テラーノベル
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ーレヴィsideー
電気屋に行って愛楽の任務用のPCを買った日の夜。
「なにしてんの?」
「PCの設定」
「御神さんたちに任せればいいだろ。お前そういうのわかる感じ?」
「うん。逆にお母さんたちの方が疎いから」
俺より御神さんのことを知っていてなんだか癪だ。いや、娘だから知っていて当然ではあるけれど。
「何時までかかんの?」
「さぁ、なにせ2台もあるから…1台設定が完了したらあとは連携するだけなんだけど、連携しやすいように設定したいってなるとまた色々やんなきゃだし…」
「一旦寝たら?もう11時回るし」
「今日中に終わらせたいし…明日はまぁ、昼まで寝れば大丈夫でしょ」
そういうのは昼夜逆転のきっかけになるって聞いたことがある。成長期にそういう生活はダメだろう。
「寝ろ」
「あぁごめん」
やけに素直だ。言えばわかるやつなのか。
「レヴィはここで寝るもんね。明るいと寝れないだろうし、リビングに移動するよ」
「なんでそうなるんだよ💢」
「え?」
「え?じゃなくて、成長止まるぞ」
「小6の時点で成長止まってるし…」
全然素直じゃない。屁理屈ばかり並べるやつだ。
「それでも寝るんだよ💢」
「レヴィだけ寝ればいいじゃん」
「寝させたいのはお前なんだよ」
「なんで?」
「なんでって…」
なんでだ?俺はなんでこいつのために必死になっている?
今冷静に考えてみると、過干渉になっているのではないか。別にこいつが寝なくたって俺にはなんの支障もない。
「2人ともー?もう夜遅いんだから寝なさいよー?」
「お母さんちょっと待って、パソコンの設定終わらせるから」
「だーめ。寝なさい」
「大丈夫、もうすぐ終わるから」
「とか言って、設定終わったらパソコンいじる気でしょ」
「…そんなこと、しない……よぉ?」
白々しい。すごく白々しい。
「レビくん、愛楽寝させてくれるかな?」
「あ、はい。でも…コイツが寝なくても俺らにはなんの支障は」
「ダメよ。任務をこなすようになったら、2人が最善の状態でないといけない。体調管理はお互いの役目なんだから。じゃ、おやすみー」
そう言って、俺に愛楽を寝させるという仕事を押付けて御神さんは自分の部屋へ行ってしまった。愛楽を見ると、またPCとにらめっこをしている。
「だってさ。御神さんの言葉も聞いただろ?今日はそれぐらいにして」
「だから、私は大丈夫。リビングに移動して続きやるからレヴィは…」
「あのさぁ、寝ろって言ってんだけど?」
さすがの愛楽も空気も察したのか、設定した内容だけセーブして大人しく寝た。
母親になった気分だった。
コメント
1件
レヴィの「寝させたいのはお前なんだよ」にめっちゃキュンとした💕 過干渉気味なのに愛楽のことめっちゃ気にしてて、親みたいな説教してるのに最後は母親気分って自覚してるの可愛すぎる😭笑 御神さんの「体調管理はお互いの役目」って言葉もグッときた!2人のチーム感がじわじわ育ってるの好きだな〜🌸