次の日
学校で皆に声をかけた。
クラスの生徒会長の松木龍輝君に
隣のクラスの新屋陽君の事知ってる?…
「聞いてるよ…」
折鶴頼みたい。
「笑っ何で先に言わなかった?矢島、俺と陽親しいから」
え?…
「姉と妹弟いるから今折鶴600出来た。合わせたら1000以上あるだろ笑っ」
「ありがとう松木君」
友加里達も喜んでた
「「箱にいくつある?」」
隣のクラスの谷川君が顔出した。
「矢島さんこれどうする?」
「もう出来たの?」
「従姉の由美さんが保育園の保母してるから頼んだら」
「凄い~笑っありがとう谷川君」
「「「明後日行ける」」」
「三ヶ木先生が君達…」
新屋陽容態が良くない…
え?…
「代表として生徒会長の松木君、隣の久保清都と渡して来いよ」
「良いのですか…先生」
「笑っ授業始めるよ」
担任の三ヶ木先生の授業が始まった。
次の日、
久保清都君、松木龍輝が出向いた。
癌センターの入れ口に受付中には名前、
何処の学校の生徒か記入しなければならない。
「どなたのお見舞いですか?」
同級生の新屋陽君に会いに来ました。
ちょっと待っててください。
内線で呼びかけた。
宗方先生市立中学校の生徒がお見えになってますが…
案内してくれたまえ
びびってた。
癌もいろんな症状あるんだ…
谷川君…初めてか?
「最初来た時、新屋もまだ元気そうだったからな」
「松木?」
「陽が俺に話した。同じ人間でありながらなんで病気にかかるんだって嘆いてた…」
「この手紙」
「誰からのだ?」
「矢島千鶴から預かってきた渡して欲しいって」
「あの時のラブレターか?」
頷いた…
「初めて見た時から矢島千鶴に惹かれたっていう」
「彼女も成績は良い人だからな三山より生徒会長に推薦したかったよ…」
私語は謹んで欲しい
はい…
点滴だらけの腕…
陽…
ん…
眼を開けた…
「龍輝?…」
「隣の生徒を見たら谷川翔馬笑っ」
起きるな…
箱を開けた。
看護士を呼ぶ…
いや呼ぶな!
千羽鶴…
「綺麗…だなぁ」
「彼女、矢島千鶴に話したら彼女が進んで皆からの協力で作った」
「これは先生からの見舞、千鶴からの手紙だよ笑っ」
ありがとう…
開けても良いか…
帰ったら開けなよ…
泣くな陽…
抗生物質のお時間ですが…
まあ陽君
俺の同級生ですよ…
帰るか…
俺死なないからな!松木、谷川…
バカ…
谷川泣くな!
松木も泣くなって!
時間の問題か…見たか…痩せたよな…
二日後、
新屋陽が亡くなったって学校に連絡が入った…
黙祷をした皆が手を当て。
谷川が泣いた
私達の生徒会長の松木龍輝も泣いてた…
告別式にも皆が出たが通夜だけでもと私、父が上司の息子だからといって
教頭、校長も出席した。
新屋健一朗、奥方が顔を下げてた
兄の慎之助大学生がいたな。
これ陽の思ってた彼女の手紙…
矢島達也の子供か…
「千鶴?」
「私ラブレターもらったよ顔は知らなかったけど…」
クラスの生徒が私の顔を観た…
三山より大人っぽい顔をしてた。
私は前に出て、
「あなたの顔を知らなかった…ごめんなさい。クラスで私あまりにも皆と同じ共感をしてなかったから怖い人、おもしろい人、私からあまり話さなかったけど…人から好かれたのは初めてよ…陽君…よく見たら素敵な人だったのね」
顔を隠して泣いた…
矢島さんありがとうございます。陽が喜んでると思います…
「私に話してくれた好きな人に惹かれたって…子犬がいじめられてた子が矢島千鶴さんって言ってた。谷川があの娘優秀だって手紙にも書かれてました」
友加里達が
拍手した。
「恥ずかしいからやめなさい」
私達はこれで失礼いたします。
親子で
新屋健一朗が「親も礼儀良いから子の仕付けも良いな…」