私の名前は佐々木絵奈。東京に住んでいる女子高生。今日から夏休みで田舎のおばあちゃんの家に行くらしいけど、私はちっとも嬉しくない。なぜって……おばあちゃんの家は田舎すぎて面白いものが一つもないんだから!本当、どういうことよ⁈遊園地一つないだなんて……!しかも、親だって仕事ばかり気にしていて私の事なんかちっとも気にしていないじゃない! 悲しいような怒っているような難しい気持ち。私が色々と考えているうちに学校のチャイムが鳴った。そしたら担任の松村先生が、 「じゃ、今日の授業はここまでだ!夏休みを楽しんでこい!」と、言って教室を出て行った。はー、地獄の夏休みの始まりだ……(涙)私は絶望と共に教室を出た。今年は友達と沢山遊ぼうと思っていたのに。私はトボトボ家に帰り、ドアをガチャリと開けた。そこには私の家の玄関ではなく、不思議な木が沢山並んだ森があったのだ!ほら、木って普通は緑色でしょ?でもそれが違ったの。水色や桃色、虹色まであったの❗️私があぜんとしていたら誰かが飛び掛かってきて…⁈