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これは2028年、私が中学2年生の頃の話。
私の名前は、藤宮茜。
晴れた日の朝、私は友達と待ち合わせる駅に着いた。友達から、「遅れちゃうかも」という連絡を受けて駅の売店に入った時のことだった。
「はじめまして。帝聖中1年の大宮奏です。あのー、帰りよかったら一緒に帰りませんか?」
見知らぬ男の子に声をかけられた。帝聖中なら同じ学校に通う人なんだ。そう思った。誰か分からないのに私は咄嗟に、知らない人に向けて、
「いいですよ。一緒に帰りましょう。」
と言ってしまっていた。
この時、思いもしなかった。私がこの男の子に恋をしてしまうなんて…