テラーノベル
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あれから一年。
俺は跡継ぎを、次の日本を探した。
その時。
海の、空の顔を見た気がした。
空の方はなんだか幼い。
けど俺は何も考えず、二人の手をつかんでいた。
「海ッ、空ッ!」
二人の顔を見て驚いた。
人じゃないのだ。
紛れもなく“国”だ。
「あっ、あの…」
海に似た国が声をかけようとすると。
くた。
空に似た国が倒れた。
「…寝ちゃったか」
海に似た国が空に似た国をおぶる。
そして、こちらに何やら悲しそうな顔を向けた。
「貴方の家に連れてってください」
言われるがまま、二人を家に入れた。
「すみません、急に。大日本帝国であってますよね」
「嗚呼。どうして俺の名を…」
海に似た国は少し考えた。
「単刀直入に言うと、私の弟、日本国は貴方の後継者です」
俺は安心していた。
これでもう心残りはない。
「お疲れさまでした」
その言葉を聞いた時だ。
体がぱらぱらと崩れる。
“国の消滅”
昔、誰かがいっていた。
つまり、消滅は時間切れだと…。
「頑張ったね、日帝」
その声に懐かしさを感じる。
「にゃぽん姉さん…?」
答えを聞く間もなく、日帝は消えた。
「今更気づいたのか…」
にゃぽんは嬉しそうな、悲しそうな顔をした。
コメント
4件
貴方様の書く文章はどれもこれ読みやすいですね!? 続き待ってるで…