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ATTENTION!
男監督生
死ネタ
監督生が自殺
7章までの全てのネタバレ
を含みます!
苦手な方は👋
それではどうぞ!!
✧…✧…✧
今日は、起きるのが遅くなってしまった。
現在は9時。
本来ならもう学園について勉強をしている時間だった。
だが、急ごうともせずに、ぼーっと、壁を見つめた。
部屋にまだいるデュースも同じく、壁を見つめている。
フラフラとした足でデュースと共に、一言も会話をせず、ハーツラビュルの談話室へ向かった。
✧
談話室には、リドル寮長やトレイ先輩、ケイト先輩が俺たちと同じように気力をなくしたかのようにソファに座っている。
普段なら絶対に学園に行かなければならないと言っているリドル寮長でさえ、現在こうして学園にいかずにハーツラビュル寮の談話室にいる。
多分、ほぼ全寮こんな感じだろう。
俺含め、監督生と沢山関わってきた人達は特に。
学園長も流石にこの状況ではまともに授業を受けることは無理だろうと判断し、授業は全部自習。そして俺らには、心が落ち着くまで暫く休んで良い許可を貰っている。
何故こうなったのか。
あまりにも突然のことだった。
昨日の夕方、グリムがオンボロ寮へ帰ってくると…。
監督生が、ロープで首を巻きつけた状態で、オンボロ寮の天井に、つるされていたとのこと。
調査のところ、自殺ということが分かった。
何故監督生は自殺してしまったのか、知りたかった。
学園の中でも特に監督生と仲が良かった俺含めた6人のデュース、エペル、ジャック、セベク、オルト。そして監督生の相棒のグリムは酷く悲しんだ。
全員で、はいれなくなったオンボロ寮の前で膝をついて泣きながら叫んでいた。
グリムはオンボロ寮にいると心の傷が広がるだろうからと、今は学園長のもとにいる。
監督生はオンボロ寮の庭に埋められ、監督生が眠る上にはコスモスの花が一輪植えられている。
その花を見る度、胸が張り裂けそうなほど、辛い気持ちに襲われる。
✧
自分の部屋のベッドに座ってまた壁を眺めていた時、ハーツラビュル寮に学園長が訪れた。
学園長から、俺とデュース、エペル、ジャック、セベク、オルト、そしてグリムだけ、オンボロ寮に来てよいと許可が出た。
俺は隣にいたデュースと目を合わせ、行く覚悟を決めた。
✧…✧
どうやら、オンボロ寮の監督生のいた部屋に、遺書のような手紙が一通落ちていたらしい。
先生たちが最初に見るよりも、一番仲が良かった人達が見たほうがいいのではないかという先生たちの考えにより、今こうして俺らはその手紙の中をみるためにオンボロ寮へ向かっていた。
「ああ、来たか。」
「…こんにちは…。エースクン、デュースクン。」
同じくジャックとエペルも気力をなくし、赤く腫れた目をこちらへ向ける。
二人だけではなく、皆、廃人のような様になっていた。
オルトも、こんなに落ち込んでいる姿をみるのは初めてだった。
グリムはオンボロ寮の玄関の前に立って泣いていた。
グリムは誰よりも監督生と一緒にいて、監督生を誰よりも思っていた。
相棒がいなくなった今、グリムはこちらの何倍も辛いだろう。
✧
オンボロ寮の中は、前まで共にお泊り会や、映画を見ていた楽しく、落ち着く雰囲気とは逆になり、残ったのは冷たい空気と、昨日までちゃんと生活していた痕跡がみられる監督生の私物だった。
「手紙って…これの…ことか…?」
「そう…みたい、」
「誰が開く?」
「……じゃあ、俺が開くよ」
俺はその手紙を手に取った。
思ったよりも量が多かった。何枚もある。
俺は、呼吸を整えて、泣くのも承知のうえで読み上げた。
『拝啓、この手紙を読んでいる人へ』
✧…✧…✧…✧
拝啓、この手紙を読んでいる人へ
僕は、突如として「ツイステッドワンダーランド」という、不思議な世界に来てしまいました。
