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9話目にして気づいた驚きの事実。
” 音駒の練習試合全然まだ “!!
ハイキューオタクとして恥ずかしいです。
ごめんなさい。でも治すの大変なのでこのまま行きたいと思います。
(今回は烏野の合宿で、次回から音駒を飛ばしてアニメのセカンドシーズンに入ります)
西川side
『んーと・・・』 カチャカチャ
静かな学校に雀のさえずりが響く早朝、私は体育館の扉を鍵で開けた。
入ろうとすると、後ろから聞きなれた声。
日向「おはよー!西川!」
『ん、日向!おはよ!早いねー』
最近は毎日日向や影山と朝練をしている。
日向「でも西川ほんとありがとう!!」
『えー?どうして?』
日向「俺のわがままで朝早くから練習してるけど、毎日付き合ってくれるじゃん!」
『あーね。良いんだよー好きなことだし!』
私は体育館シューズに履き替えて、倉庫からボールを取りだした。
日向「今日めっちゃ楽しみ!!」
『合宿ね!私も!』
(そういえばそーじゃん!)
日向「どんなところなんだろーな!!」
日向「部屋広いかな?!」
『それもお楽しみってことで!』
朝から直射日光みたいに元気な日向に癒されながら、私たちは練習を始めた。
ブロロロロ・・・
澤村「全員ちゃんと荷物もって乗り込めよー」
授業が終わり夜、バレー部のみんなはエンジン音が響くバスの中に乗り込んだ。
席に座ると、相変わらず隣は月島くん。
『ひゃー!楽しみ!』
月島「よくそんなテンション上がるね」
月島「別にただの合宿でしょ」
『合宿だからだよー!お泊まりだよ?!』
『いっぱいカードゲーム持ってきた!』
月島「遊ぶんじゃん」
『もちろん!女子たちと沢山遊びます!』
ウキウキでカードゲーム達を眺めていると、月島くんが口を開く。
月島「・・・まあ、僕も付き合ってあげる」
『え?!いいの?!』
『月島くんってこういうの嫌いじゃ?!』
月島「好きではないけど、」
月島「・・・君とやるのは面白そうだから。」
『えー?!そうでしょうか?!』
普段遠くから日向たちを眺めているから嫌いかと思ったけど、やってくれるようだ。
(てか私とならか・・・!嬉しすぎる!!)
『あ、でも時間ないからお風呂後になるけど月島くんは大丈夫?』
月島「・・・は、まあ、いいけど、」
月島「君はいいわけ?」『うん!もちろん!』
『ふふ、私も月島くんとだったら100倍ぐらい楽しくなる!!』
月島「バカみたいな数字。笑」
『な!いや?!馬鹿じゃないですー!事実!』
月島「分かったから。僕もう寝る。」
月島「静かにして。」
『はい!おやすみ月島くん。・・・ってえ?』
月島くんが無言で私にジャージをかけた。
月島「大きさ合ってなさすぎでしょ。笑」
『うるさい・・・じゃなくて!これなに!』
月島「別に。要らないなら僕がかけたいんですけど。」
『え、えと、月島く・・・』「いる?いらない?」
『えっ、じゃあいただきます、!』
月島「ん。食べないでよね。」
『そっちのいただきますじゃない、!!』
(え、月島くん寒くないかな、?!)
よく分からない行動をしたかと思えばヘッドホンをつけて寝てしまう月島くん。
私は混乱しつつジャージにうずくまった。
(やっぱ大きすぎんかい・・・?)
(あったかいしいい匂いするし、嬉しいけど)
『・・・・・・すーすー・・・』
布団のような月島くんのジャージに包まれ、私は寝落ちしてしまった。
ピーピーピー・・・
<よし、着いたぞー。全員降りろー>
『・・・んん、』
ブレーキ音と顧問の声がして、目を覚ます。
(ん、もう着いたのか!楽しみ!!)
わくわくして鼓動が早くなるのを抑える。隣を見るとまだ寝ている月島くん。
(あら、起こさなきゃ)
『つーきーしーまーくーん?起きてー!』
月島「・・・・・・、」『起きろー!』
月島「・・・ん、起きたから、」
『わ、おはよ月島くん!夜です!』
(あれ、今回はやけに起きるの早いな)
(眠りが浅かったのかな、?)
