テラーノベル
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それからというもの、
阿部は夜の佐久間のことが気になって仕方なかった。
🩷「おはよ!!阿部ちゃん!」
いつも通りの、眩しい笑顔。
💚「あ、うん!おはよ!」
🩷「ん?どうした?」
💚「ねえ佐久間、昨日の夜のこと…覚えてたりする?」
🩷「え……」
佐久間の表情が一瞬曇る。
🩷「俺、また変なことしてた?」
💚(また……?)
💚「いや!覚えてないならいいんだ!」
慌ててごまかす。
すると佐久間は、少しだけ顔をしかめた。
💚「そんな顔しないでー!」
阿部は笑いながら、
佐久間の頭をわしゃわしゃと撫でる。
そしてそのまま、思いきり抱きしめた。
🩷「……阿部ちゃん?」
戸惑った声。
けれど少しずつ、
佐久間の表情が安心したものへと変わっていく。
💚(もしかしたら……)
💚(いろいろ苦労してきたのかもしれない)
阿部は心の中でつぶやいた。
そして決める。
💚(たとえ0時になっても)
💚(俺は寝ていよう)
💚(あの人とは関わらない)
💚(いつも通りの朝を迎えればいい)
そう思っていた――
夜。
またふと、目が覚める。
時計を見ると、深夜。
そしてやはり――
隣に佐久間はいない。
💚(寝なきゃ……)
💚(寝なきゃいけないのに……)
そう思えば思うほど、
目は冴えていく。
頭に浮かぶのは、
昨日見た
光のない佐久間の瞳。
💚(……なんで)
💚(あんな顔してたんだろう)
胸がざわつく。
気づけば阿部は、
ベッドから起き上がっていた。
💚「……少しだけ」
💚「様子を見るだけ」
自分に言い聞かせる。
そして静かに
リビングへ向かった。
つづく。
#ご本人様には関係ありません
#ラブコメ
コメント
5件
めっちゃ続き気になります、!!(*^o^*) 早く読みたいぃ笑