テラーノベル
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校長「……本年度は、ことにめでたい年であります。我が大杯小学校には、今年も尊い『乳神さま』と同じ空気を吸い、同じ学び舎で過ごすことができる子どもたちが集いました。
神の恵みを受け、慈愛を分けていただく私たちが、この村で健やかに生きることは無上の誇りであります。
新入生の皆さんも、やがてその大いなる恩恵と、この村の宿命の意味を理解する日が来るでしょう……」
異様な入学式は厳かに執り行われた。
式の後、乳神さまが乗り込んだ車の外で、母が神主らしき男に激しく詰め寄り、一方的にまくし立てていた。
母「乳神ってなんなの、それ。なにあの格好……彼女娘と同じ七歳よね?」
神主は呆れた顔で聞き流していたが、ふぅ、と小さくため息をついた。
神主風の男「……吉田さん、毎朝の牛乳は飲まれていないんですか?」
母もムッとして言い返す。
母「あなたたちの仕業だったのね! 飲むわけないじゃない、頼んでもないのに気持ち悪い!」
あっけにとられたような顔をした神主風の男は、周囲に視線を巡らせてから、低い声で言った。
神主風の男「ここでは話せませんので、今夜七時にこちらの住所へ来てください」
男はふいと懐から名刺を取り出し、母に手渡した。
母はそれをひったくるように受け取ると、怒りをあらわにしながらも私の方へと戻ってきた。
母「帰りましょう、ユミ」
ユミ「ママ……」
コメント
1件
第4話読んだわ。この不気味な空気感、めっちゃ好みだわ…「乳神さま」って呼ばれる七歳の女の子の存在とか、母親が違和感を抱いて食い下がる流れがもうゾワゾワする。牛乳の話が出てきたあたりで「あっ」ってなった。何が正体なのか、まだ全然わからなくて続きが気になる🔥 ユミちゃん視点の怖がり方がリアルで、ここからどう転がるのか楽しみだわ。