TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

蝉が鳴く夏

一覧ページ

「蝉が鳴く夏」のメインビジュアル

蝉が鳴く夏

3 - 母ちゃんの体調不良

♥

23

2024年11月06日

シェアするシェアする
報告する

「コンコンッ。」母ちゃんがしんどそうに咳をする。

「母ちゃん大丈夫?」勲は背中をたたく。

「大丈夫だよ勲。」母ちゃんはそう言ったがどこが危うい。

母ちゃんを連れて父ちゃんは寝室に行った。

「フフッ。」と女性の笑い声が聞こえ振り向くと白いワンピースの女が部屋の柱から顔を出していた。

「うわっ…!」勲は警察に電話した。

「事件ですか事故ですか。」

「あの白いワンピースの女性が家の中に居るんです…。」

警察は優しい声で

「君の名前は?」と聞いた。

「桜田勲。」警察は電話を切り家に上がってきた。

「白いワンピースの女性は何処にいたの?」

「あの柱から顔を出していました。」

「親御さんは居るかな。」

「母ちゃんと父ちゃんは寝室に居ます婆ちゃんは買い物。」

「これお母さんのコップ?」

勲は頷いた。

「毒が塗ってないか鑑識に回してくれ。」刑事が警官に言った。

「何事なんだい?」婆ちゃんが帰ってきた。

「お孫さんから白いワンピースの女性があの柱から顔を出していたと通報がありまして。」

婆ちゃんはその言葉に青ざめる。

「我々はこれでまた連絡してください。」警察は帰った。

「お義母さんどうしました?」父ちゃんが聞く。

「勲が警察を呼んでね。」

「まさかあの白いワンピースの女のこと言ったのか?」

「うん。」

「よくやった勲。」父ちゃんは抱き締めた。

「母ちゃん死んじゃうの?」

「大丈夫ただの風邪だよ。」

父ちゃんは頭を撫でた。

ハリーが病院から戻ってきた。

「ワンワン。」

「ハリーお帰り!」

勲はハリーに抱きついた。

「クソッ…。」白いワンピースの女は木の影に隠れて悔しがっていた。

この作品はいかがでしたか?

23

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