紅い日記

母に言われた。

寝てないの？…

昨日の事があって…

真哉さんのところに行く？、

うん…

少しお化粧しなさい…真哉さんにそんな顔見せたら…

分かってます…

私の部屋に持ってきた日記のシミ…これ何かしら？…

開けたら、血が滲みでた、

クラクラした。

華流？未だなの？…

開けた、

綺麗になったわね。

肌艶に口紅の赤が似合うって

母の後ろ向きになった時…

父の声が聴こえた…

ｷﾞｸｯ

あなた？どうしたの。

新城の息子が居なくなったって！…

えっ？

華流？まさか戻って来てないの？

行くわ…

一人で行くから！…

また運転手、守山さんの代わりに使った。

お嬢さんどうぞ

歩くからいらない…

中島さんを巻き込みたくない…

警察も、見えた…

矢沢さんのお宅ですか。

華流さんにお話しがあります…

来て頂けませんか…

私病院から出た真哉さんを…

あなた？…

新城宅で昔親達が殺戮があったよな？…

華流？聞いてるか…

一瞬化物に変化した…

お父さん？昔の事でしょ…

父の眼を観た。

そうだよな…

刑事さん？…

はい！…

それで今日のご用件は？

なんだったけ？…おい！帰るぞ…

私の頭に何かが潜んでる…

中島さん？新城宅に乗せてって。

かしこ参りました。

信号待ちで

私は何かに弾けた。

お嬢様？…

えっ！…

爪先で

中島の首が跳んだ！…

オーイ！！前の車～！

ガシャ！！

跳んだ！

なんだ…？

帽子被った運転手の頭が窓に潰れてた！…

どこの車だ！…

華流？…華流？

眼が覚めた。

真哉さん？…

お前日記持ち出したのか？…

私の部屋にある。

何故開いた！…魔物が潜んでる…

えっ…

ニュースを観たら

中島さんの惨殺遺体が車から見つかった…

私中島さんの運転でここに来ることになってた…

一緒に逝こ…華流…お前も、俺と一緒だ…

どうゆうこと…

俺はこの世の者じゃない…死んでる…

だから皆が寄りつかない…

親父と一緒、入り込んだ人間を殺したんだよ…

…ウッウッ。

私を殺したんだ？…

あけみ…

妹まで手をかけた…

私と婚約したのよね？…

闇の中から帰ってきた華流…

顔が変化した…

いゃあ～！！

車が入ってきた！

バタバタ！！

真哉が私を抱えて

消えた…

いないか？…

矢沢の娘までか…

強盗が入り込んで親子供まで殺戮された。

体を一部ずつ切り落とされてた…

バリバリ！…

もう崩れるな…

刑事さん…助けて…

ガラスに手形が見えた…

この娘まで死なせたくない…

この世の中物騒になったな。

亡霊が人間を破壊する…

刑事さん～！！

華流さんの顔が見えたぞ！…

空中で仰いでた！

離して！！

落としてもいいのか…即死に成りかねない…

私は真哉の婚約者よ！…真哉？…私を殺してもあなたはこの世の者じゃないなら人間の中に入れば良いことじゃなくて！！

華流…

はるはるの身体に入ればいいのか…

手を胸に当てた！…

あああ～！！

バリバリ！！

華流さんが

八つ裂きにされた！！

ボタッボタッボタッ

華奈～！！

えっ？…