(ソ連目線)
1週間の休暇を貰ったが、正直腐るほどやる事がない
唯一のやる事と言えば、アメリカからのLINEを返すことくらいだ
と言うか今日、こいつ仕事だよな?
なんでこんなに返信早いんだよ、怖いわ
まぁ、そんなこんなで俺は暇を持て余しまくっている
ピンポーン♪
心当たりのないインターホンがなる
宅配…ではないよな?
だったらなんだ?
少し戸惑いながらも玄関のドアを開け、顔を出す
「えっ、イギリスさん!?」
[随分とお久しぶりですね
ソ連さん]
張り付けたような笑顔が家の前に立っていた…
いや…それは失礼か
「えぇと……何用で…」
[少々個人的なお話なので…
よければ中に入れさせてもらえないでしょうか?]
「はぁ…
まぁ、分かりました……どうぞ」
イギリスさん…
彼は俺の中で、歳上の物知りな国…
と言う立場になっている
結構腹黒めの、色んな噂話が出回っているが、特に気にとめてはいない
とりあえず、中に入れ紅茶を用意する
パックでいいと言われ、手間が省けた、と内心安堵する
そして、用意し終わり、早速本題に入る
「で…何故急に来たんだ?」
タメ口でいいと言われたので、遠慮なく使う
[いやー…
それがですね…]
かなり勿体ぶりながらも、イギリスさ……
イギリスは話し始めた
[私の息子である、アメリカのことなんですけど…
だいぶ前からずっと縁を切った様に、全く会ってないんです
会議などでは会うんですけど、話すこともなく…
私としてはそろそろ息子とのよりを、戻したいんです
ずっと喧嘩したままでは、お互いの経済的関係も凄く築きにくいですしね…]
最後の方は私情が入っている気がしたが、気にしないでおく
アメリカって父親と喧嘩してたんだな
だいぶ複雑なんだろう
それ程まで長引くなんて…
アメリカらしくないと少し思った
「それで…俺はその仲立ちをしろと言うことか…?」
[まぁ、簡単に言ってしまえばそうですね…
最近、息子と仲良くされていると噂で聞いたものですから…]
ドキンと心臓が鳴った
もう広がってる…
あの時のショッピングモールか…?
いや、レストラン?
どちらにせよ、俺的にはだいぶまずい…
「は、はは…
誰がそんな噂を…」
此処は一つ知らないふりでもしておくか……
[え、違うんですか…?
本当にただの噂だったのですか…]
そう言い、イギリスは紅茶を一口飲んだ
[仕方ありませんね
別の方に頼むとしましょう]
「え…、誰に頼むんだ…?」
[そうですね…
メキシコさんか…日本さん、後はフランスにでも頼むとします]
俺の中で不思議な感情が芽生えた気がした
それを感じ取ると同時に、俺はすぐに口を動かしていた
「いや、俺が仲介役を引き受ける」
我ながらこれは驚いたな……
(アメリカ目線)
はぁーー
かわいい…
なんでこんなにソ連は可愛いんだろう…
可愛い罪で逮捕すべき…
ソ連が可愛すぎるせいで、仕事が進まん
《あのー…、アメリカさん》
「えっ、日本!?
どうしたんだい?こんなとこまで」
《どうしたもこうしたもないんですけど…》
日本はすっごい真面目
真面目という言葉が世界で一番似合う国だと思う
後、すっごい堅物…
あ、コレ言ったこと日本には言わないでね?
まぁでも、結構国の中では気に入ってるかな
こう見えてもノリいいし
背、低くて可愛いし
ソ連の方が可愛いけど
《貴方、全然此方に返ってこないじゃないですか…
それで僕が連れてこいと言われたんですよ》
「はへー、大変なこって
じゃ、上の奴にはこう言っといてよ
俺はあんたらの話がスゲー退屈なんだよ、さっさと戦争終わらせろカスって」
《やめてください
そんなこと言ったら先に叩かれるの、僕なんですからね?》
「いーじゃん別に
そっちじゃ俺の代わりの大統領さんがうまーく、やってんだから」
《全然上手くないですよ!
どうにかしてください、僕らには手に負えません!》
「えー、ヤダ」
《なんでですか…
もしかして、旧国に好きな国でも出来たんですか?》
「……やそれh」
《まぁ、僕は貴方の惚れ話なんて聞きたくないんでね、早く帰ってきてください!》
「えぇ…」
とまぁこんな感じの真面目くん
俺は此処でぐちゃぐちゃ話しているのも嫌なので、速攻で帰ってあげた
「ふいー、久しぶりの現代だー」
《全く…どれだけ帰ってないんですか…》
「5ヶ月」
《5っ!?!?》
「まーいいじゃん、いいじゃん
で、とりまなにすんの?」
《あー、まず…》
日本が口にした仕事の量はすごかった事だけ、覚えている
そして何時間たっただろうか…
「ね、ねぇ……
そろそろ休憩…」
《ダメです
貴方が休んだからこんなことになったんですよ》
「そーだけどさぁ…」
日本ってめちゃくちゃ残業とか慣れてるらしーよな…
俺は全然
一徹くらいで体調悪くなるもん
日本ってすげー…
と言うか厳しいんですけど
もうそろそろ集中力が持たないんですけど
俺このままじゃ死んじゃうかも
あー、目の前がクラクラしてきた
と、ある程度駄々をこねると
《あー!もー!
分かりました!少しですよ!》
「わぁい」
案外日本はチョロい
あ、ソ連からLINEきてる
ソ『今度、休みがあったらうちに来てくれないか?』
ソ『話がある』
うぇ?
もしかして…
告白????
なわけ…
一応、オッケーしとこー
ア「いーよ、いつにする?」
えー、ソ連からお誘いなんて…
うれつぃーんですけど
たのつぃみだな
突くかも
コメント
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これは♡100押さないとなのであるッッ!!!!!🥹✨💓🫶