テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
2件

朝の陽射しと鳥の囀りで始まる甘やかな目覚め、そこからのめめのイタズラっぽい引き戻しにまず「ああ、幸せな朝だな」って思いました。照が入ってきた瞬間の空気の変わり方も絶妙で、不機嫌になりながらも黙ってボタンを留めてキスするところ、嫉妬と優しさが混ざっていてグッときました。三人の関係性がちゃんと見える、温かくてちょっとドキドキする素敵なエピソードでした!
キラキラとした眩しい朝の陽射しに否応なしに起こされる。鳥の囀る声。
一日の始まりを教えてくれる。
手足を張って伸びをした。
なんだか今日は体が重い。
空はこんなに綺麗で澄んでいるのに、自分の体はどんより。
起き上がろうと上半身を起こした時、腰を掴まれてベッドの中に引き戻された。
「うわぁ。」
「まだゴロゴロしてよう。」
めめの綺麗な瞳がイタズラっぽく佐久間を見ていた。
朝イチのめめも悔しいほどイケメンだ。
見惚れていると、めめは照れくさそうにはにかんだ。
「佐久間くん、恥ずいんだけど。」
佐久間はニヤッとして、恥ずかしがるめめの頭をクシャクシャにして撫でた。
「照れちゃって可愛いな。」
佐久間が調子に乗ってめめをからかっていたら、めめが反撃に出た。
佐久間を強く抱き締めて、顔中にキスを降らせる。
「うわぁ、ちょっと!蓮、わかっ……」
言葉の途中で口を塞がれる。
塞ぐためだけの優しいキス。
すぐに離れた。
バタバタともがいてた動きを止めて、めめを見つめた。
また唇が近づいてくる。
佐久間はゆっくりと目を閉じて、落ちてくるキスを待った。
凄く優しい触れるだけのキス。
一度離れて、佐久間の顔を見て、微笑む。
そして改めてキスをした。
ちゅっという音が響く。
めめのキスが何度も角度を変えて降ってくる。
手が愛しそうに顔を包み、頬を撫でる。顎をなぞり軽く持ち上げ、舌を絡めるキスをした。
「…っん…」
甘い声が漏れる。
めめの指が佐久間の服のボタンを外す。
ゆっくりと外されるボタン。
一つ外される度に佐久間はピクンと体を震わせる。
めめは佐久間の反応を見て高揚した。
最後まで外し終わって、服の前をはだけさせる。
白い肌が露になる。
ピンクの突起が存在を主張していた。それを舌でなぞる。
切なそうな声と共に体が反応する。
体を唇で確かめるように滑らせる。その度に甘い声が漏れる。鼻にかかった甘ったるい声。
その声が好きだ。
「可愛いね。」
「…かわいくな、ぁんっ…」
「ほら、可愛い。」
「…もぅ、れんのばかぁ……」
言葉とは裏腹に体が反応してしまう自分が恥ずかしかった。
「昨日いっぱいしたじゃん。なんでまだそんな元気なんだよ。」
昨日、佐久間はこれでもかと言うほど愛された。
最後の方は意識が飛んでいて記憶にない。気が付けば朝で、体が重いのはそのせいだ。
佐久間はめめを押し退けようとした。
でも、びくともしない。
「こんな…朝っぱらから…えろいこと…すんなぁー!」
ぐーっとめめを押しやる。
それでもなお佐久間を離さないめめ。
「ぃやっ、蓮。」
「どうして逃げるの?」
「佐久間さんは体が持たないの!お前よりいくつ年上だと思ってるんだよ。後輩!」
「そんな事言わないで抱かせてよ。先輩。」
めめのエロい目が佐久間を捉えていた。もうダメだと思った。佐久間、大ピンチ。
「2人とも飯だぞ。そろそろ起きろ。」
ドアが開いて照が入ってきた。
上半身裸で、その上にエプロンをつけている。
照は二人の異変に気づく。
「おいっ!俺が飯作ってる間に何二人でイチャイチャしてんだよ!」
照によって布団が剥がされる。
前のボタンを外されて、白い肌が露になった佐久間がそこにいた。
鋭い視線をめめに向けた後、佐久間ににじり寄る。
照の不機嫌な顔に慄いて後ずさる佐久間を捕まえて、服のボタンを留める。
黙々と留めていく照。
最後の一つを留めたあと、ゆっくりと顔を上げて、佐久間の顎を掴んで、ちゅっとキスをした。
「俺のいない所でめめに触らせるな。」
そう一言 いうと二人を指でクイクイと呼んで、先に部屋を出ていった。
佐久間とめめは顔を見合わせる。
「怒られちゃったね。」
めめは笑ってそういった。
「お前のせいだ。照怒ってるよ。
もぉ〜!早く行くぞ。」
佐久間は照が出ていったドアに向かった。
めめもその後に続く。
三人はテーブルに着いた。
照が作ったサラダやチキンなどのヘルシーだけど腹持ちのいい食事。
もぐもぐ食べる佐久間が可愛くて仕方ない照。
顔が緩んでいた。
幸せだなと思った。
みんなで美味しいご飯を食べられることが、こんなにも幸せなことなのかと、噛み締めていた。
にこにこ談笑していたが、照の頭の中では、昨日の夜のことが思い出されていた。
それはとても忘れられない夜になった。
#目黒蓮
machi
2,272
5,776