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#現代ファンタジー
るるくらげ
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私たちは、フロリダ州キーウェストの静まり返った街を歩いていた。突然、女性の声が夜の風に割り込む。
女性「Help me…魔女様、助けて!」
セレン「What’s going on?!」
女性「My daughter’s doll… it’s cursed!」
セレン「I understand. Take me to your house.」
私たちは女性の家へ急ぐ。手は震え、呼吸は荒い。
家の中、女性が震える声で差し出したのは――
女性「This! This one!」
その人形は…ただの小さな玩具のはずなのに、暗がりの中で微かに目が光り、まるでこちらを見ているかのようだった。
セレン「なんで…こんなに魔力が…」
カレン「セレン、気をつけろ…奴は強い…寝ているときも狙ってくる」
セレン「Where is your daughter now!?」
女性「No way…!」
女性が駆け出す。ドアの向こうで少女が机と壁の間に押し込められ、かすかに震えていた。
その瞬間
「…遊ぼう…」
目をそらすこともできず、息を止めて、人形の瞳の奥に潜む何かを見つめる。
冷たい風が窓の隙間から入り、床の板が軋む。遠くで鳴るサイレンの音が、私の鼓動に重なる。
手が震える女性が電話を取り、息を切らす。
私も呼吸を止める。
暗がりで、人形の瞳がゆっくりと揺れ、こちらを追うように動く。
「クッ…ククッ…」
部屋に漂う静寂の中で、人形の小さな笑い声が、まだ繰り返されている気がした…。
何秒経ったのか分からない…。
かすかに、プラスチックの爪が床に擦れる音が聞こえた…。