テラーノベル
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こちは〜
アイデアが湧けば、毎日投稿ができる
湧かんかったら…
まぁ、のほほん投稿しますよ
たぶん、他のもしつつね
…どうしても長編を書いちゃうので、連載掛け持ちが酷いという
そういう面ではこれいつでもやめれそうで、楽です
できれば続けますけどね
設定
天使と悪魔がいる世界で、インドくんは悪魔
天使と悪魔は仲悪い
でも、そんなところにインドが行く話
グロい表現ありかも
ちょっと誰かに心酔気味
いつもが物足りない
ただ、赤黒い景色が広がるだけでなにもすることがない
遠くには天使がいるらしいが、迂闊に近づくと殺されてしまう、そう教えられたからあまり近づく気にはなれなかった
あいにく、あいつと同じように天使に誑かされたくはない
だって、最高の主様がいるのだもの
我らが生みの親、最強魔法使い、イギリス様!!
そんな人に背くなんて誰ができましょうか
だから、天使に寝返ったあいつは馬鹿なだけだ
…でも、どう誑かしたのかは気になるものだ
イギリス様の教えを超すような、そんなすばらしい教えを伝える力でもあったのだろうか?
…それは興味深いし、私もやってみたいものだ
主様のことなら、いくらだって伝えれる
いったい、天使たちはどうやって、それを伝えてるのだろう?
バサッと羽を広げて、地面を蹴って飛ぶ
これなら、早く着くだろう
「〜♪」
飛ぶのなんて久し振りで、浴びる暖かい風が心地よく体を撫でる
楽しく、飛んでいく
…そんな時だった
ひゅっとなにかが飛ぶ音がした
「い゙っ゙…」
やがて、痛みが走る
ふらっと体制を崩しかける
羽を見ると、矢が刺さっている
まさか…
下を見ると白の地面と天使たちが見えた
そこまで行く気はなかったのに…
急いで逃げないと、そう思った
でも、なにかがおかしい
羽がうまく動かせない、体に力が入らない
「っ、やば…」
段々と高度が下がっていく
バサバサと羽を動かして、逃げようとするけど、矢を避けるので手一杯だ
ひゅっ、ひゅっ
矢が風を切る音がする
増えていってるような…?
やがて、さすがに避けきれなくなった
ぐさ
「ぁ゙…ぅ゙」
足に当たった
「ひーりんぐっ」
急いでそう言って、足を治すけど、矢が刺さってて、力が入らなくて血は流れたまま
そこにまた、矢が風を切る音が聞こえた
ぐさっ、ぐさぐさ
「かはっ、〜っ゙…ぁ」
どこもかしこが痛くて、ただ血を吐く
あ、だめかも
羽が動かなくなって、ひゅうっと体が落ちていく
次に見えたのは血まみれで繋がってない腕と白い地面
まぶしい…ぼんやりとそう思う
「げほっ、ごほ…せんせりー、でぃふぇれー…しょん、こほっごぽ」
とりあえずそれだけ唱えて、痛みを無くそうとした
でも、まだ体が激痛で悶えていた
「な…んで?」
少し上を見ると、天使がいた
たくさんいる
一人が包丁を持っている
それが…
「…ぁ」
そこで意識が途切れた
ただ、流れ出る生温かい血を感じながら、抉られていく体を感じながら
「…あ、れ?」
気がつくと、赤黒い景色が見えた
さっきまで、天使のところに…
「まったく、勝手に行動しないでください よ 」
上からそんな声が降ってくる
肌がゾクりとした
「…はい、申し訳ありません、イギリス様」
そう言って、さっと跪く
まさか、イギリス様が私を助けてくれた?
なんて、感慨深いことだろう
「さて、なんであんなところにいたんです?」
怒りも呆れも含まない冷たい声でイギリス様はそう尋ねてきた
「…少し、気になったことがありまして」
「へぇ…」
イギリス様が興味を示してくれている
あぁ、なんて喜ばしいことだろう
天使のところに行ってよかったくらいだ
「天使の教えが気になりまして…」
「…あなたも私を裏切る気なんです?」
少し怒りが滲んだ声に体が震える
やばい、最高だ
こんな表情近くで感じれるなんて!
「いえ、滅相もございませんよ…ただ、あなた様の教えを伝える方法が欲しくて、天使の教えを参考にしようと思ったのです」
「…そうですか」
イギリス様はいつものように戻った
もう、戻った方がいいだろうか
カツカツという足音が聞こえる
え、まさか…
少し顔を上げる
イギリス様が目の前にいた
「…これ、あげますよ。聖書です、天使の教えが載ってるんじゃないです?…天使は武器に使ってましたけど」
そう言われて、本を渡された
それを両手で受け取る
ジュッと手が焼ける音がしたが、気にしずに、抱え込んだ
深くお辞儀をして、こう言う
「まことにありがとうございます、いつかイギリス様の聖書を作って差し上げます」
それだけ言って、立ってもう一度お辞儀をし、イギリス様のところから去って行った
ゆっくり歩きながら聖書を眺める
持つ手がズキと痛むが、さっきの矢よりはましだ
…手が溶けているが、まぁ大丈夫だろう
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