コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
『二章 勇ましき愚者共のファイターズ』
俺は勝吾にアリバイを聞くことにした
秘「勝吾、ちょっといいか?」
猪「あぁ、いいぞ」
秘「21時ごろ何してた?」
猪「食堂にいた。由鶴から聞かなかったか?」
秘「一応確認程度にな……夜遅くまでホワイトボードを書いてたのか」
猪「…指摘された漢字を直してたんだ。辞書をひきながら」
秘「…本当に申し訳ない。俺たちが言いすぎた」
猪「気にすんなよ。勉強になったし…しかも作戦も少し増えたんだ。裁判が終わったら見せてやる」
秘「ありがとう」
コトダマ→猪爪勝吾のアリバイ
秘「よし、次は…」
愛「秘田。」
秘「…瑛美?大丈夫か?」
愛「アンタはこの事件の犯人を絶対に当てられる?」
秘「…わからない」
愛「そっか…私の21時ごろのアリバイ、教えてあげる」
秘「いいのか?」
愛「うん、その代わり」
愛「死んでも当ててね。」
鋭い目つきで俺を見る。きっと犯人を外せば俺はモノクマに殺される前に、瑛美に殺されるのだろう
秘「…わかった。約束する」
愛「ならいいよ。私は19時まで紅葉と一緒にいた」
秘「そうなのか!」
愛「誰かと約束してるって言って、20時ごろに2番ビルに行ったの」
秘「誰と約束したかわかったりするか?」
愛「わかんない…だけど自分から誘ったって、言ってたよ」
自分から?なんで自分から誘う必要があるんだ?
秘「…ありがとう、絶対に犯人を当てるよ」
愛「ありがとう」
コトダマ→愛沢瑛美のアリバイ
羽「ただいま!」
秘「おう!おかえり!」
羽「なんと名探偵の助手である私がアリバイ聞いて来ちゃいました!」
羽「しかもついでに美麗ちゃんの部屋も調べたよ!」
秘「すごいな…ありがとう」
羽「まず飯田橋君のアリバイね、ずっと寝てたんだって!」
秘「…そうか」
羽「瑞稀君は1番ビル内のカラオケにいたみたい、オールでいる気だったらしいよ」
秘「本当に瑞稀は…」
羽「酷いよね!誘ってくれればよかったのに!」
そこかよ
羽「忍ちゃんはずっと部屋で起きてたらしいよ…リードで繋がれながら」
秘「え?リードで繋がれたまんま?」
羽「そうそう、可哀想だよね…」
睡蓮はどんだけ忍をこき使うんだ…
コトダマ→飯田橋のアリバイ、猫又忍のアリバイ、荒川瑞稀のアリバイ
羽「そうだ、美麗ちゃんの部屋を調べたんだけどさ…これ」
エソラはモノパッドを取り出した
それも叩き割られている
秘「これは…」
羽「動機ビデオだよね…?多分犯人が叩き割ったと思うの。」
秘「犯人の動機ビデオだったのか?」
羽「だと思う。復元できるか聞いてみたんだけど、無理だって」
つかなくなった動機ビデオ…一体誰のだろうか
コトダマ→叩き割られた動機ビデオ
秘「…まだ犯人に繋がる証拠が少ないな」
羽「だね…もうちょっと探してみよう!時間はあるはずだよ!」
その時だった
音「ラブラブしてる時に悪いけど、新しい証拠を見つけたよ」
天「あぁ、それで言いに来たんだが…」
秘「ラブラブ!?」
羽「あっ…いや、別に…」
天「悪いな、邪魔しちゃって…」
羽「…」
エソラは絶句している
そんなに俺とラブラブしていると勘違いされたのが嫌だったのか
秘「と、とりあいず、その証拠ってなんだ?」
音「まぁ黙ってついて来てよ」
そう言われ、俺は固まっているエソラを引っ張りながら睡蓮について行った