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7 - 第7話「ロボロの手紙」

♥

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2023年12月30日

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7話「ロボロの手紙」

Z「メモ…?ノートか」

机の上には書きかけのノートが置いてあった。

Z「あいつ日記でも付けてんのか…?」

少しノートをめくってみる。

これは昨日の話のようだ。

○月‪✕‬日

今日は先生の所へ行って診察をした。

診察の後なんか先生に呼び止められた。

あん時の先生の顔すんごい深刻そうやったなぁ

そこで、俺の余命の話をされた。

短くて7ヶ月、長くて1年半なんやって。

死ぬことは小さい頃から分かっとったけどなんで今なんやろな

来年にはもう高3やで?後ちょっとで大人やのに

ごめんな、シャオロン。お前の分まで生きたかったのに。

大人にはなれなさそうやわ

他の奴にもなんも返せてないんになぁ

貰ってばっかりやなあいつらには。

俺が死んだら、このノートは遺書って事になるんやろか?

どうなんやろ笑

でも、遺書になるんやったらゾムに見て欲しいな

ゾム、まずは、ごめん。そして、ありがとう。

お前は俺の中で1番大切やった。

まぁシャオロンも1番なんやけど、あいつは家族みたいなもんやし、ちょっとちゃうかな。

こんな俺でも仲良くしてくれて、心配やってしてくれた。

今までの俺の人生にはそう言葉をかけてくれるのはシャオロンだけやったから、お前みたいなんがおって、すごい俺、救われたわ!

初めは適当に友達作ろ思っとったけど今はお前で良かったなって思うねん。

俺、お前の中で大切やったかな?

そうなら、すまん。

俺はもう長くないって。悲しいな。

俺、お前らともう一緒におれんのんやって。

でも、ゾムたちみたいなのに出会えて、俺幸せやったな。

最高の仲間で嬉しいわ!

これが、俺の言いたいこと。

死ぬならこんぐらいは書いとかなな?

ゾムたちの人生に少しでも俺という存在が残れることを願うわ。

これみて泣いてくれたら嬉しいで?笑

ごめん、これは無神経やな

さようなら。今まで、ありがとう。

ロボロ

最後の方は前が歪んで見えなかった。

何やこれ。

ロボロが死ぬ…?そんなん聞いてへんけど。

俺宛ての、遺書。

最後の方はほぼ手紙やった。

気になって他のところも見てみる。

引き出しには薬だらけ、棚には両親からの心配の手紙。

他には、病院の検査結果など。

難しい言葉ばかりだったが、手紙を見ただけで全てを悟る。

だが、両親の手紙にはロボロの余命のことは書かれていなかった。

まだ伝えられていないのだろう。

手紙では余裕そうだったが、言えていない所を見るに、まだロボロの気持ちが整理出来ていないからだろう。

俺が見てしまったことはロボロに伝えるべきやろか。

少しの間考えているといきなり背後の扉が開く。

Z「っ!!」

びっくりして振り向くと風呂上がり姿のロボロが驚いた顔で俺を見ている。

R「な…んで、お前がそれ持ってんの…?」

ロボロの指差す先はさっき読んだ1冊のノートだった。

Z「いや…えっと…」

R「…見たんか?」

Z「え?」

R「そのノートの中身、見たんか?」

Z「…見た。すまん、勝手に、」

R「いや!大丈夫、やで…そっか、見られた…

そもそも隠しとった俺が悪いんやし…」

謝る俺の言葉を遮り、隠していたことに頭を下げるロボロ。

ロボロ。

正直に言うと、なんで隠してたん?ってなるし、相談やってして欲しかった。

やけどお前は俺らに心配させん為に言わんかったんやろな。

今目の前にいるロボロの表情でわかる。

気まずそうに目を逸らす。

流石に俺も余命が分かってすぐ友達にバレたっていう状況やのに無理に話しかけようとはしない。

でも、手紙を読んだ時に伝えようと思った言葉も今じゃ喉を通らない。

R「…もう、後ちょっとやで」

Z「…?」

𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝♡500

てかこれまだ上げてないよね?大丈夫よな?頭バグりそうやわ

ていうか4話と5話♡少なくて泣く。

皆さん沢山押してって…でも手が辛いやろうしそれはそれであかんわ…

1回ずつでもいいんで押してね…!

あ、あと僕のリア友でTERRORやってる子がいるんですよね、しらくもやっけ、しろくもかどっちか忘れたけど多分今日か明日になんらかか投稿すると思うから皆様そちらのチェックもよろしくお願いします!

以上宣伝も終わりです🙆‍♀️

まだ、生きさせて。

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コメント

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初コメ失礼します この話大好きです!次回も楽しみにしています!無理せず頑張ってください!

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