僕はその世界で、感動的で、素敵な、シナリオを作り上げました。
そこで、最初に出会ったのは、一匹の火を吹く魔獣でした。
最初は「こんな世界やだー!」「夢なら早く覚めてくれ!」と、思っていました。
ですが、そこでの生活は、意外と悪いものではありませんでした。
エースとデュースという、少し馬鹿で短気な二人と、暴れん坊の魔獣のグリムにより、割ってしまったシャンデリアの魔法石を採掘しにいく所から僕たちの友情は深まってきました。
最初は喧嘩ばかりで、追いかけて、叫んで、怒って。
でも。
次第に、沢山の事件を解決していくにつれ、僕達の友情は深まってきました。
ハーツラビュルの寮長のリドル先輩のことで問題が起こってさ、
不器用同士でリドル先輩のことについて夜に話し合ったよなぁ。
あの時はどうなるかと思ってた。
リドル先輩がオーバーブロットした時は、
怖かった。僕には何もできないっておもってたから。
でも、皆が背中を押してくれた。
リドル先輩を本気で助けたいから戦う者もいた。
リドル先輩、オーバーブロット後、結構元気になったと思う。
今元気に笑ってる先輩のほうが、僕は好きかな。
初めてのマジフト大会では、サバナクローが不正を働き、何人もの人を出場不可能にしていました。
だけど、サバナクローに唯一、一人だけ、不正行為を働かない者がいました。
その名はジャックといい、今では僕の親友になった人です。
彼は逞しく、誠実に生きることを中心として人生を歩む同級生は、誰よりも立派でした。
ですが、彼も彼で結構な天然で、頭は硬く、まるでデュースをみているようでした。
そんな元一匹狼と共に、リドル先輩たちと協力して、グリムをマジフト大会に出場させるために、サバナクロー達の潔白を暴こうとしました。
最初は酷い奴らだ。と思っていました。
ですが、やはり、レオナさんもレオナさんで苦労もあり、一番になれない悔しさと、生まれた環境の厳しさで、呪いがかかっていたのかもしれません。
やはりレオナさんはオーバーブロットを引き起こしました。
あの時、エース達は逃げられたけど、魔法の使えない僕は戦場に取り残されてしまいました。
最初は勝てっこない。と泣きそうでした。
だけど
リドル先輩の時と同じで、互いに、皆が協力しあい、レオナ先輩をオーバーブロット状態から元の状態へ引き戻すことに成功しました。
それからレオナさんは謝らなかったけど、なんか、少し前より顔が少し晴れてるような気がする。
笑うようになったというか。
僕は今のレオナさんのほうが、面倒見もよくて、好きだな。
そして期末テスト。
あの時僕は勉強やっても頭にはいらなくて混乱してたっけ。
でも一応は皆よりも良い点数で上位に入れるかと思ったらびっくり。
順位表は満点の人たちで順位は埋め尽くされていたんだ。
それから、エースとか、デュースとかグリムの頭に、イソギンチャクが生えてさ、オクタヴィネル寮の寮長のアズール先輩達に沢山こき使われてたっけ。
ジャックと一緒にアズール先輩と契約をむすんでさ、アトランティカ記念博物館に行ったんだっけね。
何回も何回もリーチ兄弟に邪魔されて追いかけられて疲れてたなぁ。
今でもフロイド先輩には追いかけられてるけど笑。
あの時、オンボロ寮が使えなかったからサバナクローに泊まることになったんだけどさ、
意外とレオナさんとラギー先輩も皆優しくてさ、
居心地良かったっけね。
その時さ、レオナ先輩達と作戦組んで、アズール先輩達を見事にやっつけたんだよね。
でもさ、あの時も、アズール先輩がオーバーブロットしちゃって
もうヤダって、一瞬思ったけど、
僕はもう逃げなかったよ。
僕は自分にできる限りのサポートや指示を頑張った
アズール先輩のことを努力家って褒めたら、少し嬉しそうにしてた。やっぱり、努力してたんだなって。
ウィンターホリデー。なんと、スカラビアに監禁されてしまいました。。
