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「俺を襲って。大水くん」
自分でも何がしたいか分からない。思ったことを口に出しているだけだ。大水くんに襲ってほしい。俺の全てを盗んで欲しい。
「本当に言ってんの…?」
大水くんは動揺、と言うより悲しそうだった。
「うん。大水くんじゃないとやだ」
わかった。と頷く大水くん。その姿さえ目に焼き付けていた。机じゃ痛いだろうと言って床でナニかを行うらしい。床は木のくせにひんやりしていて緊張感を出させる。
大水くんは、青色のランドセルを下ろした、それにつられ俺も黒色のランドセルを床に下ろす。
大水くんの夏でも冷たい手が俺の首に触れた。首筋を撫でるように人差し指で俺の首を触る。撫でながら、甘い口ずけをした。前より、上手くなったキス。そして、舌を入れる。2人の舌が交わり合い、口を離す時糸が伸びた。息が上がる。大水くんは俺の服に触れ、服の下からお腹や腰を触る。
「岡本くんって意外と筋肉質なんだね。」
ふふ…と微笑む大水くん。そして大水くんの手は俺の胸の敏感なところに触れた。
「あっ…!」
思わず声が漏れたが、大水くんは微笑むだけだ。そんな大水くんを見ているのと触られている事が関係するのか、俺は勃起してしまった。
「あ、あの…お、大水くん…。ちょっと下、きつい…」
そう、訴えると、きついよね。今楽にさせてあげるから。と囁いた。
大水くんの左手は俺の胸に、口は俺の口に、右手は俺のズボンを下ろし、敏感なところを触る。そして上下に動かすのだ。
「あっ…!!!待って、大水…くん!!!、だめっ…!なんかくるよ…ッ!なんか、、、きも、気持ちの…!!!」
何かがゾクゾクと来るのを感じ、それが快感なことを知った。声が抑えられず、キスを中断し、自分の指を噛んだが、だめだって大水くんが指示する。この、手を上下に動かすことを1分くらい続けていくと
「ん…ッ!あぁぁぁ…っ!!」
足に痙攣?が走った。
足がビクビクし、つま先が伸びる。体がぐったりとし、顔が熱いことがわかった。大水くんが手の動きを止め、俺のあそこから出た白い液体を俺にみせ、
「これが、精子と言うものだよ。これと卵子がくっつく事で受精し、子供ができるんだ。」
そう説明すると、その精子を舐め、俺にキスをした。精子というものは決して甘いものでは無いなと学んだ。
「じゃあ、ちょっと失礼するよ。」
え?これから、何を…。そう考えているのも束の間、大水くんは俺のおしりにある穴に指を入れた。
「はぁ…ッ!」
「痛い?」
甘い声で聞かれた。が、正直に痛くない。と答えた。その後、大水くんは指を2本、3本と増やして言って、3本入った時。
「3本入れば十分だよ。」
と言い、ズボンを下ろした。そして、俺の穴に大水くんのを入れた。
「あぁん…ッ!!はぁっ…!!!」
ズボスボと音を立てて、俺の中に入っていく。
「大丈夫?痛くない?」
「うん…っ!大丈夫…ッ!」
痛くはない。けど、変な感じだった。
「じゃあ動くね。」
「え、?」
大水くんは腰を揺らし、顔を赤らめた。
「いやぁ…っ!!あぁんっ!!あっ…!あ…ッ!」
あの時見た先生と大水くんの姿を思い出し、大水くんから襲われていることが快感だった。すごく嬉しかった。
「あっっ…!」
大水くんから漏れた声は、可愛かった。そんな事を考えているとある事が気になって仕方ない。
「お、大水くん…ッ!お、音!やだぁ…」
ズボッ!という音がどうしても恥ずかしかったのだ。
「岡本くん、大丈夫だよ。こ…これはっ…岡本くんが感じてる…!証拠だからぁっ…」
感じてる証拠。大水くんので、俺が感じてる。俺が快感を感じてる。大水くんのもので…。
気持ちが良すぎて涙が溢れてきた。その涙を拭うように、大水くんは俺の涙を舌で受け取った。
誰もいない教室で一部が暖かい空間に包まれている。男子同士の喘ぎ声と共に、愛の告白さえも聞こえるだろう。
俺は、大水くんの匂い、顔、感触、全てを感じながら大水くんと共に、絶頂の快感に何度も包まれた。
「ごめん…岡本くん、中に出しちゃった。」
絶頂に包まれたあと、息を整えながら大水くんはそう語った。
「赤ちゃん、できちゃうの?」
大水くんから流れる汗を舐めながら、質問した。
「しないさ、男同士だしね。」
ふふ…と微笑む大水くん。
最後に口にキスをして、服に着替えた。
「大水くん。俺、大水くんのこと大好きだよ。」
だって大水くんは俺に知らなかったこといっぱい教えてくれた。実際に行動してくれた。気持ち良くしてくれた。俺は、大水くんの少し乱れた黒髪を大水くんの耳にかけながら、そう呟いた。
「僕も、岡本くん。大好きだよ。」
いつもの優しい笑顔でそう答える。
「大水くん。俺の初めてを奪ってくれてありがとう。愛してる。」
大水くんは、カーテンが風で揺れていて、ちらちら映る夕日色の瞳をこちらに向け、俺の肩に顎を乗せて、初めて見た無邪気な微笑みで
「ありがとう。君がいてくれて僕は楽しかった。愛してるよ。」
そう呟いて、俺の肩から重みが消える。夕日が彼を連れていったのだろうか。教室には俺1人床に座り込んでいる。
そう。彼は、この世のものではない。
だから、人を愛す資格がない。でも、こんな俺を愛してると言ってくれた。こんな俺を奪ってくれたのだ。最後の最後に涙を流し、彼の甘い匂いを思い出す。
さようなら。大水 清。別名、華麗な花。