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さっそく小説書きたいので書きます
初心者なりに頑張ってあんまあまのやつにしたいです…
めちゃくちゃ長いかもです
※rtky
ただただイチャイチャしてるだけ
ky目線
本文から伏字なし
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「ふわぁぁ…」
季節に合わない寒さに体を震わせながら、なんとか起き上がる。
いつもなら2度寝、いや3度寝くらいはしてるはずなんだけど。
なぜ今日はがんばって早起きしているのか。それは…
「すー………」
今俺の横で寝てる彼氏、レトルトとのお家デートの日だから!!
最近は2人とも忙しくて、あまりいちゃいちゃできなかったし、そもそも休みがなかった。
だから今日は思いっきりオフ、ゆっくり過ごそうというわけだ。
彼を起こさないように慎重に布団から出て、音を立てないよう静かに部屋から出た。
ちょっと音が鳴っちゃったけど聞こえてないよね。
着替えをし、軽く身支度をしてキッチンへ向かう。
「朝ごはん何作ろうかな…とりあえず目玉焼きつくろ!」
しばらくして、上からレトさんが降りてきた。
まだ流石に眠いらしく、少し足元がぽてぽてしている。かわいい。
「キヨく〜ん…何やってんのぉ…?」
「朝ごはん作ってんの。目玉焼きとサラダとパンだけだけどいい?」
「キヨくんの手作りごはん!?やったぁー!」
眠気で重たそうな瞼を一気に開き、声を張って飛び跳ねている。
全く、そんな素直に喜ばれてしまうと照れてしまう。多分今自分めっちゃニヤけてるだろうな。
「とにかく!早く顔洗って着替えしてきて!」
「む、はぁーい。」
欠伸混じりの間抜けな返事に少し笑ってしまう。さて、帰ってくる前に支度しないと。
「「いただきます」」
2人とも支度を終え、彼は朝食のサラダを口に運ぶ。
もしゃもしゃと大口を開けて口一杯に頬張るレトさんの姿は可愛らしく、小動物のように思えた。
「おいひぃ〜、いつもありがとう、キヨくん」
「へえっ?」
思わず間抜けな声が出てしまう。「おいしい」だけならともかく、朝食を作っただけで「ありがとう」と言われるのは久方ぶりだったからだ。
ここ最近は朝は適当におにぎりやら菓子パンやらを食べていたからだろうか。
自分の顔が真っ赤に染まってく。彼はなんでもない顔しながら、変わらないペースで 朝食を食べている。
彼はいつも俺が作ったものを褒めてくれる。少し失敗して焦がしてしまっても、俺以上に大慌てしていて面白い。そして食べ物の心配じゃなく、俺の心配をしてくれる。そんなことしてくれなくても、俺は大丈夫なのに。
そんなことを考えていると、いつのまにか持っていたサラダが皿に落ちていた。
やば、早く食べないと。
食べ終えてひと段落ついた。ここからやっとお家デートの始まりだ。
別に特別なことをするわけでもないが、いつもよりかは甘い時間を過ごせるだろう。最近あんまり
くっつけなかったし…
「今日何する?キヨくん。ゲームでもやる?」
「今日はね〜…久しぶりに2人でマリカやりたい!」
「マリカ?いいじゃん、絶対勝つからなぁ!」
「レトさんには負けないよーん!」
2人でソファに座り、コントローラーを構える。
ゲームキャラクターの合図で始まり、2人とも真剣な眼差しを画面へ向ける。
「キヨくーん?」
「…」
「キヨくーーーーん」
「…」
「俺に負けて悔しいのー?」
「悔しくないっ!!!」
嘘。めっちゃ悔しい。結果は、7戦中4戦レトさん、3戦だけ俺の勝ち。めっっちゃくちゃ悔しい…
今まであんまりこういうゲーム系で負けたことなかったのに…
「んー…」
ちゅっ
「…………へっ?」
いきなりほっぺに口付けをされて、一瞬時が止まる。突然のことで何が何だかよくわからない。
いまキスされた?不意にレトさんの方へ顔を向けると、もう一度、今度は口にキスされた。
「んっ、ふぅ…なにぃ…?」
「えへ、すねててもかわいいなって」
「ん…うるさい」
自分でも、顔どころか耳まで真っ赤になっているのがわかる。久し振りにレトさんの顔をじっくりと見る。睫毛が長くて、吊り目気味の目に思わず引き込まれそうになる。こうして見るとほんとに綺麗な顔してんだな。
するといきなり、レトさんが横にぴったりくっついてきた。
「このままゲームしててもいい?」
「…勝手にすれば」
あぁ、俺はきっと、この人に敵うことはないかもしれない。
今までも、今も、これからも。