月島「知ってるし。」
『合宿だよー!ジャージありがとね!』
月島「ん。君それ寝起き?」
『え、うん!・・・え?!どこか変?!』
月島「いや、別に、・・・降りるよ。」『はい!』
月島くんに言われた私は2人でバスから降りた。目の前には宿。
西谷さんや日向が先陣切って入っていく。
月島「どこからあんな体力くるの」
『えへへ、楽しそうでいいじゃん!』
『月島くんもほら、早く行こ!』
私も月島くんを引いて宿に入った。
『・・・はー、気持ちよかったね!』
宿に入ったあと夕食を食べて、今はお風呂に入り暗い廊下を谷地さんと歩いていた。
谷地「うん!気持ちよかった!」
『それにしても結構暗いねー、お化けとかでちゃったりして!笑』
谷地「ヒッ・・・やめてくださいー、!」
私はお化けや虫などは大丈夫なタイプだが、谷地さんはダメだったようだ。
『わ!ごめんよ!でないでない!』
谷地「・・・・・・」 『あれ?谷地さん?』
突如として立ち止まる谷地さん。
私が後ろを向くと、正面から軽く何かにぶつかった。大きな黒い人の影。
『・・・え、』 ??「あ。」
谷地「でっ、でたああぁぁぁ!!!」
それが言葉を発すると、涙目になりながら谷地さんは逃げてしまった。
『えっ、ちょ、谷地さん?!』
(ど、どうしよ・・・) カチッカチッ『!』
怯えていると近くの自販機の電気がつく。
そこにいたのは影山。さっきまで立っていた顔が見えなかった人は影山だったようだ。
『か、影山ぁー!』
影山「す、すまん。なんかしちまったか」
『えへへ、谷地さん逃げちゃった。』
『ていうかどうしたの?こんなとこにいて』
影山「あーー・・・・・・迷った、」
顔をくしゃくしゃにする影山。
『えー?!もー、!案内しますよ!』
影山「まじか!あざす。」
『それにしてもびっくりした!笑』
影山「・・・おう。」 『・・・・・・影山?』「・・・」
(さっきから目を合わせてくれない、)
(なぜに・・・)
私は影山の様子に疑問を持ち無理やり目を合わせようと正面に周った。
『影山さーん?どうかした?!』
影山「いや、その・・・」
影山「・・・西川、いつもと違うからなんか、」
『違うって、この髪のこと??』
私はまだ濡れてウェーブになっている自分の髪を軽く触る。
影山「い、いいと思う、」
そっぽを向くと、耳が真っ赤になっている。
『え?!ほんと!やったー!!』
影山「・・・・・・」 『じゃあまたこれする!』
影山「・・・おう、また見たい。」
『ほら、さっさと行きますよー!』
(よし!やっと目合った!)
私は影山の腕を引いて男子部屋へ向かった。
・・・・・・ガチャ
『お邪魔します!』 日向、月島「?!」
1年生部屋につき、扉を開け入る。
『影山着いたよー!』
影山「あざす。すまん遅れた。」
影山が日向たちに軽く謝罪をすると、驚いた顔で固まっていた月島くんが口を開く。
月島「・・・迷ってたの?」 影山「・・・まあ」
月島「ああそう。・・・いや、なんで西川が部屋に来てるの、」
『? 案内してたし!』
月島「ここ・・・男子部屋なんですけど」
『知ってる!女子部屋より広いね!』
月島「はぁ、?」 日向「よぉー!西川!」
呆れた顔をする月島くんと、にこにこで飛び上がる日向。温度差がすごい。
(月島くん・・・苦労してそうだな・・・)
『あれ?山口くんは?』
日向「山口はいま風呂行ってる!」
『そっか!』日向「なあ!せっかく来たし!」
日向「遊ぼうよー!!」
『おー!私今カードゲーム持ってる!』
月島「え、いや、なんか色々言いたいけど」
月島「なんで持ってるの??」
『いつでも遊ぶため!・・・っていうのと、』
『月島くんとの約束ー!』
楽しみにしていたのでにこにこで答えると、月島くんはそっぽを向く。
月島「・・・ああ、そう。」
『ねーねーやる?!カードゲーム!』
日向「やろーやろー!」 影山「俺もやる。」
『え!影山がやるの意外!』
日向が出してくれた机に、カードゲームを並べ3人で座る。
『つーきーしーまーくん!やろ!』
月島「・・・・・・はあ、分かったよ。」
月島「でもちょっとだけね」
『うん!ありがとー!』
(お泊まり会って感じでたのしい!)
月島くんも机の傍に座り、4人でカードゲームを始めた。
終わり.