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光「ちょっと夢、なんでここで寝てるの?」
夢は中庭の花壇に寝っ転がっていた。
夢「飛び降りた」
光「え?」
夢「好きな子に告ったら振られたからその階から飛び降りた。」
光「ちょ、何階から飛び降りたの?」
夢「多分3階」
光「はぁ、これで何回目?」
夢「だって振られたんだもん」
光「そりゃ女の子から女の子に告ったら動揺するよ、少しはメンタルつけよ」
夢「今までで1番好きな子だったのに……光、私の事殺して」
光「何言ってんの?ほら、保健室行くよ」
夢「やだ」
光「なんで?ていうか起き上がれるの?」
そういうと夢は上半身だけ起こして
夢「だって保健室行ったら『またか』って言われるもん」
光「そりゃそうだ。」
光「次の授業始まるけどどうする?」
夢「屋上行ってサボらない?」
さっき飛び降りたことも忘れたかのように夢は言う。
光「飛び降りないならいいよ」
夢「…………わかった」
こいつ飛び降りる気だったな。
光はそんなことを思いながらも親友である夢を大事に思っているから一緒にサボった。
夢「ねぇ光?なんでこんなに振られるんだろう」
光「やっぱみんな同性だがかな」
夢「そんなに性別って大切?」
いつにも増して真剣な夢に
光「まぁしょうがないよ。」
そう適当にあしらった。今の彼女に必要なのは話を聞いてあげることだと思ったからだ。
夢「次告って失敗したら首吊る」
光「なら私に告りなOKするから」
夢「光はやだー」
子供のような口調で夢はそう言った
光「なんで?」
夢「一生親友だから」
日に照らされた夢が少し明るく見えた。