テラーノベル
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🌷心の力との契約
大人になるとすぐ両親によってこの施設に入れられ、暮らしてきた。
夜ベッドに横たわるティアに幻聴が見え、聞こえ始めていた。
寝ているティアに覆いかぶさり触手を伸ばす。
「馬鹿が」
「お前は本当に頭が悪い」
「お前のせいで家族は不幸だ」
「わたしの言葉を無視しやがって」
「これ以上行動で心の力を引き出せばお前は死ぬぞ、お前と一緒に消滅なんてごめんだ」
ティアは幻聴の声を聞きながら、ティアを救ってくれる心の力を行動で引き出すと決めたことで交わした契約について考えていた。
ティアを幸せにしてくれるかわりに、最後はティアの命を代償にすること。
本来なら頭の良い両親が普段はティアが勉強を頑張るかわりに用意してくれる穏やかな幸せをティアは行動で心の力を暴走させた果てにただ享受してきてしまった。
(死ぬのは恐い、だけど行動で心の力を暴走させてきた、わたしは心の力をコントロールできなくて家族を不幸にした、心の力なんか使わずに両親のように知性だけで生きていくことに耐えられたら良かったのに)
ティアはベッドから起き上がり部屋を出た。
ERINEKO
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コメント
3件
第2話、読みました…😌 幻聴の声がすごくリアルで、心臓がぎゅってなった。「お前のせいで家族は不幸だ」って、言葉の重さが刺さる。 それでも「行動で引き出す」と決めたティアの覚悟が切ない。幸せと命を天秤にかける契約…読んでいて息が詰まるのに、目が離せなかった。 続き、ちゃんと受け止めます🌙