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???「盗聴、器?」
嘘だ、と云わぬばかりの顔で男性は目を見開いた。
太宰「取り敢えず、落ち着き給え」
太宰は男性の両肩を両手で抑えた。
すると、男性ははっ、と我に返った様に落ち着きを取り戻した。
チラリ、と首元が上着の中から見える。
そこには首輪がされており、刺々しい突起が装飾として着いていた。
そして、首輪の下からは自分の様な包帯が巻かれている。
太宰は、はっとした。
それは酷く、自分に似ているような気がするからである。
???「はァっ…はぁっ……」
男性は息を整えていた。
少し苦しげに。
太宰は男性の手を引いた。
???「ッ、ぇ…?」
当たり前に男性は驚いた様子だった。
太宰「少し、話したいことがあってね。勿論、君とさ。」
???「ぇ、ぁ、は、はいッ」
________私は今、何をしているのだろう。
直感的に、そう思ってしまった。
それをした理由には、懺悔と後悔がただ募っただけだというのに。
嗚呼、今、このことを知れば、男性は私の事をどう思い、私はどう映るのだろう________?