attention!
こちらは二次創作となっております。ご本人様とは一切関係ありません。全てフィクション
初心者ですのでどうぞお手柔らかに。
※学パロ、cp表現アリ
最初らへんにモブが出てきます
不良gt×一般生徒pn
ぐちつぼ
ぺいんととらっだぁの後輩。不良グループに所属している。背が高いのと顔が怖い為、皆から怖がられてる。
ぺいんと
らっだぁと同級生。そこらへんにいる一般生徒。ぐちつぼとよく絡んでおり、怖がられてるので友達は少ない。
らっだぁ
ぺいんとと同級生でぐちつぼとは幼馴染。そこらへんにいる一般生徒。二人の恋を観察したりちょっかいをかけたりしてる。なんやかんや楽しい。
───────────
「あ、ぺいんとくん!」
「ん?」
昼休み。移動教室の為に教科書を片手に上履きの底を鳴らしながら、廊下を歩いていた時のことだった。突然、背後から鈴が転がるような声が飛んできて、そちらへと視線を向けると同級生の女の子と目が合った。彼女が俺を呼んだのだろうか。
「どうしたの?」
「え、えっと……これ、ぺいんとくんに」
「え、あ?て、手紙」
「返事はまた後でいいから!!」
「あ、ちょ!」
なんの手紙か尋ねる前に女の子は廊下を走ってどこかへと向かってしまった。俺がそのまま呆然と突っ立っていると、今度は肩に重い何かがのしかかり、何かと思い振り向くと、柘榴石のような瞳と、深淵のように終わりの見えない深い青色の瞳とぱちりと目が合った。
「らっ、らっだぁとぐちつぼ」
「ぺんさん、なにそれ?」
「え、あ、さっき女の子に貰った」
「え、絶対ラブレターじゃん」
ぐちつぼさんに手紙のことを聞かれ、ありのままに答えれば今度はらっだぁが歪な程に口角を上げて楽しそうにそう言った。ラ、ラブレター?……ってことは俺の事が好きなの!?!?
「ま、まじ!?」
「いやまだラブレターとか分かんないッスよ?」
「そうだよ、開けてみて?」
「う、うん」
ぐちつぼさんとらっだぁに急かされ、慌てて手紙の封を開ける。そこには右肩上がりの綺麗な字で文章が書かれていた。手紙の内容を要約すると今日の放課後、校舎裏に来て欲しいのとのこと。これは……。
「こッ、告白……ッ!?」
「まあ文章的にそうだねー」
「やっ、やったあ!!!」
「……ぐちつぼー、顔が怖いぞー」
「…………」
「え、ほんとだ。怖いよ、ぐちつぼサン……」
らっだぁがぐちつぼさんの顔が怖いだの言うので振り向けば、そこには般若の顔をしたぐちつぼに思わず後ずさりしてしまった。何故、不機嫌になる必要があったのだろうか。
「ぺんさん、その告白受けるの?」
「ん、んー……いやわかんないけど、とりあえず返事はしないと」
「今日の放課後でしょー?頑張ってね」
「うん!!羨ましがるなよ!!」
「いや、俺は全然?」
そうからからと渇いたような笑い声を上げるらっだぁといつまでも不機嫌なぐちつぼさん。2人の行動がよく理解出来ないまま、予鈴が鳴ったので俺は慌てて二人から離れた。
────────
「やッべぇ……遅れたッ!!」
放課後。俺は手紙の送り主である女の子を待たせてしまったことに焦りを覚え、急いで校舎裏まで向かう。
「ごめん、遅れ……ッ───ぐちつぼさん?」
「ア、ぺんさぁん」
「ぐ、ぐちつぼさん?ど、どうしてここにいるの?女の子見てない?」
「それがさぁ、゛やっぱり気が変わった゛って言ってそのまま帰ってったよ」
「……エ」
女の子の行方をぐちつぼさんに聞けば、まさかの返答。俺はがくりと肩を落とした。そんな……せっかく、期待してたのに……ッ!!
「ぺんさんは告白されたら、付き合うつもりだったの?」
「……え?……まあ一応……」
「……フーン」
「な、なに?」
ぐちつぼさんがじっと俺を見つめる。その瞳には光はなく、まるで闇が広がるように感じられた。そんなぐちつぼが少し気味悪く感じてしまい、戸惑ってしまう。
「いや、ぺんさんって割と軽いんだなーって」
「えぇ……?」
「……まあ、いいや。らっだぁが待ってるし帰ろ」
「え、あ、うん」
ぐちつぼさんに背中を押され、俺は渋々帰ることになった。結局、女の子には告白されなかったし、ぐちつぼさんの態度も良く分からなかった。
(…………誰も渡さねェから)
────────
「らっだぁ」
「おォ、ぺんさん遅ーい」
「アハハ……ごめんって……」
「で、どうだった?告白は」
「……そもそも告白されなかった」
「は?」
「女の子来なかったの」
「…………アー、まじ?……可哀想だわ」
「本当に何なんだよぉ……」
「まあまあ、じゃあ今日はそんなぺんさんを慰める為にカラオケでも行きますか〜!!」
「……ッッ!!ぐちつぼォ〜!!」
「エッ、ちょ……!!」
ぐちつぼさんの優しさに俺は思わず抱き着いてしまった。するとぐちつぼさんは目を見開かして、顔全体を真っ赤に染め上げた。
「ちょ、ま……ッ!!」
「ありがとう、ぐちつぼさん……」
「……別に」
「あ、照れてる?」
「照れてねぇし」
「アハハ」
ぐちつぼさんは俺が抱き着いたことに驚いたのか、少し声が裏返っていた。それが面白くて俺とらっだぁは思わず笑ってしまった。……やっぱりカップルも憧れるけど今はもう少しだけこのままでいいかな。
そう思いながら、俺はぐちつぼさんとらっだぁの腕を引っ張るのだった。
(……ぐちつぼさん?アンタですよね?ぺんさんの告白、無理矢理やめさせたの)
(……何が???)
(ハハッ、趣味悪)
コメント
2件
んわわわわわわわわわわわわわ🫢💓💓💓💓もう……これはほーーーーーーーんとうにっしねる!!(?)😇👍🏻最高すぎますよぉぉぉ!!!!🌵の嫉妬が目に見えてる感じ…情景が浮かんできてなんかもう…なんか…口角がどこって感じです(?)😶❓💓💓💓💓🍤ちゃんはなにもうなんなの!可愛いなあああ!?ありがとうございます(?)
めちゃ尊いgtpn…🤦♀️最高のgtpnをありがとうございます…!!