あの時はどうなるかと思って焦ったけど、あちらでの生活も悪いものではありませんでした。
料理を食べて、宴をして、歌って、踊って、楽しいものでした。
でも、特訓が段々辛くなってオクタヴィネルへ逃げてきたっけ。魔法の絨毯に乗って。
オクタヴィネルの三人が味方についてくれるだけであんなに心がつよいなんて。って、思ったっけ。
その次の日から、三人と僕で、カリム先輩がなんであんなふうになっちゃったのか考えてたなぁ〜。
あの犯人がジャミル先輩だったときは驚いたよ。
こんな裏切り方ってあるっ〜?って驚いちゃった。
それでさ、ジャミル先輩がオーバーブロットして、時空の果てに飛ばされて、帰ってくるとき長かったなぁ〜…。
ジェイド先輩もフロイド先輩も大変そうだった。
ジャミル先輩がオーバーブロット状態が解除されたとき、カリム先輩、殴ること忘れて泣きついてたの。
カリム先輩も、ジャミル先輩のこと、やっぱ好きなんだなって、ちょっとほっこりしちゃったな。
ジャミル先輩も、無理してるところは沢山あるから、一人で抱え込まないで、少しずつ、相談してくれればいいのにな。って、おもうところもあるかな。
そして、VDC。
賞金目当てでオーディションに挑んだエースとデュースは無事合格しました。
だけど、練習はそう簡単なものではなく、とても大変で、食事制限から美容のことまで、すべて、VDCの大会に向けて用意を続けさせられていました。
最初は嫌だと言っていたエペルも、ヴィルさんの元から離れてポムフィオーレを出ていった後、デュースと帰ってきたときには、自分の殻を破って、成長しようとしていた。
デュースとエペルはやはりなにか共通点があったらしいです。
それから練習の時に見せるエペルの顔は、前よりも晴れやかで、生き生きとしていました。
ついにVDC当日。
リハーサルは大成功を収めました。
皆の息が揃った瞬間で、今までの苦労や、楽しい思い出が全て詰まったものだと、涙を流しそうになりました。
ですが事件はおこってしまいました。
ヴィルさんがネージュというライバルの差し入れに、毒を盛ったのです。
幸い、皆が止めてくれましたが、ヴィルさんはオーバーブロットしてしまいました。
どんなに努力をしても、舞台に最後まで立っていられない悲しみからおこしたオーバーブロットは、とても、見ていて胸が苦しくなりました。
ヴィルさんとの戦いで、驚くことが起きました。
なんと、デュースがユニーク魔法を使えるようになったのです。
僕はそれには驚きでした。
その魔法で、無事にヴィルさんは正気に戻り、本番を迎えられました。
本番は、戦いのあとのせいもあり、練習の力全てを出し切ることはできませんでした。
結果は2位でロイアルソードアカデミーに負けてしまいました。
正直、とても悔しかった。
だけど、皆と戦い抜いたからこそ得られるものもある。そして、そこで生まれた一つの熱意は変わらず皆のこころにあり続ける。
でも、一票差は流石に悔しかったかなぁ〜…。
VDCが無事に終わったと思ったとき。
グリムが突然いなくなってしまったのです。
僕は不安になり、辺りを探しに行くと、なんと、グリムらしき怪物がこちらに向かって攻撃をしてきたのです。
あれは確かにグリムでした。
皆が捜索に入った後、捕獲され、グリムはその日は帰ってきませんでした。
VDCメンバーと僕でオンボロ寮に集まっていると、突然敵襲が来ました。
敵はヴィルさんとジャミル先輩を連れ去りました。そこには、なんと…グリムもいました。
胸が張り裂けそうでした。
僕は叫んだけれど、グリムは帰ってきませんでした。それどころか、エースもデュースもエペルも、皆。倒れてしまいました。
それから、学園は混乱状態でした。エースとデュースは気絶したまま目をさまさなく、不安な気持ちでいっぱいでした。
エペルと鏡舎に向かうと、なんとそこには嘆きの島に向かう途中のルークさんが。
僕らはルークさんと共に嘆きの島へ向かいました
