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【みぅの選択】
例えば、あの骸骨騎士と戦っているとき、この扉が開いて援軍が出てきたら? ……ここは慎重に探索する必要があるようだ。幸い、骸骨騎士は部屋から出てくる様子はない。左手の扉を調べているときに襲われることはなさそうだ。
また、骸骨騎士があの場所から動かないということは、あそこで何かを守っているかもしれない。ダンジョンを探索すれば、そうした情報が手に入るかもしれない。
様々な可能性を検討した結果、あなた達は左手の扉を調べることにした。先ほどの扉にブロブが降ってくる罠があったことを踏まえ、今回はより慎重に罠を警戒した。頭上、足元、どちらも問題はなさそうだ。……もっとも、女僧侶と村長の娘の二人で調べたのでは、本職の盗賊のようにはいかず、何かを見落としている可能性は否定しきれないが。
「今度こそ罠はなさそうです。……行きます!」
覚悟を決めて女僧侶が扉を開ける。扉は問題なく開いた。……だが、扉に罠がないのなら、おそらく危険はこの部屋の中にある。心してかかる必要があるだろう。女僧侶は松明を高く掲げ、部屋の中を照らした。
「これは……?」
部屋は長方形になっており、左手奥に扉のようなものが見える。それはいいのだが、部屋の中には左右6個ずつ、奥に向かって一列に墓のような物が並んでおり、部屋の奥の壁のところには祭壇のようなものがあった。いっけんすると教会のようでもあったが、そのような神聖さ・荘厳さは見られない。むしろ、その部屋は邪悪な気配に満ちている。
と、そのとき、墓から一斉に、青白く光る、恐ろしい形相をした人々が、にゅっと出てきた。墓を開けて出てきたのではない。墓を貫通し、物理法則を無視して、染みだすように現れたのだ!
「これは、死霊たちですね!」
12体の死霊が一斉に女僧侶に襲いかかる! ――が、女僧侶は、あわてることなく、手を組み、目を閉じてひざまずいた。
「神よ、迷えるものを、正しき道にいざないたまえ。エグゾルシスム!」
女僧侶は先ほどの罠で衣服を失い、下着姿であったが、その姿には神々しいものがあった。部屋の中に満ちいていたまがまがしい雰囲気が消え去り、死霊たちも苦悶の表情が消え、穏やかな表情となり、
「ああ……」
とため息をつくような声を出して、次々と消えていった。これだけの数の死霊、もし連れてきたのが女僧侶でなければ、どうなっていただろうか……。ともかく、危機は去った。
女僧侶と村長の娘は、奥の扉へと進んだ。ここにも罠は無いようだ。
扉を開けるとすぐに右に曲がっており、短い通路がある。突き当りまで行くと左に少し大きな部屋がある。部屋には扉はなく、外から中をのぞくことが出来た。どうやらそこは書庫のようで、様々な書物が棚に収められて壁一面に並んでいる。それだけでなく、溢れた本が床にいくつも積み上げられている。
さて、どうしたものか。
14.手がかりがあるかもしれない。時間はかかりそうだが、じっくり調べてみよう。
15.これを全て調べるのは大変だ。他の場所に行こう。
コメント
3件
うわあ、今回もドキドキした…!左手の扉、開ける前の慎重な探索シーンがリアルで、女僧侶の「エグゾルシスム」で一気に浄化される流れ、すごくカッコよかったよ。下着姿なのに神々しいって描写、逆に引き締まる感じがして好き。書庫の選択肢、どっちも気になる…!次、どうなるんだろう。
208
81
#オリジナル
重田💋(omoda)
235
ゆあ
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