が明るくていいな!」
セルヴェー「そ、そうかな?」
僕は少し照れてそう言った。
風月「でもやっぱ雪月は髪切るの上手いな!」
水月「確かにな、セルヴェーも切られてて何も不満とかなかったろ?」
セルヴェー「うん、切り方も丁寧だし、何も文句は無いよ」
雪月さんはえへへと言って照れていた。
そういえば!と鳳月さんが突然言い出した。
鳳月「4人とも、俺実は明後日からアメリカに行かなきゃならないんだ」
鳳月さんはあははと笑って言った。
風月「は!?もっと早く言えよそれ!」
水月「そうですよ! 」
鳳月「悪い悪いwでもお前らなら大丈夫だろ?」
雪月「そうかもしれないですけど…」
セルヴェー「アメリカに何か用でも?」
鳳月「ああ、なんせ緊急会議とかが入ったからな、多分9月か10月まで帰らないと思うな…」
セルヴェー「長くないですか?!」
雪月「セルヴェー、鳳月さんは地球防衛連合軍の隊長の1人なんだよ、これでもまだ短い方」
水月「そうだな、長い時でほんと3年ぐらい帰んなかったな」
と、雪月さんと水月くんは教えてくれた。
セルヴェー「ひえぇ…末恐ろしいなぁ、地球防衛連合軍は…」
鳳月「まぁそういうことだから、頼むわ 」
風月「はぁ…ほんと連絡する癖つけてくれよ」
悪い!と笑いながら鳳月さんはそう言った。
ー5月23日ー
鳳月さんはアメリカへと渡米した。
セルヴェー「…行っちゃったね」
水月「ああ…」
風月「よーし!それじゃあ俺たちだけで訓練するか!」
と、風月は提案した。
僕らは二つ返事で承諾し、神社へと戻ろうとした道中だった。
創成操作【異空間の誘い】
3人「!?」
セルヴェー「ん?なんか声が…」
その瞬間、そこにあった景色はいつもとは違った。街の風景はいつもと同じなのだが、空は暗く、異質な気配が漂っていた。
セルヴェー「…あれ、今って昼じゃ」
風月「ハマったんだ…敵の罠に!」
セルヴェー「敵の罠…?」
僕は考え、ひとつの結論にたどり着いた。
セルヴェー「っあ!?」
水月「セルヴェーが考えたことと同じだな」
雪月「うん、これさ…総裁の仕業だよね?」
風月「まさか父さんが居なくなった隙に…?」
「その通りだよ、ガキ共」
僕らは声がした方向に目を向ける。
そこには青い刺青のようなものとローマ数字が書かれている4人が居た。
セルヴェー(…赤髪と緑っぽい色の髪が2人、水色髪が1人か)
水月「あんたら、何者だ?」
「私たちは総裁、神の絶滅を願う者です」
風月「神ぃ?ここに神はいねえぜ?お引き取り願いたいなぁ!」
風月はイラつきながら総裁に言った。
青髪のやつが言った。
「あくまでも、私たちが用あるのはそこのオッドアイの少年よ」
と言い、僕のことを指さした。
それと同時に3人が俺のことを見た。
セルヴェー「…僕か」
雪月「悪いけど、セルヴェーには手を出させないよ」
雪月は顰めっ面で相手に言った。水月も後に続いて言った。
水月「同感だ、そもそも、ここに神なんて居ないし、人違いじゃないのか?」
緑髪の男が言った。
「勘違いなわけねぇだろ?お前ら大分勘がイカれてるらしいな?まあ、お前らみたいなガキ共には分かんねえか!」
と笑いながら僕らを煽った。
赤髪の男も続けて言った。
「そうだな、だがまぁ、殺せるなら何をしてもいいって言われてるしな、お前らも殺してやろうか?」
僕は嫌な勘が走った。
セルヴェー「まさかお前が殺ったのか…?僕の両親を?」
緑髪の女が答えた。
「ああ、あのジジババ2人か、私が提案したんだ!最高だろ!」
続いて緑髪の男が答えた。
「ああ、あれは最っ高に面白かったぜ!まああの叫び声は耳が痛かったけどな!」
そして赤髪の男が言った。
「たしかこう言ってたな、『まだ死にたくなーい』『あの子のことをまだなんとかー』とかって言ってな!」
3人は笑ってそう言った。
「…はぁ、呆れる」
青髪の女はそう言った。
セルヴェー「…ぁ、あぁ」
ふざけるなよ、そんなしょうもないことで僕の…俺の両親は殺されたのか?
許さない。
絶対許さねぇ。
「あ?」
【ブッ殺シテヤル】
僕は無意識に赤髪の男のところまで近づいて顔面に一発打撃を喰らわせた。
総裁達「!?」
3人「!?」
「痛ってぇなぁ…やってくれたなクソガキ!」
セルヴェー「ッ!」
僕は腹に一撃もらった。
その衝撃で3人のいた所まで下がった。
3人「セルヴェー!」
セルヴェー「フーッ…フーッ…」
セルヴェー(結構痛いな…畜生、でも鳳月さんとの訓練がなければもう死んでたかもな、感謝しないと)
(あのガキ、意外と耐久性は高いな。だが何故だ?あいつからは不思議なオーラを感じる、俺たちの認識とはまた違う何か…)
赤髪の男は命令を下した。
まず1人目に緑髪の男に命令した。
「おい、マルマス!お前はあの赤髪のガキとやれ!」
マルマス「りょーかいッ!」
風月「…来いよ、クソ野郎」
その瞬間、マルマスは風月のところまで一瞬でたどり着き、風月を遠くまで思いっきりぶっ飛ばした。
マルマス「ヒヒッ!楽しませろよぉ?御三家の次期当主!!」
そしてマルマスも風月のとこまで飛んでいった。
続いて赤髪の男は青髪の女に命令した。
「アイラ、お前はあの青髪のガキとやれ」
アイラ「はいはい、わかった」
水月「お前が相手か…」
アイラ「手加減はもちろんしないよ」
水月「上等!!」
水月は一瞬でアイラを能力で吹き飛ばし、アイラの所まで即座に向かった。
そして最後の命令、緑髪の女に下した。
「ベレール、お前は女のガキとやれ」
ベレール「おっけー、それじゃあ殺ろうか」
雪月「もちろんよッ!」
雪月はその言葉を言ったと同時に能力を発動させた。
セルヴェー「……」
「それじゃあ殺ろうか、ガキ」
セルヴェー「!?」
赤髪の男は一瞬で俺のところまで追いついた。そして俺を打撃だけで吹き飛ばした。
俺は転がりながら体勢を立て直した。
セルヴェー「チッ…」
セルヴェー(厄介だなぁ、威力は強いわ速いわで隙がない…)
「うおりゃぁぁぁぁ!!!」
セルヴェー「上か!」
俺は即座に攻撃を回避した。
「はん、やるじゃねえか」
セルヴェー「……そっちこそ」
俺は最後に聞いた。
セルヴェー「あんたの名前はなんだ?」
「へぇ、最期の自己紹介かいいぜ、教えてやるよ」
ザレル「俺の名はザレル・アマペトだ!」
セルヴェー「俺はセルヴェーだ」
ザレル「そうか、じゃあやり合おうか!!」
To Be Continued…
次回、第6話「炎同士の戦い」
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