嘆きの島へ着くと、なんとカローンが暴走してしまっていたのです。
そのカローンに殺られそうになった時、エペルがユニーク魔法を使えるようになったのです。
僕は感激しました。
エペルの強い思いが、そのユニーク魔法に込められているのです。
その魔法で見事に敵の道をきり開くことに成功しました。
そして、過去にオーバーブロットした人達のもとへ辿り着けました。
そこで、新たな事実が発覚しました。
それは、イデア先輩とオルトが、冥府の門を開けようとしているということでした。
僕らの未来のためにも、僕らは戦うことを決意しました。
何段もの階段を僕らは下り、強力なファントムと戦った。
イデア先輩を見つけたとき、先輩はオーバーブロットしていた。
亡くなってしまった人間のオルトのためにも、旅に出るためにも。イデア先輩は僕ら世界と戦うことを決めました。
そこには、英雄も、悪役もいなく、我を通したい者が集まり、自分が迎えたい明日のために、戦っていました。
イデア先輩達の計画をとめ、オルトは冥府へとおちていつまてしまいました。
イデア先輩を助けて。
奇跡は起こるものだと思ったんだ。
オルトは生き返ったんだよ。
奇跡は。ある。
その兄弟の絆は永遠だな、って、僕も泣きながら微笑んじゃったよ。
リリア先輩の送別会の時。
ツノ太郎が、悲しみからオーバーブロットして賢者の島の人々を魔法で眠りにつかせた時、
そこで出会った物語は、僕にとって、とても感動的な、一つの映画でした。
リリア先輩やシルバー先輩、セベクやツノ太郎達の知られざる過去や、そこに至るまでの物語を僕は体験しました。
その物語は沢山の人の犠牲、涙、笑顔、喜び、悔しさ、後悔、全てが詰まっていて、見ていて胸が苦しくなりました。
リリア先輩も、ツノ太郎も、シルバー先輩も、セベクも、皆泣いていました。
あの物語がなければ生まれていなかった命があるということをよく分からされた気がするな。
セベクとシルバー先輩とグリムと共に夢渡りを続けるたびに、段々と皆の友情は深まっていき、
前までは人間呼びだったセベクも、今では僕やエース達のことを、ちゃんと名前で呼んでくれています。
夢渡は、楽なものじゃあなかったけど、意外と楽しかったし、笑えるところもあった。
皆それぞれ見る夢が個性豊かすぎて、流石NRC生って、思ったっけ。
夢で巨大になってる人がいれば、不良になってる人もいるし、スポーツ選手になってたり、ラッパーになってたりさ、
あとは食べ物食べ過ぎて太りすぎてた人とか、
皆のキャラが崩壊しちゃってたりも笑
楽しかったな。
リドル先輩の夢の時、
もう駄目だ。
終わるって思った時、エースがさ、ユニーク魔法で僕たちを救ってくれたんだよね。
かっこよかったよ
エースのユニーク魔法も、エース自身も。
僕、感動しちゃった。
よく頑張ったねって抱き締めてあげた。
パーティーメンバーが集まると、最終決戦に向けての準備を進めました。
“ツイステッドワンダーランド”、略して“ツイステ”という、イデア先輩の作りだしたゲームの中で。
そして、ツノ太郎が魔法を解除して、
夢から皆が覚めた時
皆、スッキリしてた。
最終決戦に向けて、皆本気だった。
セベクが怖がってたけど、一年生で背中を蹴って、前へ進ませてあげたんだ。
セベクとシルバー先輩は本気で竜となったツノ太郎と戦ってた。
皆の未来と、ツノ太郎の命をかけて。
でも
リリア先輩が、シルバー先輩達を守るために、自分の身を犠牲にしちゃったんだ。
リリア先輩は、命を引き取った。
と思ったけどね。
奇跡は起きたんだ。
リリア先輩は、シルバー先輩の謎の指輪と、ツノ太郎のツノの欠片の不思議な化学反応で、生き返ったのです。
綺麗すぎる物語と、
綺麗すぎるストーリーと、
泣き崩れる4人。
これが僕達がおこした奇跡なんだ。
僕達が作り上げた軌跡なんだ。
と。
あの後皆で夜明けまで踊り明かしたとき、
なんか、全てが楽しかった。
