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アクア 「…なあ?もう帰らないか…?もう少しで陽も暮れる。そうなったらアイ達が俺達を心配して探しに来るぞ…?」
ルビー 「もう少しだけ!私みたんだもん!秘密基地みたいなのがあるの!アクアにも見せてあげたいの!」
アクア(秘密基地って…そんなものある訳無いだろ…だってここは何年も前から立ち入り禁止なんだから…)
ルビー 「ね?!ね?!あったでしょ?!」
アクア 「嘘だろ…本当にあった…」
(でも誰が?此処はあの転落事故からずっと封鎖されてたはずだ…)
ルビー 「ねえアクア!入ろうよ!!」
アクア 「は?!おい!ちょ!待てって!危険だから入るな!」
ルビー 「もー!アクアの意気地なしー!あー!分かった!怖いんでしょ?怖いから入らないんだ〜?アクアの弱虫〜w良いもんw私先に入るもん!アクアはそこで怯えて待ってたら良いよ!」
アクア 「ちょ!おい!!…ったく…面倒くせぇな…入るしかねえな…。」
ケホッケホッ…
ルビー 「何かここ…埃臭いね…それに古い置物?みたいなのが沢山ある…」
アクア 「気をつけて進めよ?何があるか分かんないから。」
ルビー 「分かってるよ〜。もう、アクアは過保護なんだから〜…」
ルビー 「何これ!なんか凄い分厚い本見つけた!!」
アクア 「おい…あまり触るなよ…?」
ルビー 「分かってるってぇ〜…」
アクア 「もう十分気が済んだろ?帰るぞ。」
ルビー 「はぁ〜い…」
(この見つけた石だけ持って帰〜ろっと。アクアには秘密にしとこ!アクアにバレたら絶対怒られるもん!)
アクア&ルビー 「ただいm」
ドタドタドタ…
アクア 「うわあ?!ちょ…アイ…?」
ルビー 「ママぁ…苦しいよ〜…」
アイ 「ご!ごめんね!苦しかった?!…でも…良かったぁ…良かった…!2人が帰ってきてくれた!もう!心配したんだよ?!仕事終わって帰ってきたら2人とも居なくなってるし…ミヤコさんや、社長も知らないって言うし…」
ルビー 「御免なさい…ママ…」
アクア 「御免なさい…」
アイ 「さ!!早くご飯食べよ!!今日は2人の好きな食べ物だらけだよ!焼肉に!ハンバーグ!それに、いちごも!!!」
ルビー 「いちご?!やったー!!」
アクア(焼肉…!それにハンバーグも…!嬉しい…!!!)
アイ 「それでー?2人は何処に行ってたの〜?」
ルビー 「それはねー!秘密基…むごご?!」
アクア 「な,何でも無い!何処にも行ってないよー少し散歩してただけ〜」
アイ 「そうなの?なら良いけど〜危険なことだけはしないでねー!」
アクア 「分かってるよ。アイを悲しませるようなことはしないよ。」
アイ 「ん!!良い子だねぇー!アクアー!」
わしゃわしゃ…
ルビー 「ちょっと〜アクアばっかりズールーいー!わーたーしーもー!!」
アイ 「はいはい笑ルビーもいい子だぞ〜!」
わしゃわしゃわしゃ…
ルビー 「はぁああ…極楽浄土〜…」
アイ 「え?極楽浄土なんて言葉何処で覚えたの?まさか…」
ルビー (や、やばい!つい言っちゃった!)
アイ 「やばいくらいの天才っぽいな!私の遺伝だ!!!」
ルビー (良かった…バレてない…)
ルビー (良し!今なら皆…居ないよね?今日持ってきた石を見てみよーっと!)
ルビー 「やっぱり綺麗〜!持ってきて良かったー!どうせ落ちてたものだし、良いよね!誰も持ち主居ないんだし!」
ルビー 「あ、あれ?!なんか石が光って…きゃあ?!?!?!?!?!?!」
アクア 「今なんか変な音しなかったか?!ルビー!大丈夫か?!おい!ルビー!!」
アイ 「何々〜?!今の音!…!!ルビー?!何があったの?!大丈夫?!」
ルビー 『汝の血を我に捧げよ。』
アクア 「は…?ルビー?お前何言って…」
アイ 「ルビー??…じゃ無いよね?貴方は誰!ルビーに何をしたの!?」
吸血鬼 「くくく…威勢のいい女だ…我は古により封じられし『ヴァンパイヤ…』つまり吸血鬼の事だ…。我は、この体の幼子が持っていた医師に封じられていたが、幼子が石を持ち出し、封を開けたことにより再び解放されたのだ。…この幼子を助けたければ汝の血を与えよ。そして我と『契約』をするのだ。」
アクア 「血?!血を与えれば、ルビーは元に戻るのか?!なら俺のを吸え!アイには手を出すな!!」
吸血鬼 「ククク…まあ良い。誰の血でも構わぬ。さあ我に首を差し出すのだーー」
アイ 「待って!アクア!!」
ミヤコ 「ええぃ!!この忌々しい吸血鬼!!アクアとルビーから離れなさい!!これでもくらいなさい!!」
吸血鬼 「な!!それは十字架?!や、辞めろ!辞めてくれ…!」
イチゴ 「…言われた通りにニンニクを大量に持ってきたが…何に使うって言うんだ…?…は?!吸血鬼?!?!?!」
ミヤコ 「イチゴ!!早くそれをあいつに投げて!!」
イチゴ 「お、おう!分かった!」
吸血鬼 「それだけは!それだけは辞めてくれ!!わ,分かった!返す!返すから!やめてくれ…!」
ミヤコ 「問答無用!!!」
吸血鬼 「ギャアアアアア…!!!」
シュウウウウウウ…。
ルビー 「あ…れ?私何して…?」
ルビー 「ちょ…アクア…?何で泣いてんの?それに苦しいって…」
アクア 「馬鹿ルビー!!心配っ…したんだからなっ…!」
ルビー 「アクア……。…っ…ごめんなさい…ごめんなさい…っ…。私、私、この石がアクアに似てるから…アクアに渡したくて…でもその前に見ておきたくて…(泣」
アクア 「…俺こそごめんな…ルビーを守れなくて…」
ルビー 「ううん、守ってくれたよ…?私ね、朧気だけど、微かに覚えてるの…ずっとアクアと、ママが声かけてくれてたよね…?嬉しかったんだよ…?」
アイ 「…さ!その石を元の場所に戻しに行こう?そしてお祈りに行こう?」
ルビー 「うん。分かった。ごめんねママ…」
アイ 「ううん!もう大丈夫!でもね、もう危険なことはしないでね?」
ルビー 「うん。分かった。」
アイ 「これで良し!っと。」
アイ (元の位置に石も戻したし、もう大丈夫だよね…?…どうか、どうかこの石の中にいる人が早く元の世界に戻れますようにー…)
ルビー 「ママー!何してるのー?早く帰ろー!」
アイ 「うん!分かった!今行くねー!」