テラーノベル
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阿部はちょっと我儘だったかなぁと思ってる。
しなくていいと目黒は言う。
ちゃんとラウールにも、紹介された。
今更、不安になる事はないと思う。
だが、あれほど仲良くしているのを見ると、やっぱり不安なのだ。
ラウールは若い。
自分は目黒より年上だ。
気にする事じゃないかもしれない。
ブレスレットを触りながら嬉しい気持ちだけ持っていればいいんじゃないかと思う。
でも、目黒のものになりたい。
身体を繋ぐことが大事に思ってきた。
満足させているだろうか?
充分だと言うけれど、本心からなんだろうか?
目黒は今のままで充分だと思ってる。
可愛い阿部を独り占めしているのを嬉しく思っている。
そんな阿部の可愛い声や裸体を見れるのを喜んでいる。
不満なんかない。
ラウールは本当に弟みたいな感じだし、あんな子供に欲情しない。
目黒さえいればいいと言う。
もっといろんな人と遊んだり食事したり酒を飲んだりしたらいいのに目黒のそばを離れない。
でも、阿部の事はハッキリ言った。
少し遠慮してくれると嬉しい。
目黒ーラウール。
ラウーん?
目黒ー俺の1番大事な人は?
ラウー阿部ちゃん。
目黒ー分かってたらあんまり俺を誘うな。
ラウーだってぇ。
目黒ー寂しい思いをさせたくないんだ。
ラウーめめが先に好きになったの?
目黒ーそう。
ラウー阿部ちゃんは?
目黒ー時間はかかったけど好きになってくれた。
ラウー凄く勇気いっただろうね。
目黒ー泣いてたよ。
ラウーいいなぁ。
目黒ーだから、俺は阿部ちゃん第一主義なの。
ラウーはいはい。
目黒ー邪魔するなよ。
ラウー分かった。
目黒とラウールの話なんか知らない阿部。
一度でもいいから試してみたい。
不安にさせないでほしい。
スケジュールを見ながらゆっくりできる日はないか探している。
コメント
2件
ラウだってわかってるんだよね