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昼休み
「ひかりー」
透がとことこ近づいてくる
「ん?」
すると透は
私の机へこてっと寄りかかった
そして突然
「ひかりとおそろしたい」
「……おそろい?」
「うんー」
透はこくっと頷いた
「恋人っぽい」
「っ///」
その言葉だけで
ひかりの顔が熱くなる
「な、なにをおそろにするの?」
「これ」
ぽんっ
机へ置かれたのは
淡い水色とピンクの髪ゴムだった
「かわいっ……!」
「お店でみつけた」
透は少し嬉しそう
「ひかりピンク」
「透は水色?」
「うんー」
「おそろいー」
かわいい……
その日の放課後
ひかりが髪を結び直していると
じーっ
「透?」
「ひかりおそろい」
透は嬉しそうに
自分の髪ゴムを見せてくる
「そうだね」
「んふふ」
その反応がかわいくて
私もつい笑ってしまう
すると透はまた思いついたように
「もっとほしい」
「え?」
「おそろい」
数日後
「ひかりーみてー」
透が鞄をごそごそする
出てきたのは
おそろいのキーホルダー
「また増えてる!?」
「うんー」
しかもちゃんと
オレンジがかった茶色と薄いクリーム色で私たちの髪色になっている
「透ほんとおそろ好きだね?」
「すきー」
即答だった
そしてぽつりと続ける
「ひかりと一緒ってわかるのうれしい」
「っ……///」
だめだ
好き
しかも本人は
全然恥ずかしがってないのが強い
さらにその翌週
「ひかり」
「今度はなに……?」
「これ」
透が差し出してきたのは
おそろいのマグカップ
「増えすぎじゃない!?」
「だめ?」
少し不安そうに見上げてくる
その顔に弱い
「だ、だめじゃないけど……!」
すると透は安心したように笑った
「よかったー」
その日の帰り道
「ねぇ透」
「んー?」
「なんでそんなおそろしたいの?」
すると透は少しだけ考える
夕焼けの中
繋いだ手を見ながら
「んー……」
「ひかりがぼくのってわかるから?」
「っっっ///」
私の顔が一瞬で真っ赤になる
「………///」
「?」
透はきょとんとしている
でも繋いだ手は
ぎゅっと離さないまま
「ぼくねー」
「ひかりとおそろいっぱいしたい」
「いつみても恋人ってわかるから」
「〜〜〜っっっ///」
私の心臓は
その日も最後まで
ずっと大忙しだった
するとその時
「あ」
透が急に立ち止まった
「?」
見ると
ショーウィンドウの中に
2つののネックレスが並んでいた
小さな星の形で
色違いになっている
透はじーっと見つめながら
「可愛い…」
まだ増やそうとするの!?
少し顔を赤くしていると
透が寄りかかってくる
「ひかりとおそろいっぱいあるとうれしい」
「な、なんでそんなに好きなの……///」
「んー……」
透は少し考えてから
「離れてても」
「ひかりいる感じするから」
「っ……!」
胸がぎゅっとなる
透はそのまま
繋いだ手をゆらゆら揺らした
「だからもっとほしい」
笑う透がかわいすぎて
私は結局
「……増やしすぎはだめだからね?///」
なんて言いながらも
断れないのだった
コメント
1件
ああもう、この回は甘やかしすぎて困る! 透くんの「ひかりとおそろい」に込める気持ちがじわじわ伝わってきて、最後の「離れててもひかりいる感じするから」には胸がきゅーってなりました。髪ゴムから始まってキーホルダー、マグカップ…しかも髪色に合わせて選んでるところが細かくて尊い。ひかりさんが毎回「っ///」になってるの、本当にもう、見てるこっちが照れる。これからもお揃い増えていくのかな? ネックレス編も楽しみにしてます!