ある神様は
世界を二つに分けたらしい
1つは子どもも大人も
何も怯えずに住める世界
明日の寝床の心配も
飯がないかという心配もない
平凡なヤツらの世界と
2つめは何も恵まれない世界
ゴミ溜めのように人が転がっている
明日死ぬんじゃないかと子供も大人も
脅えて過ごす日々
3日の間に何か食べれれば良い方だ
そんなところにいる
俺たちは
あっちに住む世界の奴らからは
野蛮に見えるらしい
gt「ふぁ”ッ…~…!」
眠気が少しずつ消えていく
tr「あ、やっと起きたか」
gt「ぉう…俺どれくらい寝てた…?○o。.…」
tr「2時間ってとこかな?全員飯食い終わってるからお前も食えよ」
暖かいシチューの匂い
この食材を買った金は
全部全部汚れている
でも時に
自分もあっちの住人とおなじ生活を贈れている
と思う愚かな考えが頭をよぎる
tr「そーいえば、またディオが…」
gt「ディオがまたなんかやったのかッ?!バッ!」
tr「……取引相手のお偉いさんをミンチみたいに潰したらしいッ…」
gt「はぁ”ッ~!?またアイツはッ!」
tr「ちゃんと説教はしといたけど…」
tr「悪気のないディオにはあんま分かってない様子だったよッ…」
gt「じゃあ金はッ?!」
tr「取り敢えず金庫にあったやつ全部回収だけ…」
gt「よかったぁッ…~…!ボフッ…」
tr「てかッ…のアレどうにか出来ないかなッ…」
gt「無理だろ…彼奴は本当に悪気がないんだ…」
gt「全てが全て…あいつの中での正しいで回ってる…」
gt「悪いやつの金はとってもいい、悪いやつは殺していい…」
届かない
届かないことなんてわかってる
好青年の幼い声が部屋に響く
振り返れば
無邪気な笑顔がこちらを向いている
gt「ディオお前まだ寝てなかったのか?!」
ディオ「水飲みたくなったから来ただけ~!ニコ」
ディオ「それよりさ!今日僕頑張ったんだよ!」
褒めてと言わんばかりに
ソファーに座って頭を下げる
gt「おー…偉いな!ナデ…」
本当は褒めちゃいけないんだろう
叱らないといけないんだろうけど
こいつの悪意のなさからして
きっと何を言っても無駄なんだと分かる
ディオ「ふふっ…////」
tr「ディオ今日頑張ってたもんなぁ!ワシャッ!」
ディオ「わっ…!///」
gt「でもディオ、次は取引相手は殺しちゃダメだからな!」
ディオ「ん~、分かってるよ~…」
言ったものの
何も聞く耳を持たない
gt「話をちゃんと聞けッ!💢」
ディオ「ぐっちー痛いよ~!」
でも嫌いじゃない
むしろ好きだ
だから
※変更
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