あの物語は、僕達が作り上げたものなんだ。と、思うと、
震えが止まらなかったよ。
僕は、この世界に来てよかったって、思いました。
多分、この手紙をあなたが読んでいる時には、もう、僕は死んでいると思います。
僕達が作り上げてきた物語を今ここに記したのは、ちょっとした、僕の生きていた証を残したかったからです。
僕は知ってしまったのです。
僕はこの世には存在してはいけなかったということを
僕は元の世界へ帰れば、皆の記憶から、自動的に僕の存在ごと消されます。
そして、僕の心からも、皆との思いでは消えてしまいます。
僕は学園長に、元の世界に帰る方法が見つかったと言われました。
元の世界に帰れる鏡が閉じるのは一週間後だと。
僕は、一週間後には、全ての記憶が消えてしまうのだと。
あんなに素敵な物語を記憶から消してしまうのかと。
恐ろしく、悲しく思いました。
でも、あることに僕は気づいてしまいました。
僕がこの世界で死ねば、皆の記憶から消えることもないし、
僕の記憶からも皆の思い出は消えずに、残ったままなのだと。
僕は、元いた世界よりも、ツイステッドワンダーランドの方が、ずっと生きやすくて、
ずっとのびのびできて、
この世界は、唯一僕を僕でいさせてくれる場所でした。
でも、逆に、僕は陰で虐めにあっていました。
暴力を振るわれたり、刃物を突きつけられたり、罵られたり、暴言を吐かれたりと、
僕は死ぬことを決意しました。
僕は死にます。
虐めを受けていたからもありますが、皆との思い出を忘れたくないということが原因でもあります。
でも、僕は皆の前ではのびのびできて、自由に振る舞えて、とても楽しかったです。
僕としても、良い思い出しかありません。
皆との思い出は、僕は死んでも皆の心に残り続けます。
だから、僕のことも忘れないでください。
僕は空で皆のことを見守っています。
死ぬことは、辛くないです。
元の世界でも、何度か未遂はしたことがあるからです。
この世界でも、虐めを受けましたが、支えてくれる仲間が沢山いたから、僕は幸せな思い出を作れたのです。
幸せな思い出を作ってくれてありがとう。
素敵なシナリオを一緒に作り上げてくれてありがとう。
きっとこの手紙を読んでるのは、エースとか、デュースとか、エペルとか、ジャックとか、オルトとかセベクでしょ。
そして、相棒のグリムもね。
グリムには申し訳ないことしたね。
グリムが大魔法士になるまで、見守ってあげられなくてごめんね。
みんな、みんな、
大好きだよ。
これからも、頑張ってね
僕がいない分も、最高のシナリオを作り上げてきてね
最後に、
また、来世で会おうね
by 監督生
✧…✧…✧…✧…✧
手紙を読み終えた時には、手は数えきれないほどの涙でぬれていた。
全員、泣き崩れていた。
俺も、泣かずにはいられなかった。
監督生が陰で苦労してたことも知らずに暮らしていたことが、何より悔しかった。
だが、こんなに、俺たちのことを思ってくれていたのは、少し、照れくささもあった。
嬉しいという感情が湧いてくる。
だが、もう監督生はいないという事実に叩き潰された。
「うわぁぁぁん!!!がんどぐぜいざんっっ!!!いやだぁぁぁ!!!」
「こんなのって……、ありかよ……」
「監督生…、嘘だろ…嘘だと言ってくれよ…、。」
「なんだろう、こんな感情は、…初めてだ。なんだろう…っ、すごく…胸が……苦しい……よ……!」
「監督生!!!何故一人で亡くなった、何故僕たちに相談しなかった…!!僕達は、いつだって、味方だというのに…」
「オレ様……オレ様…………子分っっ!!!!!……大魔法士は、子分なしじゃあ…なれないんだゾ…」
泣き叫ぶ皆の姿に、辛すぎて足に力がはいらなくなってしまった。
そのまま、俺は地面に膝から崩れ落ちた。
そして、いつまでも泣き続けた。
監督生に。
一人の異世界人に。
一人の、
最っ高の、親友に。
✧…END…✧