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『二章 勇ましき愚者共のファイターズ』
俺はアリバイを聞きに行くことにした
秘「今ちょっといいか?」
兎「えっ!あっ…はい!」
秘「今日の21時ごろ何してた?」
兎「えっと…エソラちゃんと二人でミサンガを編んでました…」
秘「ミサンガ?」
兎「切れたら願いが叶うやつです…その…」
秘「?」
兎「ど、どうぞ!」
兎月はキラキラとしたミサンガを俺に手渡した
秘「…貰っていいのか?」
兎「はい…ハナビさんのために作ったので」
秘「ありがとう」
兎「…よ、よかったです」
そういうと顔を押さえながら走り去って行った
コトダマ→兎月千代のアリバイ
秘「…音成、21時ごろのアリバイってあるか?」
音「なんか嫌そうな顔だね、21時ごろは散歩してたよ」
秘「こんな時間に散歩?」
音「殺人に使うトリックを考えていたんだ」
秘「…嘘だよな」
音「さぁ?…そういえば、20時ごろに2番ビルに入っていく人を見かけたよ」
秘「誰が入って行ったんだ?」
音「蛇足だよ。コソコソと周りを見ながら挙動不審だったね」
秘「…そうか、ありがとう」
コトダマ→音成睡蓮のアリバイ
秘「吾郎、今日の20時ごろって何してたんだ?」
蛇「……部屋で寝ていました」
秘「…嘘だよな。睡蓮から聞いたぞ」
蛇「…バレてしまいましたか」
秘「何してたんだ?2番ビルで」
蛇「…ローラースケートの練習を…」
顔を真っ赤にして、吾郎はそう答えた
秘「……なんで?」
蛇「その…私って負けず嫌いなところがあって…こっそり練習して自慢しようかと」
まだ根に持ってたのか
それに意外と負けず嫌いなんだな
秘「そうだったのか、…他に人はいなかったか?」
蛇「紅葉さんに会いましたよ」
秘「美麗に!?」
蛇「はい、待ち合わせをしていると言っていました。どうやら剣の練習をするようで…」
なんでこんな時間に?
秘「…わかった。ありがとう」
コトダマ→蛇足吾郎のアリバイ
秘「…瑛美」
愛「………」
瑛美は美麗の死体をぼんやりと眺め続けていた
天「…今はほっといてやったほうがいいんじゃないか?」
秘「由鶴…」
天「コロシアイの状況下で1番信用している奴が殺されたんだ。落ち込むのも無理はない」
秘「…そう、だよな。」
天「アリバイを聞いて回ってるんだろ?」
秘「あぁ、由鶴にも聞こうと思ってたんだ」
天「21時ごろだよな、俺は1番ビルにいたぞ」
秘「なんで?」
天「お腹が空いちゃってさ。猪爪もいたな」
秘「そうなのか…」
天「それにしても猪爪ってすごいやつだよな」
秘「すごい?」
天「夜遅くまでコロシアイを生き抜く方法を探してたっぽくてさ」
天「ホワイトボードに字を書きすぎたせいで、フォークもまともに持ててなかったし」
もしかして俺たちが字を指摘したのを直してたせいじゃ…
秘「そうか…ありがとう」
コトダマ→天谷由鶴の証言
残りは瑛美を除けば飯田橋、瑞稀、勝吾、忍、エソラだな
聞きに行ってみよう