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#狂愛
柏木さくら
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臣桜
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90
気がつくと、ベッドの中にいた。
朝の光が、ホテルの部屋の窓からうっすらと差し込んでいる。
緑がふと横を見ると、陸斗が眠っている。
緑は焦って布団を捲った。
下着だけは身に付けている。
どうやってここに辿り着いたかは覚えていないが、確かにこの部屋で陸斗と抱き合い、貪るようにキスをしたのは うっすら記憶している。
陸斗が目を覚まし 緑に、
「おはよう」と言った。
「あ、私…」
「昨夜は…素敵だったよ」
(思ってた通り、緑はベッドでも極上だった。すっかりハマったよ。絶対、離したくない。)
陸斗はそう思った。
恥ずかしさで思わず俯く緑の背中を、陸斗は後ろから抱き締めた。
「まさか…こんなふうになるなんて…」
緑は動揺を隠せなかった。
「緑、って呼んでいい? ずっと…好きだったんだ。だから、遊びとかじゃないよ。
…緑は俺のこと、どう思ってる?」
「どうって…」
また この目。
透き通った、どこか憂いのある…
正直言って、陸斗のこの目がずっと頭から離れずにいた。どこにいても、何をしていても。
いつしか 陸斗に心を奪われていたのは確かだ。
「私も…」
言いかけた緑の唇を、陸斗は自分の唇で塞いだ。
そして2人はまた、シーツの波へと崩れ落ちた。
コメント
1件
ああ、読了しました。第18話、一気に2人の関係が深まりましたね。陸斗の「緑はベッドでも極上だった」という内心の台詞が、少し所有欲めいたものを感じさせて、この先の展開が気になります。緑の「この目がずっと頭から離れずにいた」という心理描写も、彼女が理性的な判断を超えて引き寄せられているのが伝わってきて、良い距離感の変化だなと思いました。